整えられた環境なんて!
昨夜も寝る前に本を読んだ後、電気を消そうとした瞬間になんとなく電話を取りB.Dのケータイ番号を押す。寝る前にちょっと声が聞きたかった。もうすでに仕事中だったB.D。作業中のざわざわした音の中、彼がふと手を止めて電話を手にしている様子が浮かぶ。お仕事中なので、邪魔にならないように手短かに様子などを聞くと・・・・・B.D 「セナカ ニ ケガ モライマシタ」なに? ケガをもらった? ・・・って、怪我したってこと?! と、あわてて聞き返すと、何か重いものを持ったときに背中を痛めてしまったようなのでした。B.D 「チョット ウゴケマセン ケド シゴト シマス」こうしたことが起こったとき、彼はたいてい後になって報告することが多い。その度に、私はどうしてすぐに言ってくれないのか!とB.Dに訴えるのだけれど、決まって彼は「だって、bandyは心配するでしょう?」 と言う。当たり前である。国際遠距離なんだから、すぐに飛んでいけるわけではないけれど、彼がつらい思いをしている時に何も知らないでいることは絶対いやなのだ。私は、何かが起こったときに二人で問題を乗り越えて、解決していくことがしたいと思うし、その過程が不幸であるとは思わない。その場に実際立たされたら、そんなことを言っていられないほど大変なこともあるだろうけど、そういうことを共に乗り越えたカップルは脆さがないと思うから。でも、どうやらB.Dは「完成されたしあわせ」を私に与えたいと思っているフシがある。だから、私が心配になったり、unhappyな気持ちになることは遠ざけようとしている気がするのだ。私は、「最高に整えられた環境じゃないと生きて行けない」 と思われているのかなぁ。決してそうじゃないんだけど・・・・・「整えられた環境」ほど脆いものはないし、そこにずっといれば人生に対する様々な抵抗力までなくしてしまう。私がB.Dにしてもらいたいことは、「幸せな、整えられた環境を与えてもらう」 ことではなく、二人でそうした環境を作り上げていく過程の共有なのだ。昨日は、それを彼に伝えたつもりだけど、なかなかこの辺は彼は頑固なのである。自分に責任を感じすぎている。時間はかかるかもしれないけれど、彼には私の気持ちを理解してほしいと思う。私からはなかなか 「I love you」 という言葉は言えない。いくら外国語でも、毎日に使う言葉として育っていないのだし・・・・・そうしたことをB.Dはよくわかってくれているのですが、昨日は本当にめずらしくB.D 「Honey, tell me that you love me」 と言った。いろんなことが心に巡りながらも、ちゃんとそれを言葉にして彼に伝える。「ヤッター! ヤッター!」 とよろこぶB.D(笑)その言葉が、背中の痛みを和らげるなら・・・・・何度でも言いますよ。そのかわり、つらいときには私にもちゃんと言ってくださいね。