心配しても・・・
旦那様は午前中まで回復室にいて、午後になってやっと病室に戻りました。痛み止めを流していたチューブや肺に入っていたチューブがなくなり、身軽になっていました。見舞いに行くと、また一言…「次はどこかな…って考えちゃってさ」と。私の返事は「そんな心配してもしょがないよ」私も経験あります。そんな心配ばかりして、辛くて辛くてしょうがない日々を過ごしていた時、主治医は言いました。「なっていないものを心配していてもしょうがないよ。なった時考えればいいよ」このことばでどんなに救われたことか。そうだ、なったときに考えればいいんだ…そうやって、少しずつ心配をほぐしていきました。私も癌体験者であってよかったと思う。でなかったら、旦那様が癌転移なんていう今の状況に、きっと落ち着いていられないだろうから…自分で経験をし、悩んだ分だけ、理解ができるもの。