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テーマ:「いじめ」を考える(14)
カテゴリ:いじめ
子供向けの本です。
暴力について本質について話や、様々なケースでの対応を読者に選ばせ、その結果を説明しています。全てヨミガナがふってあるので、低学年でも読むことができます。 親といっしょに、読みながら、色々考えて欲しい本です。 (書籍紹介の最後に、本文の抜粋を紹介しました。ご参考下さい。) 暴力から身をまもる本 Vivre ensemble 著者:ローラ・ジャフェ /ロール・サン・マルク 出版社:晶文社 サイズ:全集・双書/50p 発行年月:2001年09月 <内容> 兄弟げんかや、上級生のいじめ、大人からいやなことをされるなど、実際に暴力にあったらどうすればよいのか。身をまもるための具体的な方法をやさしく解説。子どもが安全な生活を営むために必要な、よりよい対処のしかたと、加害者にならないための心構えが、イラストと「おはなし」「しらべてみよう」「やってみよう」の3ステップで楽しく無理なく身につく。 暴力はいけない、と言うのは簡単だけど、怒りは人間にとって自然な感情でもある。暴力に頼らず怒りをおさめる具体的方法や、暴力を振るわれたらどうやって身を守ればよいかを詳しく解説。 <著者略歴> ジャフェ,L. フランスの歴史ある教育出版社バイヤールの編集者。自立した子どもになるためのガイドブック「vivre ensemble(一緒に生きる)」シリーズはフランスで大好評をもってむかえられた サン=マルク,L. フランスの歴史ある教育出版社バイヤールの編集者。自立した子どもになるためのガイドブック「vivre ensemble(一緒に生きる)」シリーズはフランスで大好評をもってむかえられた 永田 千奈 1967年東京生まれ。早稲田大学第一文学部仏文専修卒業後渡仏。フランス国立東洋文化研究所修士課程卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 以下 本文抜粋 やってみよう1 「あなたならどうする?」 絵の子供も気持ちになってみよう。 もし、あなただったら、どうするか、次のページからえらんでごらん。 クラスのみんなとサッカーをしていたら、ボールのとりあいで、足をひっかけられた。 あなたなら、どうする? あなたなら、どうする? 1こうなったら、もうサッカーなんでやめる。 2たちあがって、相手の足をけりかえす。 3相手ととっくみあいの大げんかをする。ぼくをおこらせるとどうなるか、見てろよ! 4まわりのみんなにはなして、足をひっかけて子をゲームから、はずす。 5なにもなかったかのようにゲームをつづける。 足をひっかけるのもゲームのうちさ。 6いじめっ子がこわいからなにもしない。 いつも、こうなんだ。かといっていいかえすこともできないし。 あなたのこたえをえらんだら、つぎのページをよんでみよう。 えらんだこたえで、こうなるかもしれない 1ころんでいたかったのならば、サッカーをつづける気がなくなってもむりないね。 でも、もしおこっていることを見せたくてそうしたなら、自分のほうがそんしちゃうよ。 それもへんだよね。 2しかえししたくなる気持ちはわかるよ。でも、相手も、さらにやりかえしてくるかもしれない。 しかえしのしかえしにしかえしして...きりがなくなっちゃうね。 3あなたはけんかがすきだし、強いもが勝つのはとうぜんだと思っているね。 でも、そんなふうにしていたら、自分もいたい目にあうかもしれないし、相手のこともきずつけ てしまうかもしれないね。 4足をひっかけるのは、反則だ。レッドカードで退場になってもあたりまえだね。 でも、イエローカードでもじゅうぶんかもしれない。注意するだけですむこともあるよ。 5なるほど。足をひっかけるのもゲームのうちなのか。 それなら、サッカーより空手をやってみるといいよ。 相手も自分もきずつけずにたたかう方法がまなべるかもしれない。 6わざといたいめにあわせるなんて、こわい相手だね。また、おなじことをされるかもしれない。 でも、びくびくしながら、やられっぱなしでいるよりも、相手にきちんといやだといったほうが いい。そうしないと、相手になめられるよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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