Magician's Handbook:Tricks and Secrets of The World's Greatest Magician Herrmann the Great (By H.J.Burlingame)という本を購入しました。長いのでこれから『ハーマンの本』と勝手に呼びたいと思います。タイトルのとおり、アレキサンダー・ハーマンとカール・ハーマンという偉大なマジシャンの、おもにステージのマジックを解説した本です。それだけでも嬉しい話ですが、さらに嬉しいことにマジック解説以外の部分もあります。最初の部分は「奇術の心理学」。読んだところでは、奇術の歴史について書かれていました。そのほか奇術を題材としたらしい英詩が2編紹介されています。
底から70ページほどは、ハーマンの伝記です。アレキサンダー・ハーマンとカール・ハーマンの生涯と仕事について叙述されているようです。マジシャンがどう生きたのか、どんな人だったのかなかなか興味深いところです。当時のものをそのままリプリントしたものなので、イラストも残っています。ハーマンの生涯について分かったことも後にまとめて紹介したいと思います。マジック紹介のほうはステージ向きで、好奇心を満たすためと、当時のマジックを知るために使用できます。ステージで演じる方にとっては参考になるでしょうが。