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カテゴリ:きのこの文化誌・博物誌
下賀茂に用があって訪ねたという向日市のKさんから、懐かしい京の懐中しるこ たけの露のマツタケのみの詰め合わせをいただいた。きのこ初学の頃の80年代、きのこグッズを手当たりしだい集めていた折に見つけた京華堂利保の銘菓である。猛々しく成長することから<たけ>と名づけられたという竹の子の筍と木ノ子の松茸のセットで売られている。 京に田舎あり 春は筍 秋松茸 と、乙訓の筍、丹波松茸を愛でた銘菓のしるこである。30数年ぶりの出会いである。そのときはもったいなくてコレクションとして口にすることさえなかったしるこを今回はじめていただいた。それほど当時はきのこグッズは僅少であったのだ。 初恋の味に等しいほのかな甘さを湛えて私のきのこ狂いの日々を思い起こさせてくれた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年11月23日 08時50分07秒
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