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Toi toi toi !　指揮者直井大輔のBlog

[音楽] カテゴリの記事

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演奏会情報（2010年4～6月）

この先3ヶ月の、主な出演コンサートのご案内です。2010年4月18日（日）　ムジカ・パストラーレ　「カジュアル・コンサート2010」　　都筑区公会堂（神奈川県横浜市）　　14：00開演（13：15開場）　　　♪シベリウス／交響詩「フィンランディア」　　　♪グローフェ／組曲「グランド・キャニオン」から「豪雨」　　　♪ヨゼフ・シュトラウス／ワルツ「オーストリアの村つばめ」　　　　ほか2010年5月22日（土）　東京歯科大学創立120周年記念祝賀会2010年6月13日（日）　八千代交響楽団　第69回市民コンサート「ファミリー・クラシック・コンサート」　　八千代市市民会館大ホール（千葉県八千代市）　　14：00開演　　　♪ロッシーニ／歌劇「ウィリアム・テル」序曲　　　♪ラヴェル／亡き王女のためのパヴァーヌ　　　♪チャイコフスキー／幻想序曲「ロミオとジュリエット」　　　♪ドビュッシー／小組曲　　　♪ビゼー／カルメン第1・第2組曲（抜粋）2010年6月26日（土）　愛媛大学交響楽団　第55回定期演奏会　　松山市民会館大ホール（愛媛県松山市）　　18：30開演　　　♪ヴェルディ／歌劇「ナブッコ」序曲　　　♪グリーグ／「ペール・ギュント」第1組曲　　　♪ベートーヴェン／交響曲第7番

2010.04.01

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三線の日

３月４日は、三線（さんしん）の日。お手本のような語呂合わせですね（笑）ちなみに、３枚の板で出来た沖縄版カスタネット「三板（さんば）」の日もあります。そう！３月８日（笑）沖縄に初めて訪れたのは、２００８年９月。そして、半年後の２００９年２月には、「ついに」というか、「やはり」というか、滞在していた本部（もとぶ）で、三線を衝動買い（笑）このとき買ったのは、一般的に“人工皮”と呼ばれる、合成繊維にヘビ皮の柄がプリントされた楽器でした。ちなみに、ヘビ柄が沖縄本島の形をしています（笑）といっても、これもちゃんとした楽器で、ビーチや公園などの野外で演奏するときや、ワシントン条約により外国に持ち込めない場合などは、本皮の楽器ではなく、この人工皮の楽器が重宝します。その翌月、とある楽器屋さんで、琉球楽器の有名なお店が製作した、本皮＆黒檀の三線を発見！しばらく悩みましたが、やはり購入（笑）この楽器を製作した方、ご本人の所へ行って、去年７月に表の皮を張替え、今年２月に裏の皮を張替えてきました。今、もちろん自分の練習のためにもなりますが、どんどん弾きこんで、楽器も育てているところです。今までは、わりと沖縄ポップスの有名な曲を、ポロポロ弾きながら歌って楽しんでいたのですが、最近は、ちゃんと民謡を唄いながら弾けるようになりたいと思っていて、「かたみ節」「いちゅび小節」「テンヨー節」など、エイサーで使われるような民謡を練習しています。３月４日「三線の日」の沖縄では、時報に合わせて演奏するという「かぎやで風節」も、出来るようになりたいのですが、なかなか難しい。。。昨日、これまた半年以上行ってなかった、もう一軒の沖縄料理屋さんに久しぶりに伺うと、入口に一番近いカウンターの中で調理しているお兄さんが、「あっ！毎度！久しぶりっす！」覚えててくれました！ただ、いつも三線を弾いてくれたり、何度か一緒に弾いていただいたりしていた店員さんの姿がなく、聞いてみると、その方は去年の暮れに辞めてしまったとのことでした。食事をしながら、練習がてら三線を出して弾いていると、途中から店長さんが出勤してきました。カウンター席で三線を弾いている僕を見て、しばらくしてから、「前来てた頃よりもだいぶ上達してるね」おぉ！店長さんも覚えててくれた！三線を褒めてもらったことも嬉しかったですが、覚えていてくださってたことのほうがもっと嬉しかったです！それから沖縄のお話を聞いたり、民謡の歌詞の中で分からなかった発音の仕方を教えてもらったり、閉店時間までとても楽しく過ごしました。三線を弾いていると、その音だけでも癒されるし、他のお客さんとも会話が生まれたりして、なんだか心が温まります。三線っていいですね！今週末、有楽町で沖縄イベントがあるようなので、時間があったら見てこようと思います！

2010.03.02

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三輪田学園の第九

都内にある三輪田学園という高校で、先月第九をやりました。と言っても、オケや合唱団と一緒に訪問した公演ではなく、三輪田学園の生徒さんたちと演奏したのです！器楽クラブのコーチの先生が、第九の第４楽章を約１５分に抜粋して編曲してくださって、音楽選択の生徒さんたちの合唱は、女子高なので男声パートも全て女声で歌い、器楽クラブのメンバーによる合奏は、ピアノ、フルート、クラリネット、サックス、打楽器という編成で、今回のために編曲・編成された特別なスタイルの公演。というのも、会場が今年度をもってその歴史を閉じることになっている学園内の講堂で、「講堂さよなら記念コンサート」と題して催された公演なのでした。最初に練習に伺ったのが、去年の１１月。このときばかりは、大丈夫かな・・・と不安がよぎりましたが、次の１月の練習では、そんな不安が吹き飛びました！前回の練習で取り組んだ発声や発音ができるようになってきていて、雰囲気も、本番に向かう意気込みのような感じも出てきていました。あとは表情を徹底させることと、後半の速いテンポに追いつくことさえできれば・・・。口が回らなくちゃいけない箇所なので、毎日歌詞を早口言葉で練習することをお願いして、残るは、本番前日の練習のみ。練習が曲の後半に差し掛かると、問題の早口の箇所。おー！速いテンポにもしっかり食いついてきます！いくらか先に行っちゃうようなところもあるぐらい（笑）発声を注意しながら、中間の表情づけを繰り返し練習して、最後に一回通し。本番当日は、リハーサル無しでブッツケです。ステージに整列して、いよいよ演奏スタート！ものすごい一体感で合唱が入ってきます！今まで練習してきた以上の声が出てきて、これまでご指導くださった先生方の熱意が実を結び、そして何よりも、生徒のみんなの頑張りや気持ちが、この瞬間に集まった感じがしました。立派な新しい講堂が完成しても、どんどん世代が変わっても、きっと、この第九の演奏は三輪田学園の歴史に語り継がれていくと思います。皆さんのおかげで、それに相応しい演奏となったこと、大変光栄に思っています。そしてまたいつかどこかで、「第九」でご一緒できたら最高に嬉しいです！三輪田学園の皆さん、ありがとうございました。

2009.03.02

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一生忘れない「悲愴」

僕が芸大に入って間もない頃、ある非常勤講師の先生から、市民オーケストラのアシスタントのお話をいただきました。それが土浦交響楽団さんでした。途中で数年離れていた時期もありますが、最初にお邪魔したのは、ちょうど１０年前になります。団の規定では、指揮者との契約は２年で満了なので、色々な先生の下で２年ずつアシスタントとして携わることができ、たくさんの経験を積ませていただきました。一昨年、「直井さんに本番の指揮をお願いしたい」という大変光栄なお話があり、これまでの感謝の気持ちをお伝えしたい一心で取り組んだ２年間。そして、２００８年１１月３０日、契約最後の演奏会を迎えました。プログラムは、僕の大好きなチャイコフスキーの「悲愴」。この曲は、大好きというよりも、大切な作品だと言ったほうが当てはまるかもしれません。かねてから、チャイコフスキーの作品は感情的になりすぎないように注意しながら演奏してきました。それは、既に作品自体に様々な感情が込められているから。そのような作品に「上塗り」をするが如く、感情的に演奏してしまうことは、本来の、深いところにある感情が見えなくなってしまう気がするのです。今回の土響の皆さんとの「悲愴」も、そういうスタンスで取り組みました。しかし。。。演奏中に涙が溢れてきて。。。今まで、涙が溢れそうになったことはありましたが、今回のように本当に泣いてしまったのは初めてでした。。。第二楽章の中間部で、同じメロディを繰り返し演奏する箇所、メロディを弾くチェロに強奏をお願いしたところがあるのですが、こんなに切なく、苦しくて悲しいメロディを、チャイコフスキーはどんな気持ちで書いたのか、それを思うと、涙が止まらなかった。。。次の第三楽章でも、冷静ではいられなくなったチャイコフスキーの心情が、ついに錯乱し、爆発的なエネルギーで演奏される後半部分、チャイコフスキーらしからぬ分散的な音の並びで作られた主旋律が強く鳴り響く箇所で、彼の魂が握りつぶされそうになっているように思えて、おのずと涙が流れてきました。。。そして第四楽章。不思議と、ここでは非常に落ち着いていました。感情の上塗りをしてはいけないと強く思っていたからかもしれません。チャイコフスキーの残したものを、そのまま伝えたいと思っていました。沈んでいくように絶える最後の音は、ここから離れていくようでもあり、また逆に何かを残していくようでもあります。それは僕が決めることではないと思っています。このような大切な作品を、１０年間、僕を育ててくださった土浦交響楽団の皆さんと出来たこと、本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。カーテンコールで、皆さんと握手をしてまわったとき、皆さんの顔を見たら、今まで共に過ごしてきた年月が思い出されてきて、こらえきれなくなった涙が一気に噴き出し、止まらなくなってしまいました。「ありがとうございました」や「お世話になりました」が、最後のほうには、ほとんど声にならなくなっていました。本番のステージでこんな状態になったのは、初めての経験でした。ホテルの立食パーティ形式で催された打ち上げでは、本番で泣いてしまった分、落ち着いてご挨拶できたのですが、団長さんのスピーチの中で、「直井さんを本番の指揮者に迎えようという話が出たとき、実は運営委員で大変もめました。　本番の指揮をお願いするということ、　それは同時に、あと２年でお別れしなければならないことも決まってしまうからです」と、涙で声を詰まらせながら話してくださるのを聞いて、また涙が止まらなくなりました。本当に、何度お礼を言っても、言い尽くせないぐらい、土浦交響楽団の皆さんに感謝しています。僕の人生の中の、ひとつの節目、次の新たな節目に向かって、ポンと背中を押してくださったような気がしています。今回の「悲愴」、そして土響の皆さんと過ごした年月は、一生忘れません。今まで本当に、ありがとうございました！

2008.12.01

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松山、そして愛大響が大好きになりました

初共演の愛媛大学交響楽団さんとの本番。最初にお話をいただいたときは、「6月はオーケストラの基礎固めができるようなプログラム」という、団の方針を伺っていましたが、それ以上の素晴らしい成果を披露くださったと思います。ベートーヴェンの「エグモント」序曲では、緊張からか多少固さが見えていたものの、重厚で、なおかつ強い推進力のある演奏。メカニック的な楽譜上の完成度は、わりと早い段階からありました。練習の際に求めていたのは、「エネルギーの持続」「極限の緊張感」など。それら「内面」のことを織り交ぜながら、各パートに割り当てられたモチーフをつなげて一つのフレーズを作ることや、タイミングの捉え方といったアンサンブル面の強化を目指し、自分のパート譜だけの演奏にならないように練習してきました。当日のリハーサル中、トレーナーの先生方からも非常に効果的なアドバイスがあり、より一層劇的で、一体感のある「エグモント」序曲でした。続いて、モーツァルトの31番「パリ」。少し編成を小さくし、楽譜には書かれない当時の演奏習慣を取り入れての演奏。我々が手にしているのは当時の楽器とは違うので、当時の演奏習慣を取り入れたからといって、当時の再現をしようという考えはありません。忘れ去られた演奏習慣のほとんどは、楽譜には書かれないものであったり、現代の楽譜の読み方とは別の意味合いを持っていたりするため、現代の読み方でモーツァルト以前の時代の楽譜を読むことは、現代仮名読みで古典仮名遣いを発音することと似ています。極端な例ですが、和歌などで「てふてふ」は「ちょうちょう」と読むのに、そのまま「てふてふ」と読んでしまったら、作者が意図した音の響きではなくなってしまいます。当時と現代では楽譜の書かれ方も違うということを理解しなくてはなりません。現在でも賛否両論のある演奏スタイルではありますが、平面的な音楽ではなく、演劇などの舞台のような立体的な音楽を目指しました。知識として教えこむことは極力避けながらも、できるだけ把握して演奏できるように、「対話すること」を主軸に、リズムの作り方や響きのイメージを伝え、愛媛大学交響楽団の皆さんは、とても有機的な演奏をしてくれたと思います。対話をするということは、「相手」があるということです。モーツァルトの音楽は、この「対話」に満ち溢れていると思います。受け渡しは「呼びかけ」「問いかけ」「ちょっかい」、受け取りは、それらに対する反応。パート対パートで対話をしたり、フレーズ対フレーズで対話をしているように思います。この対話を繰り広げて、「共感」や「共鳴」「共有」を迎えます。ただ、40番や41番といった作品になると、違う境地に達している感がありますが・・・。アンサンブルの基本でもある「対話」。これは感性を使ってやらないと、わざとらしく作りこんだ結果になってしまうこともあるのですが、音での対話、呼吸での対話、共鳴し合う一体感などがとても美しく響き合い、愛大響の皆さんと取り組んだモーツァルトは、本当にエキサイティングでした。休憩をはさんで、後半はドヴォルジャークの6番。音色に対する感覚を研ぎ澄ませて、自然の息吹や情景、心の内面の繊細さなど、スケールが大きく、深い表現を求めて練習してきました。同じピアノ（弱奏）、同じフォルテ（強奏）でも、箇所によって音色を使い分け、最大限の表現をしようと、できるだけイメージを共有できるように努めました。愛大響の皆さんは、心をいっぱい使って演奏してくださいました。本番の舞台では、指揮者としてではなく、同じ表現者の仲間として立てたことに、この上ない喜びを感じていました。あ、なんか文章が相当硬いですね（笑）一番言いたかったのは、すごくいいオケだったってことです！このような本番を迎えられたことは、本当に愛大響の皆さんのおかげです。生き生きとした素敵な演奏をしてくださり、打ち上げでみんながいい顔をしていたのが、本当に嬉しかった。また9月に再会できるのを、今から楽しみにしています！

2008.06.23

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本番回顧録

だいぶ過ぎてしまいましたが、まずは3月末の千葉少年少女オーケストラさんの本番。姉妹団体であるマクレーン・ユース・オーケストラ（アメリカ）を迎えてのジョイント・コンサートでした。僕が彼らと共演するのは、初めて千葉少年少女オーケストラの指揮台に立った2005年3月以来、今回で2度目になります。前回も同行していた、ヴァイオリニストであり指揮者のデボラさんとも再会し、懐かしさを感じました。リハーサル中、僕が英語で話す際に「えーっと」を連発してたらしく、マクレーンの子が「“えーっと”はどういう意味？」と、隣の人に聞いてたらしいです（笑）本番では、デボラさんにも数曲振っていただいて、日米のファンタジー映画音楽特集というプログラムは、大いに盛り上がりました。5月の土浦交響楽団さんは、シベリウスの交響曲第1番。スケールの大きな難曲を、感動的に演奏してくださいました。今回の共演で、僕はこの曲が大好きになりました！シューマンのチェロ協奏曲では、N響の桑田歩さんと共演。桑田さんのソロ、本当に素晴らしかった！アンコールの「鳥の歌」も、心を打たれました。次は11月にチャイコフスキー「悲愴」です。実は、芸大に入ってすぐにいただいたお仕事が、土浦交響楽団さんのアシスタントでした。間は数年抜けてたりしますが、大変長いお付き合いをさせていただいております。契約上、次の演奏会が最後の共演になるので、これまでの集大成となる演奏ができればと思っています。そして先週末は、佐倉フィルハーモニー管弦楽団さん。今回が初共演でしたが、とても熱のある演奏をしてくださいました。それぞれのセクションに魅力のあるサウンドを持っていて、特に低音には安定感がある、素敵なオーケストラでした。メカニック的に大変な箇所も、ちゃんと本番に間に合わせていただけて、さすが！余談ではありますが、ヴァイオリンのエキストラさんの中に、どこかで見たような方がいると思ってたら、僕がまだトロンボーンをやっていた頃に、よくエキストラで乗っていた、地元の市響ジュニア・オーケストラの元コンミスさん！確か、僕が高校生のときだったと思いますが、「白鳥の湖」でソロを弾かれてて、「素敵だな～」と思ってたのをよく覚えています。市響（シニア）の元コンマスの方が、2ndトップを弾いていたり、コンミスの方は、以前共演させていただいた船橋ジュニアオーケストラのトレーナーをしていて、また、その方の息子さんが芸大の後輩だったり！打ち上げでは、また共演の機会をいただけそうなお話も出て、大変光栄に思っています。これからも、一つひとつの本番、そして一回毎の練習に、全力で取り組んでいきたいと思います！

2008.06.17

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サクラサク

久しぶりに千葉少年少女オーケストラさんの練習に行ってきました。再来週が本番なのにもかかわらず、約２ヶ月ぶりの顔合わせになってしまい、申し訳なく思っています。。。僕が行けない間は、トレーナーの先生方が合奏をみてくださっていたり、団員さんたちが自主練習をしてくれてたりしました。本当にありがとうございます！本番が近づいてきて、賛助出演をお願いしている方々もご参加くださっている中、昨年中から大学受験のために休団してた子の姿もありました。無事に大学も決まったとのことで、よかった！おめでとう！他の団体の方からも、お嬢さんが大学に受かったとのお知らせをいただいたりして、僕もなんだか嬉しい気持ちになってきます☆

2008.03.09

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千葉吹さん

昨日２月１７日、千葉吹奏楽団さんの本番がありました。一昨年のクリスマスを振らせていただいて以来、今回が２度目の共演でした。この演奏会は、千葉吹の記念すべき２０回目の定期演奏会。神長一康さんの作品（この演奏会のために委嘱）で幕が開き、八木澤教司さんの２作品（これまでに委嘱）が続きます。神長さんと八木澤さんをステージに招いてのトークもあり、指揮台には僕のほかに、宇賀野剛史さん、八木澤さんが立ちました。プログラムは３部構成で、千葉吹に所縁のある作曲家の委嘱作品を集めた第１部、映画音楽で演出も楽しい第２部、そして、吹奏楽にアレンジされたベルリオーズの「幻想交響曲」から、第４、第５楽章を採り上げた第３部。僕は、第１部のオープニングと、第２、第３部を振らせていただきました。第２部では、ダース・ベイダーの扮装で指揮（笑）実はこれをやるの、３度目なんです。やるたびにバージョン・アップしていて、今回はライト・サーベルを持って登場！「それを指揮棒がわりに振ればいいのに」という声も多数ありましたが、かなりちゃんとした製品だったので重さもあり、断念（笑）神長さんと八木澤さんは、武蔵野音大の出身ということで、リハーサルの合間や楽屋などでお話をしていたら、共通の知り合いも多く、懐かしく思いました。お二人とも、吹奏楽の世界で著名な作曲家。宇賀野さんも素晴らしいお人柄で、千葉吹の皆さんとの信頼関係も強く、最後に演奏した幻想交響曲では、舞台裏で響く鐘のための影棒をお願いするには恐縮してしまうほど、端正で美しい指揮をなさる方でした。千葉吹を通して、皆さんとご一緒できたことをとても嬉しく思うとともに、同世代の活躍している姿に接し、大変刺激を受けました。そして、そんな方々から愛されている千葉吹奏楽団さん。僕もその仲間入りをさせていただけたことを、光栄に思っています。これからもよろしくお願いします！

2008.02.18

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楽しい本番

本日、ムジカ・パストラーレさんのカジュアルコンサートがありました。予備席を増やしても、入りきれないお客様がロビーにいらっしゃったとの報告もあり、嬉しい半面、主催およびオーケストラに代わって、お詫び申し上げます。たくさんのお客様に楽しんでいただけたことが、何よりも嬉しく思います。どうもありがとうございました！僕がムジカさんと出会ったのは、前々回のカジュアルコンサートでした。演奏の精度を高めていくことも、もちろん目標の一つではありますが、聴きに来てくださる方々に楽しんでいただき、演奏する側も楽しもうというコンセプトは、いつまでも持ち続けていけたらと思っています。余談ではありますが、リハーサル終了時に、防災に関しての注意事項が全員に伝えられました。地震が起こった際には、ステージ上が一番危険なので、すみやかにステージから離れること、という内容でした。実は以前、他のオーケストラのリハーサル中に、震度４の地震が発生したことがあります。僕は立っていたので、揺れには気付きませんでしたが、突然スタッフさんが、「いま地震がありました！ステージから降りてください！」と大声で呼びかけました。天井を見ると、グラグラと大きく揺れています。ホールの天井は、反響板の役割をする天井が吊ってあるので、万が一、ワイヤーが切れたり、ワイヤーのストッパーが外れたりしたら、数トンはあると思われる天井が落下する危険があるのです。全員客席に降りて、天井の揺れが収まるまで、リハーサルは中断。ステージに上がって大丈夫ですと言われるまで、結局３０分以上掛かったと記憶しています。その光景の恐ろしかったこと。。。ケータイのニュースサイトで地震情報を見てみると、新潟中越地方で震度６強と出ていました。地震はいつ起こるかわかりません。指示が出たら、すみやかに従い、そして、落ち着いて行動できるように、心構えをしておきたいですね。スタッフさんは、万が一のことにも備えてくださっています。我々が安全に、安心してステージに立てるのも、スタッフさんのおかげと言っても過言ではないと思います。会場に足を運んでくださる皆様、一緒にステージに乗る仲間たち、そして、公演を支えてくださるスタッフの皆さんに、心から感謝しています。

2008.01.19

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スタート

年末から年明けにかけて、新しいシーズンを迎えた団体がいくつかあります。１２月２３日にスタートした千葉マリンオーケストラさんは、７月に「シェヘラザード」をやります。年が明けて、土浦交響楽団さんと佐倉フィルハーモニー管弦楽団さんがスタート。土響は、シベリウスの交響曲第１番、佐倉フィルは、ブラームスの交響曲第４番をメインに据えています。そして、再来週に本番があるムジカ・パストラーレさん。今年は会場の都合から、年２回の公演が約３ヶ月ずつ前倒しという状況になり、昨年１０月の定期が終わってからも、ほとんど休みなく練習が続いています。再来週の本番が終わったら、すぐに７月の定期に向けての新シーズンを迎えることになりそうです。技術的には、できるだけ練習回数が多いほうがいいのですが、精神的には、少し休めたほうがいい場合もあります。本番が終わったら、うまくリセットして、途中で気持ちがスタミナ切れを起こさないよう、ペース配分を考えたいと思っています。

2008.01.09

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歴史を感じた２日間

先週末の土浦交響楽団さんとの本番。昨年、創立３０周年を迎えた、歴史のあるオーケストラです。前日の夜からステージでリハーサルをしました。リハーサル中、できるだけ客席から聴いて、響きをチェックするのですが、ホールによって、その響き方は様々です。土響さんは、もう何十年もこのホールで演奏されているので、事前に団員の方々から、響き方についての情報を耳打ちされていました（笑）客席で聴いてみると、皆さんから聞いていた情報のとおりで、バランスを修正したり、座る向きを調整したりして、そのホールに合った響かせ方を工夫します。もちろん、響きのチェックだけではなく、良い演奏をするための練習もしなくてはならなかったので、どんどん時間が過ぎてしまいます。ブラームスでは、とても重要なことを一つだけに絞り、客席から合図を出しながら、繰り返し練習しました。その重要なことというのは、企業秘密（笑）というほどのことでもありませんが。。。(^-^;大切なのは、「こうしたい」というのを客席まで届けるということでした。繰り返していくうちに、フレーズが生まれ、響きが安定してきました。翌日の本番が楽しみ！本番当日のリハーサルでは、集中の度合いも増していて、いい感じ♪風邪予防のため、外出する際に必ずつけているマスクを、リハーサルの休憩のときにもつけているのですが、団員さんから、「ビタミン摂って」とミカンの差し入れ♪嬉しいお気遣いをいただきました(^o^)本番は、皆さんの真剣な気持ちを強く感じながら、前回のチャイコフスキーの時とはまた違う、土響の魅力に感激していました。打ち上げの二次会にお邪魔すると、そこはこじんまりしたワインの美味しいお店でした。このお店で、ものすごいものを拝見しました。実はそのお店のマスターは、以前、都内の某有名ホテルにいらっしゃった方で、当時、来日された音楽家と一緒に撮られた写真が飾ってあったのです！カール・ベームご夫妻、そして若かりし頃のアシュケナージ！他にもたくさんサインが飾られていました！お話を伺うと、滞在中のお世話係を勤められたのだそうです。貴重なものを拝見し、皆さんとお話をしていると、しばらくして団長さんから「直井さん、そろそろ終電の・・・」と、、、はっ（￣□￣；）！！やばい！時計を見ると、駅までダッシュしても間に合うかどうか。。。急いでお店を出て、駅に向かいましたが、あと一歩のところで、終電がぁー・・・行っちゃいました（笑）ケータイで路線検索をすると、乗り換え駅まではまだ行けるようなので、ホームで待機。。。待機。。。待、、機。。。次の電車は、約５０分後でした（笑）乗り換え駅からタクシーに乗り、無事に帰宅。前日リハーサルから本番後の打ち上げまで、素敵なひとときを過ごすことができました。土響の皆さん、ありがとうございました！

2007.12.20

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ファミリー・コンサート

先週の９日、太田フィルハーモニー交響楽団さんとの本番がありました。今回の演奏会は、会場の都合で午後４時開演という、少しイレギュラーな公演で、実は午後２時までは、他の催し物でホールを使っていたため、当日リハーサルも、舞台ではなく練習室で行いました。「カレリア」の練習をしてたとき、熱い感情を込めながら演奏してくださってたのですが、ちょっと止めて、申し上げました。『気持ちの熱さはものすごく感じますが、それを、寒い国の音でやりましょう』演奏を再開すると、一発で音色が変わり、控えめで透明な響きになって、しかもその中に「強いまなざし」があるかのような、感動的な音が出てきたのです。すごいオケだ！こういう精神的な部分を「音」に表せることができるのは、皆さんが心で演奏してくださっているからだと思います！技術面や、オケの機能的な面は、まだまだ改善していく余地があるものの、こういうことこそ、人の心をつかみ、人の心を打つんです！午後２時をまわって、ようやく舞台セッティングが始まりました。照明関係やナレーションのマイク・テスト、タイミングの確認など、そして、少しでも会場での響きを確認する時間を作るため、皆さん協力し合いながら、大急ぎでセッティングをしてくださいました。演奏面だけではなく、準備や運営でも一緒に力を合わせて取り組めることは、本当に素晴らしいことです。演奏会が無事に本番を迎えられるのは、皆さん一人ひとりのおかげだと思っています。ありがとうございました。この日のメインは、「くるみ割り人形」を全曲からの抜粋にして、ナレーションを交えながら、ストーリーとして演奏するもの。団長さんと演奏会実行委員長さんが素敵な台本を作ってくださり、僕もアイデアを少し出させていただきながら、聴いてる方がイメージを膨らませやすいように、準備してきました。打ち上げでは、いつも会場の皆さんが書いてくださったアンケートに必ず目を通します。くるみ割り人形ってこういうお話だったんですね、と書いてくださった方もいて、組曲版だけではなかなか見えにくいストーリーが少しでも伝わったことが、とても嬉しく思いました。また、少し行きにくい会場だったにも関わらず、都内や千葉などからもお越しいただいた方もいて、感激しました。一部の団員さんにもお話したのですが、音楽の前では誰もが平等で、一緒に舞台に乗る皆さんとも、手伝ってくださるスタッフの皆さんとも、そして会場に来てくださる皆さんとも、みんな音楽で結ばれた仲間だと思っています。本当にありがとうございました！

2007.12.12

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かわいい贈り物

先日、ムジカ・パストラーレさんの練習に行ったときのこと。小学校の教員をされている団員さんから、「うちの生徒が書きました。差し上げますね」と、作文をいただきました。そこには、１０月２１日のムジカ・パストラーレ定期演奏会を聴いた感想文が書かれていて、指揮者の動きも、しっかり観察してくれていました。とても嬉しかったです！りるちゃん、あかりちゃん、どうもありがとう！

2007.11.28

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ここからが始まり

２１日（日）、ムジカ・パストラーレさんの本番がありました。これまで、わりと軽めの短い曲で構成された「カジュアル・コンサート」に、２度ほど客演させていただいておりましたが、今回は「定期演奏会」で、しかも今後も常任指揮者としてご一緒させていただくことになった、初回のステージでもありました。今回のプログラムは、シューベルト、ベートーヴェン、ブラームスという、ドイツ・オーストリアの作品で固められ、オケの配置も古典的な両翼配置にしました。団員の皆さんは普段と違う配置にしばらく慣れない様子でしたが(^-^;約半年間、練習が進むにつれて、要求も厳しくしたり、妥協しない雰囲気を出したり、これまでご一緒したカジュアル・コンサートとは違った姿勢を見せてきました。そのせいか、後半少し萎縮してしまった様子も見受けられました。。。それでもムジカの皆さんは、踏ん張って練習に取り組んでくださり、本番のステージでは思いっきり演奏していただけたように思います。年明けすぐに、次回の「カジュアル・コンサート」がありますので、今度は少しリラックスして、楽しくアンサンブルができるようにしたいと思っています。「これぞ、ムジカの真骨頂！」というようなものが打ち出せるぐらいになりたい、と、今回の演奏会を通じて、情熱を新たにしました。ムジカの皆さん、お疲れさまでした！そして、今後ともよろしくお願い致します♪

2007.10.24

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あったかい仲間たち

先週の土曜日、千葉大医学部いのはな音楽部さんの定期演奏会がありました。毎年９月に行われている定期演奏会は、幹部の学年が引退を迎える、節目となる演奏会です。４ヶ月の間、お互いに力を合わせながら、定期演奏会へ向けて、練習を重ねてきた部員さんたち。この本番にかけるそれぞれの思いが、舞台の上で一つになります。演奏が終わって舞台袖に下がると、様々な思いがあふれ出して、泣きくずれる姿がたくさんありました。演奏していたメンバーだけではなく、降り番（曲によって出番の無いメンバー）の皆さんも、演奏している仲間たちと同じ気持ちになって、舞台袖や客席から、涙を流しながら見守っていました。打ち上げでは、幹部一人ひとりからも言葉があり、会場はたくさんの涙と素敵な笑顔に包まれていました。そして、部員の皆さんから思わぬプレゼントをいただきました！　一人ずつ書いてくださったメッセージカードのアルバムです☆本当にあったかい気持ちで満たされました。いのはな音楽部の皆さん、ありがとうございました！

2007.09.11

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キング・オブ・ハイC

テノール歌手のルチアーノ・パヴァロッティさんが亡くなったそうです。享年７１。真っ白なハンカチを手にしながら歌う姿、そしてあの力強い輝くような歌声。突き抜けるような高音が持ち味だったことから、キング・オブ・ハイCと呼ばれ、三大テノールの一人としても有名だったパヴァロッティさん。空の星が一つ消えてしまったような思いがします。謹んでご冥福をお祈りします。

2007.09.06

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おかげさまで

カウンターが５万突破目前。今これを書いている段階で、残り３２カウントなので、まもなく超えそうです(^o^)日曜日に千葉少年少女オーケストラさんの本番が終わり、昨日と今日はオフ！家で、ぐうたら過ごしています。洗濯物を片付けたり、DVDを観たり、たまに譜読みをしたり（笑）今週末には、千葉大医学部いのはな音楽部さんの本番と、土浦交響楽団さんの練習が始まるので、その準備もしっかりしなくちゃです。まずは腹ごしらえ☆ということで、昨日の晩ご飯は、山形から贈っていただいた米沢牛の味噌漬けステーキでした！これが、むちゃくちゃ美味しかった！！！ごちそうさまでした♪千葉少年少女オーケストラさんの今回のプログラムは、モーツァルト「魔笛」序曲、ピアノ協奏曲第２０番、グリーグ「ペール・ギュント」組曲より。「魔笛」は、大雑把に言えば、主人公タミーノが、様々な試練を乗り越えて「少年」から「青年」へと成長していく物語です。初コンサートマスターという大役を見事に務めてくれたKくんをはじめ、トレーナーの先生方やエキストラの皆さん、そして卒団生たちに支えられながら、これまで練習してきた成果を発揮すべく、団員の子たちは、力と心を合わせて頑張りました。コンチェルトで、当日のリハーサルでも苦労した箇所が、本番ではピタっと合うなど、嬉しい瞬間が何度もありました。半年間の練習、そして合宿を通して成長してきた子供たち。その姿を「魔笛」の主人公にダブらせながら、成長していく様子に感動し、喜びを抱いて、僕は本番のステージに立ちました。そんな子供たちは、きっとこれからも成長し続けることと思います。今後が楽しみになる本番でした☆

2007.09.04

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志賀高原

志賀高原での合宿から帰ってきました。昼間でも２５度前後、夜は１５度ぐらいまで気温が下がります。これでも例年より暑いそうです。星空が本当に綺麗で、天の川も見えて、いくつか流れ星まで見ることもできました☆ジュニア・オーケストラの合宿で３泊４日の日程、朝９時～夜９時まで、ほとんど練習漬けのスケジュールでしたが、子供たちの頑張りは、本当に感動的。できなかった箇所がいくつもできるようになったり、難しい箇所でもあきらめることなく、練習に取り組んでくれたり、疲れている中でも真剣に音楽と向き合う姿勢を見せてくれたり♪生活面では大きい子がちゃんと小さい子の面倒を見ていて、集団生活としてやらなくてはいけないことを、きちんと教えていました。音楽上でも、精神的にも、きっと何かを掴んでくれた合宿だったのではないかと思います。こんな素敵な団体なのですが、ここ数年、団員数の減少に悩んでいます。現団員たちの頑張りが、決して無駄ではないことを証明するためにも、そして、共に頑張る仲間を見つけられた喜びを知ってもらうためにも、もっと団員が増えてほしいと思っています。

2007.08.22

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合宿の季節

岩井海岸での合宿から昨日戻ってきて、明日からは志賀高原で別の団体の合宿が始まります。岩井もお天気だったので、志賀高原もいい天気だといいな☆

2007.08.17

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「悲愴」

昨日、千葉マリンオーケストラさんの本番がありました。詳しい感想は、また後日書きたいと思いますが、今回のチャイコフスキー「悲愴」の演奏について、先に触れておきます。チャイコフスキー最後の交響曲である「悲愴」は、彼の死に深く関連しています。特に終楽章の最後は、深く沈んでいくように消えていきます。チャイコフスキーの死は決して安らかなものではなかったと思います。その死因には、病気説と自殺説があるのですが、有名なエピソードで、「コレラで死んだとされる彼の亡き骸に、葬儀の参列者たちがキスをしていた」というのがあります。もし本当にコレラで亡くなったとしたら、遺体に触れた人にも感染してしまいます。ソヴィエト時代のペレストロイカによって、それまで隠蔽されてきた様々な情報が公開され、チャイコフスキーが同性愛者だったことも、既に広く知れ渡るようになりました。当時、まだ同性愛が重大なスキャンダルであり、国家を代表する作曲家が同性愛者であるという事実を知った当局は、「国の体裁を汚す」として、彼に対し、暗に服毒自殺を促しました。この「悲愴」は、生と死の葛藤の中で作曲され、彼自身が指揮をした初演の９日後、彼は人生の幕を閉じました。葬儀後に「悲愴」が再演されたときには、演奏のあと、拍手ではなく、すすり泣く声が会場を包んだそうです。「死」を前提にした作品であることには変わりありませんが、チャイコフスキーにとって、到底受け入れることはできなかった「死」でありながら、それを選ばざるをえなかったことを考えると、僕は「生きたい！」という内なる叫びを表現するべきだと思っています。小学校の頃から一緒に吹奏楽をやっていた友人が、昨日の本番を聴きに来てくれていました。その友人も数ヶ月前、別の団体で「悲愴」を演奏したとのことで、曲を理解した上で今回の演奏を聴いたことと思います。本番終了後、舞台袖に駆けつけてくれて、「今日の解釈って、まだ生き続けたい！ってことだよね？　聴いててボロボロ涙が出てきたよ」と言ってくれました。伝えたかったことを、こうして受け取ってもらえたことは、どんな賛辞よりも嬉しかった。このときの会話は一生忘れないと思います。

2007.07.17

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各方面から・・・

ブログ更新の催促をいただいております（笑）約１ヶ月半ぶりかな。。。６月は、葛飾フィルさんと土浦響さんの本番がありましたが、そのことはまた時間のあるときに書きたいと思いますm(_ _)mここのところ、またネットショッピングしまくってます。ストレスからなんでしょうか。。。主にサッカーウェアやサッカーグッズなんですけどね(^-^;欲しいのに、どこのお店でも売り切れているのが、UEFAチャンピオンズ・リーグ2005-2006シーズンの、リバプール【GERRARD 8】のマーキング入りユニフォーム☆右袖には、前年チャンピオンを示すバッヂが取り付けられています。どっかに売ってないかなーちなみに今日は千葉大いのはな音楽部さんの練習だったのですが、入手し立てのバルセロナの来シーズンのアウェイ・ユニフォーム（水色）を着ました！現地でも７月１日に販売開始されたばかりなのに、こんなに早く日本でも手に入るとは！練習のほうは、会場の暑さに負けたのか、少々消極的な音なのが気に掛かります。譜読みは徐々に進みつつあるので、もったいない！ガツガツ弾くと、近い場所では強い音に聞こえますが、遠くまで響かせるには、楽器の鳴りや共鳴させることが必要です。力任せに演奏するのではなく、力まず、感覚を研ぎ澄まして、音の伸びを感じること。また、ロングトーンなどの練習のときにしっかりと鳴らさないと、「鳴らない楽器」になってしまいます。楽器を育てる気持ちで、鳴らす練習をしましょう。まだまだ時間はあるので、焦らずに音と向き合って、豊かな響き、彩のある音色、充実した音楽を目指して、一緒に頑張りましょう！

2007.07.06

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久しぶりの・・・

しばらく音楽の話題をしていませんでしたネ。。。(^-^;数年前の小雨が舞う11月のある日曜日。早起きしてシャワーを浴び、スーツを着込んで出掛ける準備。朝食は優雅に（笑）ゆっくりと時間を掛けます。数え切れないほど種類の豊富なパンは、どれも美味しい！チーズや料理、デザート類から飲み物まで、口に合わないものはありません！レストランで顔を合わせた他の宿泊客ともご挨拶。　『グリュス・ゴット！』ここはウィーンのホテル。今日は王宮礼拝堂のミサに参列します。と言っても僕はクリスチャンではなく、かの有名なウィーン少年合唱団の声を聴くため。この礼拝堂は、もともとハプスブルク家のもので、我々の感覚で言うと、家庭にある仏壇のような存在。大きな教会のようなスペースではなく、こじんまりとしています。信者の方ももちろん参列されますが、世界中からウィーン少年合唱団のファンが集まるため、チケットを販売、しかも入手困難！当日券は「余ってる場合のみ」の販売で、付近にはダフ屋さんまで出ています。そのため、僕は日本を発つ前にチケットを購入しておきました。早めに現地に着いたので、しばらく周辺を散策していたとき、ある部屋の中から子供たちの発声練習が聴こえてきました！ウォーミング・アップなので、曲ではなく基礎練習をしています。それを聴いた印象は「いたって普通」。テクニックにこだわる感じでもなく、声も（朝だからか？）それほど響いていないように感じました。大きな期待と少しの不安を混じらせながら、いざ礼拝堂へ。平土間の、前から７列目ぐらい、やや下手側の席。周辺のお客さん同士、写真を撮ってもらったりしていて、なんだか観光地っぽい雰囲気（笑）しばらく経って司祭が入場し、ミサが始まります。何やら、ありがたそうなお言葉を発せられると、突然、頭上から音楽が降り注いできました！ウィーン少年合唱団と国立歌劇場の男声合唱団、国立歌劇場管弦楽団（一部）が、３階席で演奏しているのです。その演奏の、その声の、なんと素晴らしいこと。。。本当に魂が揺さぶられるようで、ジワジワと涙が出てきました。。。「天使の歌声と言われるのは、これなんだ」ＣＤやコンサート・ホールでは決してできない体験。まさしく、天から響いてくる声なのです。感動に包まれているうちに、１時間半ほどの厳かなミサが終わりました。最後にウィーン少年合唱団だけが祭壇に現れ、１曲だけアンコールのように歌ってくれたのは、恐らく観光客、もしくはファン向けのサービスだと思いますが、それが無かったとしても十分なほど、素晴らしい体験をしたと思います。出口付近にグッズ・ショップがあり、彼らのＣＤと、姪っ子たちへのお土産に制服を着たテディ・ベアを買いました。帰国してＣＤを聴いてみると、やはりＣＤはＣＤ。あれほどの感動はありませんでした。日曜日を含むスケジュールでウィーン旅行を計画される際、是非プランに加えてはみてはいかがでしょうか。お勧めいたします！

2007.05.04

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ロストロポーヴィチ逝去

また偉大な音楽家がこの世を去ってしまいました。享年８０。ちょうど一ヶ月前の3月27日が８０歳の誕生日だったそうです。ロストロポーヴィチ氏は、芸術家の自由を守る活動家でもありました。記事によると、『70年、社会主義を批判したノーベル賞作家ソルジェニーツェンを擁護したことから、クレムリンのソ連首脳部より“反体制派”と見なされる。妻と娘2人とともに74年、ソ連を出国しフランスへ亡命。4年後、ソ連の市民権を剥奪される。ゴルバチョフ政権下のペレストロイカで市民権を回復し、90年に祖国でコンサートを開いた。』その人生を描いたドキュメンタリー映画が現在公開されている最中、飛び込んできた訃報でした。。。ご冥福をお祈り致します。

2007.04.27

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合宿

今週末は土浦交響楽団さんの合宿です。コンチェルトのSoloist矢澤一彦さんとの初合わせもあり、楽しみです！社会人オーケストラの場合は、土日を使って合宿をする場合が多く、ジュニア団体や大学オーケストラなどは、春休み、夏休みなどの長期休暇期間に合宿をします。合宿の一番の目的は「集中練習」なので、「一日合宿」や「通い合宿」といった工夫をしている団体もあります。ジュニア団体の合宿では、僕はサッカーボールを持って参加（笑）音楽はどうしてもインドアばかりになってしまうので、少しは外で体を動かさないとネ！ボールを蹴ると、ストレス発散にもなるし(^o^;

2007.04.27

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誰のための学校？！

内容は一切書けませんが、人の足を引っ張るような人間が音楽をやり、教えている。。。本当に、本当に幻滅しました。「そういう世界だから」と言う人もいるでしょう。でも、こんな小さな世界で何やってんだか。。。

2007.04.18

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カジュアル・コンサート

４月１４日、横浜のムジカ・パストラーレさんとの本番。「カジュアル・コンサート」と題して、毎年テーマを決めて、演出を交えながら親しみやすい作品をお送りするコンサートです。今年のテーマは「世界の音をたずねて」で、ヨーロッパ各国やアメリカ、南米、アジアなどにちなんだ作品を集めました。オーケストラの皆さんも色々な民族衣装や扮装をしながら演奏し、僕もインディアンの格好で、客席で雄たけびをあげたり、走り回ったりしました（笑）ムジカ・パストラーレさんとは、去年のカジュアル・コンサートが初共演で、そのときのテーマは「宇宙」。ダース・ベイダーの格好で振ったのですが、２度目の共演となる今回も、どんな格好でやるのか実は楽しみにしていました（笑）あんまり調子に乗りすぎると、どんどんエスカレートしそうでコワイのですが、こういう企画、そんなにキライじゃないです（笑）客席の小さいお子さんたちにも喜んでもらえたみたいで、やった甲斐がありました！でも団長、次回からはセリフ少なめでお願いします。。。（笑）このムジカ・パストラーレさん、春の演奏会はこのような企画で楽しめるコンサートをやっていますが、秋の定期演奏会は、ガラリと雰囲気を変えて「演奏」一本で勝負（？）します。今年の秋はブラームスの交響曲第１番。定期演奏会には初登場になりますが、「常任という形で、オケを面倒みてほしい」という、大変光栄なお話をいただきました。メリハリのある活動が魅力のムジカ・パストラーレさんなので、それを最大限お伝えできるよう、オケの皆さんと力を合わせ、気を引き締めて取り組んでいきたいと思います！

2007.04.16

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一期一会

３月１７日に千葉少年少女オーケストラさん、そして先週末４月８日に船橋ジュニアオーケストラさんの本番がありました。団員の年齢制限を設けている楽団の年度末の公演ということで、「この演奏会で卒団します」というメンバーがそれぞれ５人ずつ、また、卒団する年齢ではないものの、進学や引越し（偶然にも同じ県へ）などで、退団してしまうメンバーもいました。どちらの本番も門出に相応しい盛りだくさんなプログラム。千葉少年少女オーケストラさんは、前半が木管、金管、弦楽のそれぞれのアンサンブルと弦楽四重奏、そして後半はシンフォニーを演奏するという構成で、オーケストラの各セクションにスポットをあてたあとに、それらが融合した全体合奏を聴いていただくというもの。船橋ジュニアオーケストラさんは、数々のシンフォニーから楽章を１つずつ抜粋し、それらを時代順に紹介していく構成で、オーケストラの編成や曲想の変遷を聴いていただくというもの。それぞれ視点は違いますが、オーケストラの魅力が詰まった内容で、団員さんたちも、やりがいのある演奏会だったのではないかと思います。近い地域で活動する両オーケストラは、以前、合同で演奏したこともあるそうです。卒団や退団するメンバーはもちろん、送り出す側の団員さんたち、数年前まで共に演奏してきたOBOGたち、オーケストラを通して様々なことをご指導されてきたトレーナーの先生方、楽団の運営などで活動を支えられてきた保護者の皆様にとっても、色々な想い出に思いを巡らせ、心に深く刻まれる演奏会。千葉少年少女オーケストラさんとは約２年半のお付き合い、船橋ジュニアオーケストラさんは今回が初共演でしたが、聴きに来てくださり、応援してくださる多くの皆様の心にも残る演奏をしようと、思いを一つにし、素晴らしい集中力で本番をつとめあげてくれたと思います。楽団の中での出会い、楽団と指揮者の出会い、そして会場でのお客様との出会い。「今このとき、この場所で、このメンバーで演奏できること」その喜びこそが『音楽する心』であり『アンサンブル』なのかもしれません。そして、新しいスタートを迎える両オーケストラ。千葉少年少女オーケストラさんとは今後も携わることになってるので、また秋の演奏会へ向けて一緒に頑張りましょう！船橋ジュニアオーケストラさんとも、また是非共演できたらと思っています！

2007.04.10

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ご無沙汰してます！

1ヶ月も空いてしまいました。。。先週末、2時間ほどの睡眠で午前中に横浜の団体、長距離移動のあと、夜に千葉の団体というスケジュールで、見事に風邪をひいてしまいました。。。フットサルも欠席という有り様(T_T)今日は午前、午後、夜と３つの団体をまわる予定ですが、なにやらインフルエンザの流行が始まったらしいので、気をつけます！皆さんも、うがい＆手洗い忘れずに☆

2007.02.04

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Aale

本番用のクツを買いました。ステージ衣装はフォーマルなので、普通はエナメルのクツを履くのですが、ちょっと変わったのを発見。ウナギの皮なのです（笑）エナメルほどピカピカはしていませんが、独特な光沢があります。ウナギと言えば、この前の第九で履かなくてヨカッタ！理由は・・・、合唱の皆さんならピンときますネ！（笑）

2006.12.14

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早すぎる御別れ

今日、お世話になった方のお通夜がありました。僕がまだトロンボーンで音大に通っている頃、エキストラに呼んでいただいたジュニアオーケストラで、ヴァイオリンのトレーナーをなさっていた方です。指揮を初めて習った師匠が、そのオーケストラを振っていて、トロンボーンで乗らせていただいたことが、弟子入りするきっかけなのです。師匠とは何十年も一緒にお仕事をされてきた方だそうで、僕が指揮を習い始めてからも、ジュニアオーケストラの本番などを聴きに行って顔を出すと、よく声を掛けてくださったりしていました。今でもよく覚えているのが、まだ弟子入りしてない頃の演奏会の打ち上げの席で、師匠から「直井くんとは一度話してみたかったんです」と声を掛けられ、お二人に挟まれる席に座らせてくださり、真ん中でお二人の音楽話に混ぜていただいたこと。それが初めてちゃんとお話させていただいた時だったと記憶しています。享年４８。まだ若すぎます。残念で仕方ありません。。。

2006.12.11

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ダースベイダーの格好で振ったこともあります（笑）

明日の本番はクリスマスコンサート。サンタクロースのコスチュームを着ることになったのですが、ふと、「クツはどんなの履いてたっけ・・・」本番の衣装ならエナメルの黒い靴なのですが、サンタの衣装だったらブーツのほうがいいのかな？両方もっていこ。。。(^_^;

2006.12.09

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皆さんに感謝！

第９回千葉市民による“第九”特別演奏会、無事に終了致しました！朝９時４５分からリハーサル開始。まずはオーケストラで第１～第３楽章を合わせます。全体的な流れは前日リハでやらせていただいたので、当日リハは各ポイントに絞って、フレーズや響きの作り方などを最終チェック。１１時半、ソリストの方々と合唱の皆さんがステージに上がり、第４楽章のリハーサルへと続きます。本番直前なので、ノドが疲れないように３割程度のパワーで最終確認。リハーサルの最後に少しだけスピーチをさせていただき、いざ本番へ！オーケストラは、ここまでご指導いただいてきたトレーナーの先生方や、卒団生、エキストラの皆さんのお力添えもあり、団員の子供たちも集中力を発揮して熱演！いよいよ合唱の出番です。「Freude！」で始まる歌声がホールに鳴り響くと、圧倒的なエネルギーに満たされていき、ソリストの皆さんの美しく力強い歌に導かれて、会場はまさしく喜びに包まれました。僕は、このステージに立てることが本当に嬉しく、皆さんとご一緒できた喜びを強く感じながら指揮していました。終演後に催されたレセプションでは、たくさんの温かいお言葉と力強いエールをいただき、胸がいっぱいになりました。その後、オーケストラの打ち上げにも顔を出してきましたが、４月から長丁場で取り組んできた第九、本当によく頑張ったと思います。みんながいい笑顔だったのが嬉しかった！本当に温かな気持ちで満たされた本番でした！最後になりましたが、出演者の皆様をはじめ、合唱練習でご指導いただいた先生方やピアニストの皆様、準備段階から各方面でご尽力くださり、この公演に携わられた全ての皆様、そしてご来場いただいたたくさんの皆様に、心から御礼申し上げます。ありがとうございました！

2006.12.04

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皆さんも気をつけて

久しぶりに風邪でダウンしました。普段からうがいや手洗いをして、気をつけてはいたのですが、かかるときはかかってしまうんですね。。。先週の中ごろから腰や足に筋肉痛的な痛みがあって、次第に鼻の奥とノドが痛くなり、日曜の夜、お仕事から帰ってきて、そのまま寝込んでしまいました。昨日（月曜）はオフだったので一日中ベッドでウンウンうなされていたのですが、今日は第九の合唱練習の日。近所に朝７時から診察してる医院があるので、早めに起きて行って来ました。お医者さんによると、「体中が痛いでしょ」「はい」「じゃ、口を大きく開けて～。声出してみましょう」「あーーーー・・・」「今度は服をガッと上げて、息を大きく吸って～」「スゥゥゥゥゥ・・・」「はい、はいて～」「ハァァァァァ・・・」「典型的な風邪ですね。いま別の風邪が流行ってるから、そっちもやるかもね」そんなワケにはいきません（笑）早いとこ体力回復しなければ！

2006.11.21

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リングのお守り

学生の頃、大スランプに陥ったことがあります。詳しいことは割愛しますが、大まかに言うと、音楽的に自分の進むべき方向を見失ったこと。悩んで周りが何も見えなくなり、やる気を起こせず、痛々しいほど塞ぎこんでいました。そのとき出会った作品が、バッハの「マタイ受難曲」。狂ったようにこの曲ばかりを勉強しました。タイトルからもお判りのように、キリスト教の新約聖書をテキストにした、バッハの大作であり、名作です。この作品に出会ったことで、キリスト教の教えや文化にも共感を覚え、閉ざした心が「マタイ受難曲」に触れてるときだけ、癒される気がしました。いや、気がしたのではなく、本当に癒されていたのです。そしてこの癒しが、何か光を与えてくれました。その光が僕の背中を押してくれて、一歩踏み出すことができたのです。このときの感覚は一生忘れることはないでしょう。また忘れてはいけないと思っています。クリスチャンではありませんが、僕の左手にはめたリングに十字が刻んであるのは、そういう意味なのです。

2006.11.11

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Honesty

洋楽をあまり聴かなかった僕がビリー・ジョエルの名前を最初に知ったのは、中学生のとき。「WE ARE THE WORLD」というチャリティ・ソング、アメリカの有名な歌手たちが参加した曲を聴いたのがキッカケでした。それから数年経った頃、ふとＣＤショップで目にとまったビリー・ジョエルのアルバム。その中に、聴きながら泣いてしまった曲がありました。『オネスティ』「誠実」という意味のタイトルで、とても切ない歌。この場では著作権の問題があるので、歌詞の原文は載せられませんが、大体の内容はこんな感じです。　優しさを求めるなら　探すのはそんなに難しくない　だが誠実さを探そうとするならば　盲目になったほうがましだ　誠実とはなんて虚しい言葉だ　誰もがあまりに不誠実だから　誠実なんて耳にすることはあまり無いが　それこそが君から欲しいものなのだ　何でも隠さずに話せば　同情してくれる人はいくらでも見つかる　でも可愛い顔で嘘をつく人はいらない　欲しいのは信じられる人だ

2006.11.10

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第九

日本では年末になるとあちこちでベートーヴェンの第九が演奏されます。始まりは、オーケストラ団員のボーナスのためと言われますが、すっかり定着した現在では、プロアマ問わず演奏されるようにもなりました。僕も今年「千葉市民による“第九”特別演奏会」を振らせていただきます。（公演のご案内は、千葉市音楽協会のページをご覧ください）http://chiba-onkyo.music-web.info/modules/information/第四楽章のメロディが『喜びの歌』として親しまれているベートーヴェンの交響曲第９番。長年の構想と様々な紆余曲折を経て作曲されていて、彼の作品の重要なコンセプトである「苦悩から歓喜へ」という概念の象徴的な作品でもあります。彼の人生が苦難に満ちたものだったことは有名ですが、作品に込められたテーマは、ハッピーエンド。辛酸をなめてきたからこそ迎えられる歓喜なのかもしれません。しかし第九で歌われているのは、全世界の人類に向けた熱いメッセージです。個人的なテーマだけで終わらせなかったベートーヴェンが、こう言ってるような気がします。『喜びとは一人で味わうものではなく、「分かち合うもの」だ』と。

2006.11.05

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若さあふれる歌声

先週の土曜日、とある中学校へ合唱コンクールの審査員をしに行きました。この中学校は毎年芸大と吹奏楽のジョイントコンサートを行っていて、吹奏楽部とは、もう６年ぐらいの付き合いになります。今回は、全校生徒によるクラス対抗の合唱コンクール。１年生から始まり、２年生、３年生へ、各クラス、課題曲と自由曲を歌います。この学校の特色なのか、時代がそうなのか分かりませんが、男子が声を出す！出す！僕が中学校の頃なんかは、男子は恥ずかしがってボソボソ歌うだけでしたが、彼らは胸を張って、口を大きく開けて歌うんです！かっこいい！歌いすぎて、男子の声しか聞こえないこともしばしば（笑）専門的に聴けば、「合唱」の美しさも求めたいところですが、テクニックに走って小さくまとまるよりも、荒っぽくてもダイナミックな歌声のほうが、心に響くこともあります。このエネルギーはこれからの後輩たちにも受け継いでいって欲しいと思います。チャンスがあったら、ゴスペルを手拍子しながら歌うのを聴いてみたい♪

2006.10.27

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10月スタート！

今年もあと３ヶ月ですネ！今週から来週にかけて、来年に向けた打ち合わせがいくつかあります。プログラムも大体決まってきていて、気合いが入ります☆楽しみ(^o^)

2006.10.01

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夏が過ぎ・・・

今年の夏は、オケや合唱の練習に合宿に本番にと、とても忙しく過ごさせていただきました。ブログの更新も滞ってしまい、コメントいただいた方々へのご返信もなかなかできず、大変申し訳ありません。。。今週末にある大学オケの本番を終えれば、少し一段落。ラストスパートです！でもすぐ次の週末には、市民オケの合宿が控えてますが。。。（笑）忙しいことはありがたいことですネ(^o^)

2006.09.05

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夏！

合宿の季節です(^-^)今年は２つの団体が、中１日あけて３泊４日の合宿を行います。ひとつは越後中里、もうひとつは志賀高原。「涼しそうな所でいいなぁ～」と言われますが、僕は汗かきなので、着替えをたくさん持っていきます（笑）練習着にしてるサッカー・ユニフォームや普段着のTシャツ類の数を見ると、「何日行くんだ。。。」って思うほど(^o^;もちろんサッカー・ボールも持って（笑）お天気だといいなぁ～♪

2006.08.12

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梅雨明けはまだかな～

「海の日」に催された千葉マリンオーケストラの定期演奏会。遠方からもたくさんのお客様がご来場してくださいました♪先月お世話になった東洋大学管弦楽団の皆さんや、小中学校時代の友人も来てくださって嬉しかった！また、来年４月にお世話になる船橋のジュニアオーケストラさんからも大きな花束をいただき、たくさんの皆さまからの温かいお気持ちを両手いっぱいに抱えて、翌朝帰路につきました。翌朝・・・そうです。翌朝まで打ち上げをしてました（笑）先月からずっと疲れが溜まっているせいか、今でもなんか調子が出ません。。。ブログも更新が滞ってしまってますネm(_ _)m明日からは10日間休み無し！気合いを入れ直して頑張ります！

2006.07.22

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海まで徒歩１分

先週末は千葉マリンオーケストラさんの合宿。千葉県内房の岩井海岸にある民宿で、１泊２日の集中練習です。土曜日の朝10時から合奏練習が始まるため、金曜の夜から宿泊する方もいますが、僕は土曜の朝７時頃に家を出て、約２時間半の電車の旅。市民オーケストラの合宿は練習が目的なのはもちろん、親睦を深めるという側面もあるので、夜まで練習したあとは、宴会で盛り上がります。ひそかに練習してきたアンサンブルやその場で組んだアンサンブルで演奏したり、時にはトレーナーが妙技を披露したりして、お酒を飲むだけじゃない楽しみがあるマリオケの宴会。その目玉は、ヴァイオリンの通称「芸人」さんのライブ！レパートリーは「サザエさ●」「太陽●ほえろ」「宇宙戦艦●マト」「だ●ご三兄弟」などなど、お馴染みの曲を、独自のアレンジとアクションで楽しませてくれます！今年の新曲は、プッチーニのオペラ「トゥーランドット」から「誰も寝てはならぬ」、いわゆる「イナバウアー」です（笑）最後のフェルマータでは背中を反らせて、期待を裏切らない芸人さん(^o^)皆さんも手拍子や掛け声で、ライブを盛り上げます。僕は一緒に歌いすぎて、声がかれてしまいました。。。（笑）そして朝まで笑いあり、語りあり、爆演CD視聴会あり、ワールドカップ観戦ありで、結局寝たのは、朝７時近くだったかな。。。翌朝の合奏、かれた声で「おはようございます」って挨拶したら、コンサートミストレス（女性コンサートマスター）から、「オカマみたいな声・・・（笑）」とツッコミが。。。（笑）今にもマブタが閉じそうな団員さんもチラホラいる中、なんとかテンションを上げながら合奏して、マリオケ合宿2006が無事に終わりました☆今年は砂浜に行かなかったのが少し心残りですが、楽しい合宿でした(^o^)皆さん、お疲れさまでした！

2006.06.26

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第１段階

毎年芸大のブラスと合同演奏会をしている、台東区のとある中学校の吹奏楽部。今日はコンクールに向けての練習に、新年度になってから初めてお邪魔してきました。みんなと会うのは３月以来だけど、少し見ない間にちょっぴり大きくなったような気がしました（笑）そして新入生の新入部員の子たちとも初対面☆今まで女子だけしかいなかったけど、ホルンに男子発見！（笑）「一人だけど、がんばれ♪」と声を掛けてから合奏スタート。まず「課題曲の始めに使われている調は何調？」とみんなに問いかけます。微妙な笑みを浮かべながら、考えています（笑）しばらくして正解が出たけど、こういう質問には即答できるぐらいになってほしい！初心者の新入生もいるので、少し調の説明をして、その調を使ってスケール練習。クラリネットのトップの子に、コンサートマスターの役割をさせて、コンサートマスターの合図で、出だしのタイミングや音の変わり目を揃える練習もしました。１回目。出だしがバラバラなのは一目瞭然。でもコンサートマスターに、「今の出だし、どうだった？自分の思ったタイミングでみんな出てくれた？」と聞きます。首を振って「えっと、バラバラで、思ってるよりちょっと遅かった」と答える彼女。呼吸を見せるように合図することを伝えて、もう一度。２回目。「どうだった？」首をかしげて「まだ合ってないかも・・・」と彼女。合図の出し方をもう一度教えて、みんなにもそれを感じるように注意して、もう一度。３回目。「今度はどう？」彼女もコクリとうなづきました。今度は、各パートのトップにも、コンサートマスターの合図を感じ取って、同時に合図させます。まだ合図の出し方がぎこちないせいもあって、完全には揃いませんが、こういうふうに、個人→パート→全体という図式の「組織」という感覚を作って、自分たちで判断力を持つことをやっていこうと思っています。長調と短調をそれぞれ練習したところで、課題曲をザッと通しました。顧問の先生が「まだゆっくり丁寧にやらせている段階です・・・」と言ってたので、テンポを遅めにとって、リズムやタイミングを確かめながら曲を進めていきました。通したあと、曲の最後の数小節を練習。楽譜に書いてある記号や言葉の意味を生徒たちに答えさせながら、その通りに演奏できているかを判断させます。クレッシェンドが書かれている位置や、スラーの付き方なども含めて、楽譜をきちんと読んで、自分の演奏に自分自身が納得できるまでやります！バランスの取り方は、耳が鍛えられてないと難しい面もあるので、どこを聞くとか、いまこのパートはこのぐらいの強さだからとか、ヒントを与えながら、意識のアンテナを広げるように仕向けます。「音楽は、やらされるものではなくて、やるもの」次第にそういう音がするようになってきたので、見込みありです☆今度は曲の最初に戻って、同様に考えさせながら練習を始めたとき、顧問の先生と教育実習生の男性が、音楽室に入ってきました。ん？どっかで見たことあるな～・・・と思いながら練習を続けて、しばらくたって時間切れ。実習生が挨拶に来てくれて、芸大コントラバス科の学生だと判明しました！職員室で顧問の先生に、今日の練習内容をご報告と今後の打合せをしたあと、３人で上野のお店に移動して晩ご飯。美味しい料理をご馳走になりながら、部活の話や教育実習の話をしていたら、結構遅い時間になってしまい、途中の駅からタクシーで帰ってきました。初老の運転手さんに、「そこの信号のところで止めてください」と言うと、だいぶ手前で料金メーターを止めてくださり、しかも端数の20円をオマケしてくれました！帰宅してパソコンでブログを開くと、占いの欄の金運絶好調＼(^o^)／

2006.06.20

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色々なことがありました「本番」

6月18日、所沢ミューズにて東洋大学管弦楽団さんの本番がありました。師匠の葬儀と重なってることは、皆さんの前では言いませんでしたが、このブログを読んでくださっている方は知ってたみたいですネ(^-^;前日の最終リハーサルのあと、すぐにお通夜へ向かう予定だったので、いつもはサッカーのユニフォームで振る僕が、黒いズボンに白いワイシャツ姿でリハーサルをしました。本番前に動揺が走るとよくないので、上着と黒いネクタイは隠していましたが、、、ちょっと違和感があったカナ？（笑）急遽、オーボエ・トレーナーの先生も駆けつけてくださり、僕もみんなも最後まで諦めない気持ちで、リハーサルに取り組みました。女王さんからは、気合いを入れるために「日本代表チップス」のプレゼント！食べるのがもったいなくて、まだ開けてません（笑）本当はその夜、所沢のホテルを取ってあったので、インスペクターのPちゃんさんたちと晩ご飯を食べて、途中まで帰り道が同じ女王さんと一緒に電車に乗る予定だったのですが、練習のあと、すぐにタクシーに乗って駅へ行き、師匠のお通夜へと向かいました。荷物と衣装を持っての移動はちょっと大変でしたが、団長リョウくんとインペクPちゃんが駅の中まで付き添ってくださり、本当に助かりました。お通夜から戻って、ホテルにチェックインできたのは夜11時近く。部屋に荷物を置いてから、再び駅前に出て遅い晩ご飯。シャワーで汗を流し、バスタブに浸かってゆっくりと体をほぐしたあとは、買ったばかりのノートパソコンを繋いでインターネットをしてみたり、テレビでワールドカップを観たり、師匠のことを考えたり、翌日の本番のことを考えたり。結局3時ごろまで起きてました。朝は7時半に目覚ましをセットして、体を起こすためのシャワー。しっかりと朝食をいただいて、出掛ける準備をします。10時にPちゃんが迎えに来てくださることになっていたので、それまでにチェックアウトを済ませ、ホテル入り口で待機。ほどなくして１台のタクシーが現れて、中にはPちゃんが乗っていました。荷物を積み込んで、会場の所沢ミューズへと向かいます。先月、マエストロ・フェドセーエフがモスクワ放送交響楽団を連れて来日したとき、この所沢ミューズでも公演があり、それ以来ずっと舞台に立つのを楽しみにしてきました。某プロオケのステージマネージャーさんを招聘しての今回の公演。美しいオケ配置もスムーズな段取りも「さすが！」と思いました。もちろんそれまで細部にわたって準備をしてきた、団内ステージマネージャーのアキラくんとショウヘイくんのおかげでもあります！リハーサルはプログラムの逆順でスタートです。もちろん練習着はサッカーのユニフォーム（笑）アンコール曲。テンポが変化しない曲なので、最初だけ振ったら客席に行って音を聴きます。いい音してます。ステージに戻って、響きとバランスをオケに伝えて少しだけ手直し。フランクの交響曲は、所々飛ばしながらポイントごとに練習。休憩をはさんでフォーレ「ペレアスとメリザンド」です。今回の曲目の中で、特にデリケートな表情を持つ作品なので、音色に注意しながらのリハーサル。「ホールも楽器の一つ」という意識で、弱奏でも響きを大切にすることをお願いしました。そしてベルリオーズ「ローマの謝肉祭」序曲。打楽器とのアンサンブルを確認して、リハーサルを終えました。最後に２つだけ、皆さんにお願いしました。「ホール」という楽器を響かせることと、今日このメンバーで出来る喜びを感じて演奏すること。そして隣同士、握手☆いよいよ本番です！ローマの謝肉祭は、冒頭部分で緊張のためかアブナいシーンがありましたが、コーラングレのアイザワさんの豊かな表情をもったソロに勇気づけられて、徐々にいつもどおりの生き生きとした演奏になり、最後は素晴らしいシンバルの音とともに、華やかに鳴り響きました！そして、難曲フォーレ。演奏の前に、ささやかでしたが個人的に師匠へ黙祷を捧げました。弦楽器の温かいサウンドで始まった１曲目は、音に情熱を感じました！ティンパニのリエちゃんの「ときめく心に愛の火が点く」フォルテピアノも完璧に決まりました！ソロを務めたゴローさんと女王さん、どちらも美しかった！２曲目、ちょっとテンポが安定しなかったけど、オーボエのサトルくんとファゴットのナナミちゃんが美しい音でのびのびと表現していました！３曲目はフルートのゴブリンのソロ。エキストラのハーピスト山崎さんのゆったりとした美しい伴奏に乗って、ゆるやかに、そして軽やかにゴブリンの音が舞います！コンマスの矢口メンとチェロのサユリちゃんが素晴らしいソロで絡み合い、最後もクラリネットの女王さんの美しいディミヌェンドとヴィオラが寄り添いました！そして４曲目、チェロとコントラバスの気持ちのこもったピチカートの響き。フルートとクラリネットが深いサウンドで、厳粛に歌います。練習で苦労した複付点のリズムですが、もう皆さんはただ正確に出来るだけでなく、ちゃんと表現をするところまで演奏できるようになっています！後半にあるトランペットのコーヘーくんのソロも、いい音で感動的でした！アンサンブルにはキズがあったものの、これだけの難曲をここまで演奏できたのは、皆さんの努力の賜物だと思います。表現することに情熱を傾けてくれたおかげです！メインのフランクも、フォーレとは違う難しさのある難曲。ホルンのリョウくんとフルートのPちゃんは、練習中から安定感のあるソロを聴かせてくれていましたが、本番では神がかり的な成功で、本当に素晴らしかった！コーラングレのアイザワさんのソロは、ここでも豊かな表現を聴かせてくれます！そしてクラリネットのマオくんとオーボエのユキエちゃんのソロも、本番では見事に決まりました！ティンパニのサオリちゃんの気持ちを乗せた音に導かれて、曲の終わりに向かってどんどん盛り上がり、輝かしい「笑顔の」サウンドが鳴り響きました！アンコールはベルリオーズの「ラコッツィ行進曲」。各パートが持ち味を発揮して、生き生きとした華やかな演奏でした！学生指揮のミヤギくんとナナミちゃんが、みんなを引っ張ってきてくれたからこそ、ここまでの演奏ができたんだと思っています。東洋大学管弦楽団の皆さんとご一緒できて、幸せな半年間でした。音楽を通して「仲間」になれたような気がします。本番の演奏は、素晴らしいところがたくさんありましたが、今後の課題もたくさん見えたと思います。難しい作品にチャレンジした今回の経験を、きっと次に活かしてくれると信じています。また一緒に音楽できる日を楽しみにしています！池袋に移動しての打ち上げでは、トレーナーの先生も駆けつけてくれて、たくさんの団員さんが言葉を交わしに来てくれました。やり遂げた達成感から、涙を流す方もいました。そしてそのお店には、スクリーンとプロジェクターが！（笑）ワールドカップ日本代表の試合を流してくれるとのこと！二次会もその場所なので、観ながら飲めるんだそうです！ただ、お店の予約は夜10時半までだったらしく、前半の途中でお店を出なくちゃいけないって。。。でもここからが、さすが東洋大オケ！お店と交渉をして、三次会も同じ場所でできることにしてくれました！やったー！（笑）観戦したあと、お店を移動して四次会へ。最後のほうはさすがに眠気に襲われグダグダになってしまいましたが、朝５時まで皆さんと楽しく過ごさせていただきました！いつも様々な面でサポートしてくれた東洋大オケ幹部の皆さん。普段の練習から温かい雰囲気で熱心に取り組み、演奏で応えてくれた団員の皆さん。オーケストラを支えて下さったエキストラの皆さんと、トレーナーの先生方。本当にありがとうございました！

2006.06.19

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色々なことがありました「師匠の他界」

はじめに、この度の件でたくさんの皆さまから、励ましの声や温かなお気遣いをいただきました。心より御礼申し上げます。6月15日午前1時03分、師匠の佐藤功太郎先生がお亡くなりになりました。まだ早すぎます。62歳になったばかりだったのに、本当に早すぎます。去年の夏に体調を崩されて入院。多忙なお仕事の影響もあったと思います。お見舞いに伺ったときは、だいぶお痩せになられていましたが、ご自身の病気や体のことを笑顔で話されていて、僕が帰るときもエレベーターのところまで見送りに来てくださいました。そこから闘病で入退院を繰り返しながら、演奏活動や芸大勤務を精力的に続けてきた先生。最後に再入院されるときのこと。6月1日の先生のお誕生日、現役の門下生たちとバーベキューをして過ごされた翌日、午前中に芸大で学生オーケストラの授業を振り、大阪へ移動してマーラー１番のリハーサル。日帰りで帰宅してから、食欲や元気がなくなり、奥様との結婚記念日に予定していた軽井沢への旅行も中止して、病院へ向かったそうです。最後にお会いしたのは、翌週の土曜日。「危険な状態」という連絡をいただき、東洋大オケの練習のあと病院へと急ぎました。病院の面会時間はもう過ぎていたのですが、消灯時間まで30分ほどお会いすることができました。先生はすでに昏睡状態で意識不明となられていましたが、手を握ればものすごく温かいし、奥様とお話をしながら、僕はずっと先生の足をさすっていました。数え切れないほどの舞台を踏んできた、その足。そしてオーケストラを巧みに操り、安定感のある見事な演奏を生み出してきた、その手。触れた瞬間、先生の大きな存在感を感じました。訃報が届いたのは、その数日後でした。芸大の先生や、指揮科の助手の方から連絡をいただきました。日曜日に執り行われた葬儀と告別式は、本番と重なっていて行けませんでしたが、前日の最終リハーサルを終えたあと、お通夜に飛んでいって、閉門時間の直前になんとか間に合うことができました。お焼香をさせていただき、奥様やお嬢さんたちにご挨拶申し上げて、最期は本当に安らかに永眠されたと伺いました。病室のベッドでお嬢さん４人が見守る中、奥様が顔を覗き込んだとき、先生は大きく息を２つついて、静かに息を引き取られたそうです。末のお嬢さんが二十歳になるのを見届けて、病室に家族全員が揃うのを待っていたかのようだったとのことでした。先生には本当にお世話になり、もし先生がいらっしゃらなかったら、今の僕は無かったと思います。芸大で学ぶ多くの門下生たちのほとんどは、受験の頃からご自宅でレッスンを受けていますが、僕は他の先生に習っていたので、先生に習い始めたのは芸大に入学してからでした。そういう意味では、他の弟子たちとは少し色が違うかもしれません。しかし、先生は他の生徒と分け隔てなく接してくださり、常に気にかけてくださっていました。僕が学生の頃、大スランプに陥ったことがあります。何も手につかなくて、先生にも何かとご迷惑をかけていたその時期は、精神的にとても不安定でした。ある日、先生が「少し話そう」と言ってご自宅に招いてくださいました。そんな精神状態だったので、僕のほうから話すことはほんの少しだったと記憶していますが、何気ない話から音楽についての話まで、一緒にゆっくりとコーヒーを飲みながら話す先生。奥様やお嬢さんたちを交えて昼食までいただき、そのときは、本当に先生の温かさが心に染み入りました。その頃の僕をよく知っている、指揮科助手の酒井さん。先生が僕を心配されていたこともよくご存知で、酒井さん自身も個人的に大変心配してくださり、いつも応援してくれていました。その後、僕が非常勤講師になったり演奏活動をするのを、自分のことのように喜んでくれていた酒井さんと、先生のお通夜で久しぶりにお会いしました。閉門の時間が迫っていたため、落ち着いてテキパキと指揮科の学生たちに指示を出していましたが、僕の姿を見るなり早足で歩み寄ってきて、「直井くん・・・」と、握手をしながら隅のほうへと手を引かれ、堰を切ったように大粒の涙を流し、大きな体を震わせて、「亡くなっちゃったよ！早すぎるよなぁ！」と、抱き合いながら二人で泣きじゃくりました。酒井さんと寛永寺を出るとき、「直井さんですか？」と声をかけてきた男性。彼とは初対面でしたが、指揮科の大学院に在籍している門下生の方でした。酒井さんは大学へ一度戻るとのことだったので、上野駅まで院生の彼とご一緒しました。「実は直井さんのことは先生からよく伺ってました」という彼。去年の夏過ぎ、僕が芸大附属高校オーケストラで、ストラヴィンスキー「火の鳥」をやっている頃、彼もレッスンで同じ曲を習っていたそうで、「附属で直井くんっていうのが振っているから、一度授業を見に行きなさい」と言われたとのこと。彼はちょうど大学院の授業と重なっていて、実際には見に来られなかったのですが、先生は「直井くんは綺麗な棒で、いい指揮をするから」と褒めてくださってたそうです。そんな風に認めてくださってたとは知りませんでした。改めて先生への感謝の気持ちを、強く、深く心に刻みながら、翌日本番がある会場の近くのホテルへと向かいました。佐藤功太郎先生、大変お疲れさまでした。そして、今まで本当にありがとうございました。先生、さようなら。

2006.06.19

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目が冴えてきた！

本番を終えて、次の演奏会に向けての練習がスタートした土浦交響楽団さん。今日はモーツァルト交響曲41番「ジュピター」、「フィガロの結婚」序曲の初合わせでした。今回まではアシスタントでお世話になっておりますので、練習レポートは、本振りでお世話になるとき（その次の演奏会）から始めたいと思います♪「フィガロ」の序曲、実は“四分の四拍子”で書かれています。つまり皆さんがよく聴くテンポよりも、半分ほどのスピード！かなり遅めなのがスコア上の表記なのです。原典版とされているベーレンライター社のスコアでは、これまで木管の速いパッセージに付けられていたスラーが取られていて、このことはテンポ設定に大きな意味を与えるかもしれません。さて！ワールドカップも３日目(^-^)先ほど、グループCのセルビア・モンテネグロvsオランダが終わりました！FWロッベンの活躍で、オランダが試合を支配☆ファンニステルローイの存在感が薄かったのは残念でしたが、０－１でオランダが勝利(^o^)観ていて楽しめる試合でした！「フィールドプレイヤー全員がクルクルとポジションを変えながら攻撃する」トータル・フットボールと呼ばれるこの理念は、オランダで生み出された戦術で、変幻自在に動き回るシステムに、世界中が驚かされました。現在でもオランダ国内では、サッカー教育の基本理念は「トータル・フットボール」で、子供たちは必ずこの戦術を叩き込まれるそうです。現地15時キックオフだったのですが、これは明日の日本の試合と同じ試合開始時間。かなり暑そうでした！相手はオージービーフで育ってきたオーストラリアです（笑）スタミナ負けしないように、雪国卵黄に●にくで対抗！(^o^;それにしても、皆さん名前が長いですね。。。（笑）今はグループD、メキシコvsイランが激闘中！僕もさっきまで睡魔と激闘していましたが、なんかピークを越えちゃいました♪（笑）

2006.06.11

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練習レポート

今回の東洋大学管弦楽団さんは、フランク交響曲の第２楽章、アンコール曲、ベルリオーズ「ローマの謝肉祭」、フォーレ「ペレアスとメリザンド」の「メリザンドの死」「前奏曲」の練習でした。フランクとフォーレは、もう一歩連携を良くしたいのと、音色への感覚をもっと敏感にしたい！各自の楽譜はもうほとんど読めていると思いますので、あとはできるだけ周りを意識することと、表現するのを恐れないこと。音が多少ズレても、多少汚くなっても、それが気持ちや魂が入ってのことならば、それでいいと思っています。表現を犠牲にして、整えることだけに満足するのだけは避けたい。その点、アンコール曲やベルリオーズなどの生き生きとした表現は、文句なし！テンポが速めで、タテのアンサンブルがメインになってる部分は心配ないのですが、ゆったりとした弱奏の箇所や、フォーレのような横の流れを捉える感覚は、きっと次回の演奏会のメイン曲でも課題になるところだと思うので、息や弓の使い方、耳を使って流れを感じる意識を、今回しっかりと作っておきましょう♪休憩中もそうですが、合奏終了後にも自主練習や合わせる練習に取り組んでる皆さんの姿を見ると、本当に真剣に音楽と向き合ってるんだなと感じます。毎回「おっ！うまくなってる！」と思わせてくれる東洋大オケ！本番が近づいて、緊張感が強くなってきましたが、焦るのはNG。。。自分を信じて、周りを信じて、一緒に音楽する喜びを分かち合いましょう！今日は恒例の飲み会をパスさせていただいて、都内の病院へ師匠のお見舞いに行きました。面会時間を過ぎてましたが、30分ほどお邪魔させていただき、奥様と消灯時間ギリギリまでお話をしてきました。学生時代、本当にご心配をかけっぱなしだった僕（笑）「今はいい子になってるけど、当時はどうなるかと思ったわよ。金髪になったりピアスしたり（笑）」と笑いながら話す奥様。。。いや、金髪は本当だけど、ピアスはしたことないですよぅ(^o^;そう伝えると、「あら、そうだったかしら？」って（笑）iモードでイングランドvsパラグアイの実況を読みながら帰ってきて、後半からは自宅のテレビで観戦！イングランドは攻める気をあまり感じないプレーばかりで、ちょっと消化不良な展開でした。。。でもそれは、今後１ヶ月続くハードな大会を見越しての戦い方だったのかもしれません。相手のオウンゴールでの１点だけだったのは寂しい気もしますが(>_

2006.06.10

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練習レポート

そもそも「これで気持ちよく勝って本番に臨もう！」と言われていたマルタ戦。結果は…１－０で勝ったものの、内容は…(T_T)ん～。。。すっごいポジティブに考えたとして、ドイツ戦で高まった他国の警戒心を取り払うために、「そんなに強くないですよ」的なアピール。。。そ、そうだよ！きっと。。。(T-T)笑さて！気分を変えて練習レポートです。東洋大学管弦楽団さんは、本番２週間前となりました。今回はフォーレ「ペレアスとメリザンド」前奏曲、フランクの交響曲第１楽章、そしてベルリオーズ「ローマの謝肉祭」の練習。フォーレはゆったりとした柔らかい雰囲気の中に、心が震えトキメクような感情が込められた、ロマンチックな雰囲気あふれる作品です。テンポがどんなに遅くても、絶対に流れは停滞してはいけません。拍を「点」で捉える感覚を変えないと、その表現は不可能ですし、その状態でいくらテンポを動かそうとしても、ただ雰囲気に「流された」演奏になってしまいます。大切なのは、感じること。お互いを聴くだけでは足りないのです。感じるのです！感じさせるのです！フレーズの方向性に身をゆだねて、流れを捉える。全てのパートが、点ではなく線で描くように歌って、線が折り重なるイメージでアンサンブルをしたい！点で合わせるアンサンブルは、こういう曲には通用しないので。。。(>_

2006.06.04

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さあ！６月です！

ブログ開設から１ヶ月が過ぎ、自分の書いた記事をあらためて読み返してみると、「あ～、この時はあんなこと考えてたな～」とか、「この日はこんなことがあった日だ」とか、記事に書いてないアレコレまで、思いがめぐります。５月の締めくくり、３１日は棒の生徒さんのレッスンがありました♪自宅の部屋は※▲◎／？な状態（笑）のため、大型ショッピングセンターの中にある楽器屋さんのレッスン室を使わせていただいています。棒のレッスンは、オーケストラを使いません。当たり前か。。（笑）目の前に空想のオーケストラがあるという前提でレッスンをします。音は基本的に頭の中で鳴らすので、ピアノが無くても大丈夫！むしろピアノで弾くと、その音に合わせ振ってしまう危険もあるので、無音でレッスンをしています。これは僕が最初に習った師匠のレッスン・スタイルでもあります。スコアの細部まで頭の中で鳴らすことと、イメージを明確に持つことが目的。スコアをしっかりと読み込んでおかないと、棒を見て「いまメロディしか鳴ってなかったでしょ」とか、「ヴァイオリンと一緒にちゃんとキザまなくちゃ」などと、頭の中がバレバレになります(^o^;また、ただスコアの音を拾うだけではなく、どんな音色が欲しいのか、どんな表情が欲しいのかなど、作曲家の意図を読み取って、自分のイメージを深めておかないと、「何をしたいのか」が棒には現れません。でもこれらは言わば指揮者の「下準備」。つまり、下準備の仕方を身につけるためのレッスンでもあるのです。指揮者の主な仕事である、オーケストラの前に立ってからのことは、レッスンでは教えきれない部分がたくさんあり、実践や経験を通して自ら吸収していくことがとても重要です。スコアは「作曲家が残した手紙」のようなものだと思っています。そのときの状況や心情が綴られ、または思想や理想が織り込まれ、それは作曲家の人生の一コマであったり、人生そのものであったり。作曲家は『ここでこうしてください』というような単なる「業務連絡」をするつもりで、作品を残したのではありません。性格やその時の心境など、音符には書かれていないアレコレまで思いをめぐらせて、作曲家が伝えたかったことを読み取ることから始まります。我々が誰かの書いた手紙を読むとき、ただ文字だけを追うのではなく、書いた人の気持ちや思いを察しながら読むのと同じように。スコアを読む段階からオーケストラの前に立っているときまで、常に感覚を敏感にするためには、普段の生活から、どんな些細なことでも物事をどれだけ深く感じとれるかが大切になります。僕の人生の一コマ、2006年6月！お仕事やワールドカップをはじめ、色んなことからたくさんのことを感じとりたいと思ってます！そしてそれぞれの一コマ一コマが、僕の人生そのものとなるように☆頑張ります！楽しみます！

2006.06.01

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ウィーンの挨拶は「グリュス・ゴット！」

サウナ状態の練習場。。。マリオケの皆さんも汗まみれになりながらの練習となりました。来月にならないとエアコンが入らないそうです(^-^;今回は、メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」の第２楽章、アンコール曲（曲目はナイショ）、ブラームス交響曲第２番の第３楽章をやりました。メンデルスゾーンとブラームスは、流れがだんだんスムーズになってきました。もっと一体感のある流れにするには、一人ひとりが自信をもって演奏すること。「自分の音が流れを作る！」と思って、積極的なアンサンブルをしましょう！アンコール曲は、今回が初合わせ。曲の雰囲気は判っていただけたと思います♪激しさのある曲ですが、そういう曲こそ丁寧に、確実に音を出すように心がけたいですネ。次回はもう少しテンポを落として練習しようと思います。練習のあと、ウィーン旅行に行ってきた団員さんからお土産をいただきました(^o^)手渡された黄色い袋は、楽譜出版社でもある楽譜屋さん「Doblinger」のもの。僕も数年前に行ったとき、そこで指揮棒を買いました♪さてさて、お土産の中身は？お人形！しかもサッカーのユニフォームを着ています！胸のところに、各国のエンブレムが付け替えられるという嬉しい仕組み♪ヤッター＼(^o^)／ただ。。。各国のエンブレムと一緒に、ピンが４本付属しています・・・。なんのためのピンでしょう？！実は、人形を刺すためのピン！そうです。。。日本で言うところの「ワラ人形」なのです。。。（笑）対戦相手国のエンブレムを取り付けて、ピンでグサグサ刺す！説明書きにも、人形にピンを刺された国の選手が、ピッチ上でうずくまっている絵が描かれています(^o^;ス、スバラシイ。。。（笑）これでジーコ・ジャパンも安泰ですネ☆カツオさん！ナイス・チョイスです（笑）ありがとうございました(^-^)

2006.05.28

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Toi toi toi ! 指揮者 直井大輔のBlog

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演奏会情報（2010年4～6月）

三線の日

三輪田学園の第九

一生忘れない「悲愴」

松山、そして愛大響が大好きになりました

本番回顧録

サクラサク

千葉吹さん

楽しい本番

スタート

歴史を感じた２日間

ファミリー・コンサート

かわいい贈り物

ここからが始まり

あったかい仲間たち

キング・オブ・ハイC

おかげさまで

志賀高原

合宿の季節

「悲愴」

各方面から・・・

久しぶりの・・・

ロストロポーヴィチ逝去

合宿

誰のための学校？！

カジュアル・コンサート

一期一会

ご無沙汰してます！

Aale

早すぎる御別れ

ダースベイダーの格好で振ったこともあります（笑）

皆さんに感謝！

皆さんも気をつけて

リングのお守り

Honesty

第九

若さあふれる歌声

10月スタート！

夏が過ぎ・・・

夏！

梅雨明けはまだかな～

海まで徒歩１分

第１段階

色々なことがありました「本番」

色々なことがありました「師匠の他界」

目が冴えてきた！

練習レポート

練習レポート

さあ！６月です！

ウィーンの挨拶は「グリュス・ゴット！」

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