テーマ:プレバト俳句(29)
カテゴリ:プレバト俳句を添削ごと査定?!
プレバト俳句。お題は「コンビニのホットスナック」。
今回も「異議あり!」ってほどのことじゃないけど、 全体的に難しかったです。 なにが難しいって、やっぱり季語が難しい! ◇ まずはフジモン。 イートイン 氷菓の子らの カルキ臭 梅沢も言ってましたが、 いかにもフジモンらしい元気な子供の句。 でも、季節がずれてるとのことで現状維持。 たしかに、もう9月ですもんねえ。 あと1か月、いや2か月早ければよかったですね。 そもそもフジモンの句はいつも夏っぽいのですが。 ◇ その点、 「才能アリ」と評価された3人は、 ちゃんと秋の句を作っていました。 かたせ梨乃。 宵闇の ホットスナック 準備中 難しいです。 「宵闇」という季語の意味を知りませんでした。 > 十五夜の名月を過ぎると、月の出は遅くなっていく。 > 宵の時刻の空の暗さをひときわ感じさせる言葉。 だそうです。 そもそも季語の意味を知らないと、 「ひときわ暗い夜の寂しさ」という詩情が理解できませんね。 いたるところにコンビニのある街を、 車で移動しているだけの人間には、 「宵闇」に対する感性も無くなってるわけですし。 ◇ 本田望結ちゃん。 ビニール越しの「温めますか?」虫時雨 これも難しい。 若いのに、よく「虫時雨」なんて難しい季語を選びますね。 > 虫が鳴き立てるのを時雨の音にたとえた言葉。 だそうです。 実際に雨が降ってるわけじゃないんですね。 この季語も、今回はじめて知りました。 ◇ 大久保佳代子。 秋高し 肉まんの湯気 食らう犬 これはさすがに、わたしにも分かる句でした。 秋の高い空に昇っていく湯気へ、 勢いよく飛びつこうとする犬の興奮と食欲。 でも、ふつうは、 犬が肉まんに飛びついてるのを見ても、 「湯気を食らっている」とは発想できませんし、 フジモンも言ってたけど、 「食らう」というオッサンじみた言葉づかいが、 いかにも大久保らしいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.12.28 04:31:16
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