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2022年03月21日
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 弘法大師が開いたという丹生官省符神社。高野山への数ある登り口の一つで町石道が続いている。

 丹生官省符神社境内から高野山を望む。

 ここではYさんの子供たちがニオイスミレを見つけて写メールしていた。列島にはスミレは100種以上生息しているがニオイスミレは僕にとっても久しぶりの出会い。

  高野山への180町石の第1番目の町石。この前あたりにニオイスミレが咲いていた。

 丹生官省符神社の長い石段を降ったところが官省符神社の神宮寺(いわゆる庶務全般をつかさどる寺)にあたる慈尊院。高野山を日帰りで往復してきたという登山客の姿も。

 慈尊院の
境内駐車場では登山者の駐車お控えくださいとの札が掲げられているくらい、日帰りで登る健脚の参詣者も数多いと見える。慈尊院から官省符神社へ通じる石段のとっつきに180町石道の起点に当たる町石がある。

 ​慈尊院表門​
 空海のお母さんが息子を慕い82才の高齢にもかかわらずこの地へ訪ねてきたので女人禁制の山であることからここにとどめて遥拝していただくことにしたといい、女人高野として名高い。
 空海は山上から月に九度、かかさず母親を訪ねてこられたことからこのあたりの町名も九度山と呼ばれるようになったとか。そしてここで母上はお亡くなりになったという。


 紀の川河口付近のイタキソ神社でも出会った大きな梛の木(町指定文化財)がうすづく日の中にひときわ高くそびえていた。

 本堂のご本尊は、弥勒(マイトレーヤー)。秘仏で21年に1度ご開帳とか。白檀の線香を買い求めてしばし寺僧と面談。本堂脇には女人高野にふさわしい願い事の数々や乳房型の絵馬が所狭しと並べられている。

 ​大師堂(写真上)と多宝塔(写真下)。​​

 かくして、丹生都姫神社の天野から紀北かつらぎの地を楽しみつくして、いよいよわが冊子と同名の高野の深層水「月のしずく」で知られる里の湯温泉へ旅の疲れをいやしにいく。終日梅の世界に没入し、それに鶯の声が重なり、まさに桃源郷を訪ねる旅だったのでさほどの疲れは感じなかったのだが、ここの湯はとてもやわらかい水質で私は過去2度ほど月のしずくの取材がてら訪ねており、とても気に入っている。
 神武東征の旅は、ここにきてようやく古事記・日本書紀の「神代記」の構造が透け始めてきたので、さらに足を伸ばして
紀州の熊野ではなく、出雲の熊野神社はぜひ訪ねておかねばならない。
 邪馬台国より早くヤポネシアの国家の体制づくりが完成し、大和朝廷も物部氏を介してそれをすべて取り入れた出雲の神政国家モデルこそが、次の課題となる。
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最終更新日  2022年03月21日 21時07分22秒
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