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カテゴリ:アクション映画
![]() ボクサーのマーク・ウォールバーグが兄クリスチャン・ベイルと共に世界チャンピョンを目指すというストーリーである。 ボクシングの話よりも彼らのだらしない日常生活を描いたものである。マーク・ウォールバーグはなかなかカッコイイが、エイミー・アダムスとの恋愛物語はつまらない。 クリスチャン・ベイルとメリッサ・レオはアカデミー賞を取ったが、彼らの貧相でいいかげんな生活を見ても全く感動などない。作品がつまらなくても演技は上手だったということか。 アカデミー作品賞、監督賞にノミネートされているが、「英国王のスピーチ」の方が遥かに良いだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
やっとブログを更新しました
何の整理もつきません パソコンはまだ使えそうになく 希望は赤たんの存在だけです お心遣いありがとうございます 贅沢を言わなければ食べてはいけるのでまだ、甘えるわけには行きません なんとか踏ん張っています (2011.03.28 20:14:50)
ウイドウさん、こんにちは。
お元気そうで何よりです。娘さん家族もご無事のようですね。 毎日被災地の様子をTVで見てますが、自分は何もできないのが歯痒く感じます。 またブログでそちらの生活をお知らせください。TVと現地は異なると思うので。 (2011.03.28 20:53:38)
この「ザ・ファイター」は、ボストンの北西50キロ、メリマック川沿いに開かれたマサチューセッツ州第4の歴史的な、つまり斜陽の工業都市、ローウェルを舞台に、実在のボクサーであるミッキー・ウォードが、噛ませ犬状態から抜け出して世界チャンピオンになるまでを、家族の絆と葛藤を軸にして描いた作品ですね。
感動?心を打つ?熱くなる? まあ、そういう映画として観ることはできる。 もちろん、ボクシングが好きな人には、かなり実際の試合の再現度が高いなどといった見所も多いとは思うのだが、そんなことよりも、「化け物屋敷の中に一人だけ、普通の兄ちゃんが迷い込んでしまった」映画として、変な楽しみ方をしてしまいました。 普通の兄ちゃんとは、この作品の主演、マーク・ウォルバーグ。 一方の化け物とは、強烈な怪演を互いに競い合うクリスチャン・ベール、メリッサ・レオであり、普段とは違った役柄を熱演するエイミー・アダムスであり、観るに耐えないクズっぷりを演じてみせる主人公の(父親が一緒だったり違ったりする)7姉妹役の女優たちだ。 この「化け物」たちの中から3人がアカデミー賞にノミネートされ、2人が受賞。 それも、いい演技というのじゃなくて、強烈な演技だ。 『ミリオンダラー・ベイビー』の時も、家族のクズっぷりを容赦なく描く、脚本と演出に仰け反った。 だが、こっちは実話だ。しかも、実在の人物らが役作りやら、なんやらに協力している。 普通、こんな描写をされて、OKを出すだろうか? というレベルで、ありのままといえばそうなのかもしれないが、社会の底辺で生きる、どうしようもない人々の姿が、リアリズムで活写されるんですね。 もちろん、そもそも同じような階層を出自とし、実在のミッキー・ウォードをローカル・ヒーローとして崇めるマーク・ウォールバーグ自らが、プロデュースも手掛けた作品だ。 こうした、社会の底辺で生きる人々に対して向ける視線は、決して冷たいものではない。 冷たくはないのだが、綺麗ごともない。 その描写は、笑っていいものなのやら、頭を抱えていいものやら、唖然呆然といったところだ。 メリッサ・レオ演じる大迫力の母親は、男を取り替えながら、うじゃうじゃ子供を作って、強圧的に家族を支配している。 アイリッシュ系のカトリックだから、余計、貧乏人の子沢山ということなんだろう。 そして、無学な7人姉妹は、いい年をして一体何で生計を立てているのかわからない。 いつも母親の家でグダグダたむろして、エイミー・アダムス扮する主人公の恋人を罵っているのだが、「お前らこそどうなんだ!!」と問い詰めたくなる醜悪さ。 この姉妹が連れ立って、エイミー・アダムスのところに殴り込みをかけるシーンは、全編でも最高の笑いどころ、とも言える。 クリスチャン・ベールが演じているのは、元ボクサーで主人公に手ほどきをした、腹違いの兄貴。 この男、ひがな1日クラック・ハウスに入り浸りのヤク中で、HBOが作ったヤク中ドキュメンタリーの題材になっている。 母親がクラック・ハウスに乗り込んで来ると、あわてて裏の窓から飛び降りて逃げるさまは、いい年して、どこかの悪ガキそのものだ。 金が必要なら作ってきてやる、と、仲間に協力させて詐欺・恐喝に走るようなバカ兄貴は、クリスチャン・ベールの演技によって、面白おかしくなっている部分があるとはいえ、とことん迷惑な人間なのだ。 要は、なんだかんだで、主人公のファイトマネーにぶら下がっている面倒な家族が、「お前を守ってやっている」とか何とか言いながら、一番の足かせとして、主人公の足を引っ張っている構図なのだ。 少しはまともな人間である父親や恋人は、主人公を家族から切り離そうとする。 しかし、家族への情が厚い主人公は、そう単純に割り切ることもできないし、主人公を知り尽くした兄貴のアドバイスやサポートも必要としている。 この作品の、ドラマとしての面白さは、無茶苦茶な家庭環境に置かれた主人公の、家族との絆や愛憎、葛藤の部分にあると思う。 主人公と、それを取り巻く人々の対立や反目が、夢の世界チャンピオン奪取という、ひとつの目標に向かって、休戦から共闘へと変わっていくところが、推進力となって映画を盛り上げていく。 そのドラマ運びの巧さには、格闘技好き如何を問わず、魅せられることは間違いない。 当初の予定通り、ダーレン・アロノフスキーが撮っていたら、どんな映画になっていただろうか、と想像するのも面白い。 この作品で本当に賞賛されるべきは、このプロジェクトに粘り強く取り組み、最終的にはデイヴィッド・O・ラッセルを表舞台に連れ戻し、共演者たちに華を持たせ、自分は黙々と体作りと誠実な演技に取り組んだ、マーク・ウォールバーグなのだと思う。 (2024.01.21 10:38:27)
19580113-mhさん、すみません、また見落としてました。
この映画を見たのは13年前のようで、何も覚えていません。機会があったらもう1度見てみたいと思います。 (2024.02.04 12:20:53) |