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テーマ:マジック・手品について(477)
カテゴリ:マジックの本
紙のマジックのところでは、ステージ向きのものを中心にマジックを解説しています。私もステージマジックを演じるなら、きっと使っていたことでしょう。いくつか取り上げてみます。 The travering paper balls・・・・・右手から左手に写したはずの紙球が、右手に戻ってきます。 The selective touch・・・・・指先の感覚で紙の色を識別します。 The japanese butterflies・・・・紙で作った蝶のトリックです。北方の魔術師、ヘンリー・アンダーソンがアメリカに持ち込んだトリックだそうです。 An efferctive finish・・・・・筒の中から旗を取り出します。 この章は、本当にステージ向きのトリックが主です。 次の章は折り紙です。マジックというより本物の折り紙です。ここでは内容よりも、非常に興味深いエピソードがありましたので、それを紹介します。 ある夕食の席で、メニューの紙を使って折り紙をやっている日本人がいました。すると、その日本人は、興味を持った観客に囲まれ、最後には大きな拍手で迎えられたそうです。フーディニは、その人に折り紙を教えてもらったそうです。あの理解を超えた脱出の方法を知っているマジシャンがです。ちょっと ほほえましいエピソードであると同時に、効果的なマジックはどのようなものかを考えるときに、非常に示唆的なエピソードです。 その次は紙を破る、または切るトリックです。私としてはこの章が一番好きです。 Trewey's paper ring・・・・・・いわゆるアフガン・バンドです。くわしくは2005年6月9日の私の日記を見てください。 Jacob's ladder・・・・・・新聞紙でハシゴを作ります。 The trellis・・・・・・飾りのついたハシゴを新聞紙から作ります。 The fie tree・・・・・新聞紙で木を作ります。 The dancing skeltons・・・・・新聞紙を切り抜いて、何体かのガイコツを作り、踊らせます。あのアドリアン・プレートのステージトリックです。 最後はパズルです。一回きっただけで十字架を作るパズル、切れ端からつきと十字架を作るパズルなどがあります。 どちらかというとステージ向きの本書ですので、クロースアップが大好きな方は戸惑うかもしれません。(私のように)ただ当時の職業奇術家が演じていたマジックが多いので、実践的であると同時に、どのようなマジックが行われていたのかを知る有力な手がかりになるでしょう。 Harry Houdini's Paper Magic: The Whole Art of Paper Tricks, Including Folding, Tearing and Puzzles HARRY HOUDINIS PAPER MAGIC [ Harry Houdini ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.08.24 09:09:29
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