カテゴリ:わたどう~ウチカレ~らんまん!
「わたどう」が終了です。
事件の真相が解けて、 憎しみを乗り越えた二人が結ばれて、 最後に美しい和菓子が出来上がるという、 じつに理想的な最終回。 ◇ おおまかに事件の全貌をまとめてみました。 光月庵の御曹司だった樹(鈴木伸之)は、百合子(中村ゆり)のことを愛していましたが、父の宗寿郎(佐野史郎)の反対に遭い、やむなく今日子(観月ありさ)と結婚しました。しかし、樹は、結婚後も愛人関係を続け、百合子が娘の七桜を出産したとき、ついに今日子との離婚を決意しました。ところが、夫の愛に飢えていた今日子は、町の大地主だった多喜川秀幸(丸山智己)との情事のすえに息子の椿を出産し、これを夫婦の子と偽ったのでした。 数年後、樹は、光月庵の菓子職人として百合子を迎え入れ、娘の七桜と一緒に住まわせました。ある日、百合子が、あらためて今日子に離婚を要求したので、逆上した今日子は、愛人の多喜川に百合子の殺害を依頼しました。しかし、多喜川の妻が夫の不倫を苦にして自殺を図ったので、多喜川は、今日子の依頼には応じませんでした。 その夜、幼い椿は、父の樹が女職人の百合子と密会している現場を目撃しました。その直後には、多喜川の息子の薫(山崎育三郎)が、父の秀幸と今日子との不倫関係を終わらせようと、自宅にあった包丁を持って光月庵に侵入し、そこで出くわした樹ともみあったすえに彼を刺してしまいました。 翌朝、血だらけで倒れている樹を発見した今日子は、現場にあった包丁を見て、それを愛人の多喜川の犯行だと誤解し、百合子の包丁を持ち出して凶器とすり替えました。椿もまた「前夜に父と会っていたのは百合子だ」と証言したため、百合子が殺人犯として逮捕されました。多喜川のほうは、真犯人を今日子だと誤解して、冤罪を着せられた獄中の百合子と面会し、彼女が娘の七桜に宛てた手紙を受け取ったのでした。 しばらく後、宗寿郎は椿から事件前夜の詳細を知らされ、そこではじめて樹と百合子が愛人関係にあったことを悟り、息子に無理な結婚を強いてきた自分を悔いると同時に、今日子の産んだ椿は不義の子なのだと確信して、それ以降は今日子と椿のことを忌避するようになりました。 真犯人である多喜川薫は、自分が逮捕されれば自殺未遂をした母がいっそう精神を病んでしまうと恐れ、自首するのをためらいました。もともと彼は、百合子のことをひそかに慕っていましたが、同時に、父の不倫相手だった今日子のことを憎みました。やがて病床の父から、獄中の百合子が娘の七桜に宛てたという手紙を託されると、七桜が菓子職人として成長するのを待って、彼女に光月庵を乗っ取らせようと策略しはじめました。 ◇ まあ、 山崎育三郎が犯人かなとは思ってたけど、 ここまで見事なくらいに、 全員が被害者だったという因縁の絡まり合いは、 物語として、とてもよく出来ている。 できることなら、 奇天烈な大映ドラマみたいなスタイルではなく、 ごくオーソドックスな形で見てみたかったですね。 そうすれば、きっと美波の代表作になったはず! なんなら、もういちど細部をよく練って、 綺麗な映画版に作り直してほしいくらいです! 浜辺美波/横浜流星/観月ありさ/山崎育三郎/佐野史郎 中村ゆり/鈴木伸之/岸井ゆきの/高杉真宙/須藤理彩 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.10.02 02:14:36
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