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まいかのあーだこーだ

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2021.03.28
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プレバト俳句。春光戦の決勝です。

お題は「じゃんけん」。

上位3句は、
添削もなくて申し分のない出来。

下位の句も、
なかなか面白い場面を切り取ってましたが、
技術的には、先生の添削が圧勝。

添削によって数段良い句になっていたので、
おおむね納得感の高い内容でした。



そんななかで、
いくつか気になった点だけを挙げてみます。


ひとつは、中田喜子の句。

「ちょき」だす子 春の光を突き破る
チョキで勝つ 子は春光を突き破る
(添削後)

作者が言うには、
「突き破る」というのは、
じゃんけんで勝った子が走っていく様子だそうです。

でも、わたしには、その映像が見えません。

このときフルポン村上は、
「"チョキ" と "突き破る" は近い」と言ったのですが、
じつは、わたしも似たようなことを感じました。

子どもが走っているのではなく、
チョキで突き出した2本の指が、
春の光を貫いているように見えるのです。
先生の添削の後でも、そのように見えます。

かりに、そう解釈するのなら、
添削の方向性もまた変わってくるだろうし、

その場合は、
助詞を「の」や「が」にしてもいい気がします。
チョキで勝つ 子の春光を突き破る

あるいは「や」の強調にしてもいいかもしれない。
チョキで勝つ子や 春光を突き破る



もうひとつ、気になったのが、
村上の句です。

けいどろの牢に鐘楼 花の寺
けいどろの牢は鐘楼 花の寺
(添削後)

あきらかに添削後のほうが映像的だし、
梅沢と先生の見解もこの点で一致していました。
原句のほうは説明的な感じがするのですよね。



…と、
わたしも、いったんは思ったのですが、

作者自身は、
「けいどろの牢に鐘楼が使われてるのかァ…」
と気づいた自分の驚きを表現するために、
あえて「に」を使ったようなのです。

そういわれてみると、
たしかに村上の意図も理解できます。

つまり、
「に」という助詞を使うことで、
「鐘楼や」と言ったときと同じような、
ある種の感嘆の意味合いが生まれるのですね。

「え?牢に鐘楼?!牢に鐘楼使ってるの?!」みたいな感じです。

助詞を変えただけで感嘆の意味合いが生まれるんだとすれば、
それは手法としてとても面白いと思います。

ただ、
いかんせん、読んだだけでは、
そのニュアンスが伝わりにくいのですね。

たんに「牢に鐘楼を使っていた」という説明に見えてしまう。
そこが敗因だったのかなと思います。

これが1位の可能性もあったというのですから、
ちょっと惜しいですよね。



ちなみに先生は、この件について、
秋麗 チョコスプレーの淡き影
秋麗 チョコスプレーに淡き影
(添削後)
の話を持ち出してましたが、

わたしは、
あの句の意味がそもそも分からないので、
その議論の意味もまったく分かりませんでした。




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最終更新日  2021.12.31 18:28:52
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