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テーマ:聖域を巡る旅~♪(42)
カテゴリ:~07'光り輝く木の国の旅~
橋本でJRに乗り換えて和歌山駅へ到着
今夜のお宿のある『和歌山市駅』への乗り継ぎに時間がかかるとのことでバスで向かうことにしました。 和歌山は身障者や弱者に優しい街のように感じました。バリアフリーの街づくりに力を入れているのかしら全盲の方が杖をほとんど使わず駅前をスタスタ歩いている姿に感動~ バスの車内には筆談用のペンとメモがあったり…あちこちにさりげない優しさを感じた街でした。 和歌山市駅に降り立ち、近くにあるお宿にチェックイン。 荷物を置いて、すぐに三人でまた電車に乗って出かけました。 夕焼けに染まる紀ノ川を越えてゆきます。 ガッタン、ゴットン。 向かうは淡島 本日のもうひとつの目的地です。 南海加太淡島駅を降り立った頃には日もとっぷりと暮れ、あたりはすっかり闇に沈んでおりました。曲がりくねった住宅街の道をようやく抜けて海へと出ました。 おや 何かへんだぞ あの島はなんだ アハハ…道間違えちゃったようですf^_^; この遠回りにもきっとなにかの意味があるのかもな ザザ…ザザザ…。 闇の中からゆったりと打ち寄せる波が聞こえています。 そして道はそこで二手に分かれておりました。 N氏は右を主張し、私は左を…。 協議の末…三人で左のルートを取り、急ぎました 後で分かったことですが…右へ行くと《友ケ島》(加太淡島神社の元宮)により近づき、左へ行くと《加太淡島神社》へと到着する道…つまりどっちも正解でした~ 結局このまわり道は、元宮の《友ケ島》に呼ばれちゃったのだ…と旅の後に判明しました。 (N氏も私も…神社本殿よりも奥の院や元宮、神木や磐坐などの方に強く引き付けられる傾向がありますので…思えば友ケ島遥拝ルートになるのも当然のことでした) 暗闇の中、マリーナの向こうに浮かび上がる一つの島影がとてもゆかしくて、何度も振り返り…思わず手まで振ってしまいましたなぁ~ 夜の海岸通りを加太淡島神社目指し、ひたすら走ります車じゃないよ足でだよ スタタタタ……… N氏がもう止まりませんf^_^; J氏も私も頑張ってついてゆこうと走りますが、羽根の生えたように軽やかに走ってゆく彼に追い付くのは至難の技。 走っている理由は… 《早く神社に参拝したくてたまらない♪》 からなのですf^_^; 嬉しくって楽しくってしかたない気持ちが高じて走ってしまうのです 笑いながら走って走って、時々休んで、また走って… そんなこんなで無事加太淡島神社に到着~ \^o^/ と思ったら…門が閉まっておりまする~ (-.-;) うにゅにゅ~夜は9:30まで大丈夫と聞いていたのですが、残念ながらこの日は8:00には参拝終了となっていた模様。 門には鍵がかかっておりました。門の上にはご丁寧にも鉄条網まで張られておりました。(チッ!こっちの考えなんて御見通しなのね) 門の前で暗闇の境内に向って柏手を打ち、三人で参拝しました。 その途端、ボワッと温かい空気の塊が飛んで来て下さいました。 境内にも入らずに暗闇の中で参拝したにもかかわらず、何故かここはこれで良いのだ~という気持ちがわいてきました 《加太淡島神社》 《御祭神》 正殿:少彦名命 相殿(左方):月読命、大己貴命 (右方):気長足姫命 神功皇后ゆかりの神社です。 創建は三世紀で神功皇后の時代です。 元は『友ケ島』にあったものを応神天皇が現在地に移したといわれています。 祭神は《粟島大明神》とも称される、女性の身体の護り神です。 主祭神の《少彦名命》は人のケカレを吸い取り流す《人形》の霊力を神格化したものという説もあります。 人形供養の聖地として知られ、そしてここは『雛まつりの発祥の地』でもあります。 三月三日には船に積んだ雛人形を海に流す『雛流し神事』が行われています。 雛人形の『お内裏様』は少彦名命、『お雛様』は気長足姫命(神功皇后)…とも言われています。 ここには、大塔宮が奉納した太刀や武具があり宝物となっています。 (十津川潜伏の前に参拝し奉納したものと思われます) 主祭神の少彦名命は、大国主命とコンビを組んで国造りの大事業を成し遂げた後…最後にここ淡島で、粟の茎にはじかれて常世の国に帰ったといわれています。 ここの正式な神事は明かり一つない闇の中で行われているのだそうです。 本日の予定がこれにて無事終了しましたので、和歌山市へと戻りました。 さあ~宴会だぁ~ J氏…大丈夫かな~? 初日から…予定変更だらけでしたし、迷うは走るは、揚句の果てに時間外、全く意味の解らない闇の参拝に付き合わされちゃって、同行したことをいきなり後悔してないかしら? と心配だったのですが…心配は無用でありましたp(^^)q さすがこの旅に天が配剤して下さった人物大物です! すでに和歌山ラーメンに夢中 確かに和歌山ラーメンは旨い~~\^o^/ お宿に戻り、翌朝の集合時間と場所を確認し(〇時に消火器集合)各々の部屋に分かれてゆきました♪ お部屋でまずとりかかったのは …お洗濯~~♪ (吉野でもお宿に着いたらその日に着ていたものをお洗濯いたしました) 一週間にわたる紀伊半島一周の旅に持っていった衣類はなんと…二日分! ボトムは一本のみで着替えなしでしたので、これも毎晩洗濯~ 聖地巡りの際にはリュックサック一つで済ませ、余計なものは一切持って行かないの♪(巡礼スタイルです) 《旅先でのお洗濯の智恵》 洗った衣類をバスタオルの上に並べ、はじからくるくるとすまきのように巻いてゆきます。 そして今度は麦踏みのように、洗濯物を巻き込んだタオルをギュッギュッと足で踏みます。 これでかなり脱水が完了します。 後はクーラーやヒーターの近くに一晩干しておけばOK♪ (これは国際線のスチュワーデスさんから教わった、旅の荷物を減らす智恵です) ちなみにN氏はきちんと小分けにされた洗剤を持参していた模様。(男の子ってこういうとこきちんとしていて偉いな~) 私は…ホテル備え付けのシャンプーリンスを洗剤&柔軟剤にしてました。 乾かない時にはドライヤ~でウイイ~ン ズボンプレッサーがあるお宿の時には楽チンです。 和歌山市でお世話になったホテルは素晴らしく…館内にコインランドリーもありましたが、私は自分の手でガシガシ。 日付変わってようやく洗濯と荷物整理を終えました。 ふう~~(^O^) 翌朝早く出発の予定でしたので、 『5時に起こしてね~』 とお願いし(誰に?) するりとベッドに潜り込みました。 (∪o∪)。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.11.22 16:17:45
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