カテゴリ:プレバト俳句を添削ごと査定?!
長ゼリフ終へ差し入れの鯛焼 余命を知りたい焼きを腹から食う 買い食いの鯛焼野球強豪校
プレバト俳句。 お題は「たい焼き」。 ◇ 森口瑤子。 長ゼリフ終へ差し入れの鯛焼 長ゼリフ終へたり 差し入れは鯛焼(添削後) 原句のほうは疲労困憊…って感じですが、 添削句のほうは達成感が出ていますよね。 とはいえ、 原句の暗くネガティブな印象が、 先生の言うように「字足らず」のせいかどうかは疑問。 まさか先生は、 「字余り=長調」「字足らず=短調」 という説を唱えるつもりなのでしょうか? そういえば、片山由美子の、 「句またがり=シンコペーション」 ってのもありましたが…。 ◇ 立川志らく。 余命を知りたい焼きを腹から食う 余命知る たい焼きを腹から食らう(添削後) これも同じです。 原句のほうは暗く弱々しく感じるけど、 添削句のほうは力強く明るく感じますよね。 さっきの森口瑤子の場合もそうだけど、 この違いは「字足らずか字余りか」というよりも、 むしろ「切れがあるかないか」から生まれるものだと思います。 たとえば、犬山紙子も、 動詞を2つ使って切れのない句を作っていましたが、 ≫ 喪服着てメロンソーダの列に居る ≫ 恋を終わらせ平日の海月見る これって自省的かつモノローグ的な印象を与えるのですよね。 そのことが暗い印象につながるのだと思います。 なお、 原句の表記は「知りたい」に見えるので、 漢字で「鯛焼き」と書くべきだと思うけど、 そうすると焼き魚に見えてしまう… という判断をしたのかもしれません。 ほかの二人は「鯛焼」と書いてますけどね。 ◇ フジモン。 買い食いの鯛焼 野球強豪校 厳密にいえば下6ですが、 ほぼ定型リズムによる句またがりです。 やや「置きにいった」と言われかねないぐらい、 きっちり型に収めたソツのない句ですが、 やはり内容がユニークで面白いのでしょうね。 健康的で朗らかな場面ともいえるけど、 まるでガキ大将がわがもの顔で振る舞ってるような、 どこかしら漫画的で、笑いを誘う場面にも見えます。 定塚翡翠では中華食らってましたw お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.12.16 11:48:21
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