カテゴリ:サンドウィッチ
ふぁみ:「こんなのどうっすか?」
みなみ:「何が?」 ふぁみ:「歌詞」 みゅう:「どんなの?」 ***** 「幸せな夜」 夕暮れ 太陽 おちる頃 海の風に吹かれたら 懐かしい あの日のにおいが 一瞬 鼻をくすぐった 小さな子供の私の手を引く あなたの優しい温もりは 今もしっかり残っています ほっぺで感じた背中の感覚 記憶の中に今もあります 海の向こうを見ようとしても 水平線が見えるだけ あなたが行った 世界の果ての 入口さえも 見えません だから目を閉じ呟くのです たった一言 「ありがとう」 一番星がきらめく頃に 海の風に吹かれたら 懐かしい あなたの匂いが 一瞬 鼻をくすぐった 弾けたような甘い感覚 私の体を貫いた もいちど目を閉じ静かに思う やっとわかった 大事なことが あなたはずっとここにいる 私の中に 生きている そのことが初めてわかった 幸せな夜 ***** みなみ:「…ふぁみ、これ作った時泣いた?」 ふぁみ:「え?なんで?」 みなみ:「いやさ…これってふぁみのおばあちゃんでしょ?」 ふぁみ:「…うん、まぁね」 みゅう:「…」 ふぁみ:「でもさ、ほんとこの時初めてわかったんだ。 今までね、人が死んじゃったら遠くに行っちゃうんだって、そう思ってた。 でもね、これ書いた日、それちょっと違うんじゃないかって… ああ、違わないけど… …やっぱ違う。 何て言うかな…死んでも、おばあちゃんはずっとあたしの近くにいるって… なんかそう思ったんだ」 みなみ:「…あたしにはわからないけどさ、ふぁみがそう思うんなら、きっとそうだよ」 ふぁみ:「うん。 …でね、泣いたよ。久しぶりに。 ちょっと違う、悲しいのもあったけど、ちょっとだけ、嬉しい涙も入ってた」 みゅう:「嬉しい?」 ふぁみ:「おばあちゃんがここにいるって、そうわかったから。 なんかこころが、ほわって、ほぐれたっていうか」 みなみ:「…ほぐれた、かぁ」 みゅう:「…? どうかした?」 みなみ:「なんでもない」 ふぁみ:「だからね、涙がね…」 みなみ:「ってまた泣いてるし」 みゅう:「はい、ハンカチ」 ふぁみ:「ありがと… …ぐしゅん!!!」 みゅう:「あ」 みなみ:「ああ、やりやがったこいつはまたベタなことを」 ふぁみ:「ごべんで?はだびずがでばくちゃってで?」 みゅう:「何を言ってるのかよくわからないんけど…」 みなみ:「『ごはんで、カルピスが自爆しちゃって(下)』っていう本のタイトルだと思う」 みゅう:「絶対違うわ」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 6, 2006 11:55:42 PM
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