|
カテゴリ:きのこ通して地球を考える「月のしずく」
「月のしずく」も40号に至って、ようやく一般読者向けの内容を語れる時が来たようだ。きのこを通して見えてくる世界を形にしていく作業を各位に呼びかけるに際し、この小冊子では40巻をそのエピローグとして準備する必要があったという事だ。 いよいよ21世紀初頭よりスーパーきのこ時代への幕開けを準備したカルチャーマガジンMOOK版『きのこ』から16年の歳月(きのこ暦2期分)を費やしてようやく遅ればせながらその入り口に立ち得たことになる。 私は遅々とした歩みではあったが、すでに「音楽」と「文学」と「自然」を「きのこ」の博物史・芸術史としてシャッフルしつつ再構築してきた。いよいよ東洋のガラパゴス・日本からグローバル世界へと通ずる風変わりでシュールな人類史として統合化していく作業のみが残されることとなった。 その基礎資料が世界のきのこ切手だなんていささか漫画めくが、きわめて私は真面目である。 そんな自身の無能を全く省みぬ余りに無謀な課題ではあっても少しずつでも歩を進めていくしかない。 「月のしずく」は、そんな目には見えぬ未知なる軌道を大きく逸れぬための道しるべとなろう。 茶留さん、茶屋町一郎さん、新たに加わった村上学さん、米岡隆文さんら執筆陣と、これから新たに加わってくれるであろう作家さんたちをはじめとし、さらにきのこが大好きな読者に支えられて力尽きて半歩も前に進めなくなるその日まで歩き続けようと決意を新たにしている。 そんなスーパーきのこ時代の記念すべき最初の一歩がこの42号だと自負している。 そのメインの「きのこのイコノロジー 7 」では、ロシアのきのこ切手でお馴染みの19世紀のアーティスト、イワン・ヴィリービンから始めたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年11月06日 22時17分41秒
コメント(0) | コメントを書く
[きのこ通して地球を考える「月のしずく」] カテゴリの最新記事
|