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まいかのあーだこーだ

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2023.04.05
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1ヶ月ちょっと前になりますが、
東大の研究者が都道府県別の「縄文度」を発表
…というニュースがありました。

以下、NHKの解説から抜粋です。
従来の研究で現代日本人の多くは遺伝子的に1~2割が縄文人由来、8~9割が渡来人由来とされています。今回東大グループは民間の遺伝子検査を受けた全国1万人のデータの分析などから、住んでいる県別の言わば“縄文度”=縄文人由来の遺伝的変異をどれぐらい多く持っているかを初めて明らかにしました。
東北地方や鹿児島など濃い青色の県は縄文度が高く、近畿や四国などオレンジ色は縄文度が低い、逆に言えば渡来系の血が濃い人が多いエリアということになります。
この地図には沖縄と北海道が入っていませんが、沖縄は他の県より飛び抜けて縄文度が高く、この色分けに収まらなかったとされます。また北海道はアイヌの人たちはとても縄文度が高いと考えられますが、人口の上では明治以降に各地から移り住んだ人が多くを占めるため特徴がはっきり出ないと言います。
また、中国地方で島根だけ濃い青、つまり縄文度が高いと言う結果で、はっきりした理由はわかりませんが、出雲の国はオオクニヌシの国作りの神話などがある地域でもあり、もしかすると古くから縄文系の人たちが多く住む国が実際にあったのかも?など古代史への想像も色々と広がる結果でした。
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/480441.html


こちらが都道府県別の「縄文度」を示した地図。

https://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/press/2023/8252/



四国や近畿の「縄文度」の低さは、
ヤマト王権が弥生系であることを示していますし、
いわゆる神武東征や、四道将軍の動きや、
桃太郎伝承の解明にもつながるかもしれません。

もちろん、
これは邪馬台国論争にも影響する話だと思います。

大陸から渡ってきた弥生系の人々は、
九州に上陸するよりもまず、
まっずぐ瀬戸内海へと入り込んだように見える。



一方、
縄文人を列島の周縁に追い詰めたのは、
大伴旅人や坂上田村麻呂だと思いますが、
鎌倉幕府の奥州征伐の影響もあるかもしれません。

そう考えると、
鹿児島や青森の「縄文度」が高いのは想像がつきますし、
そこから海を渡って、
沖縄や北海道にまで逃げのびた縄文人もいるのでしょう。

あるいは、沖縄や北海道には、
はじめから縄文人が先住していたんでしょうか?



しかし、わたしが、
今回の分布図でいちばん興味深いと思ったのは、
・東日本では太平洋側のほうが「縄文度」が高い
・島根と秋田の「縄文度」が有意に高い

ってことです。

坂上田村麻呂の蝦夷討伐にしろ、
源頼朝の奥州征伐にしろ、
征夷大将軍が東国へ進出した際に、
日本海側の人々の抵抗が弱かったのに対して、

太平洋側では、
アテルイとか、奥州藤原氏みたいに、
頑強な抵抗勢力が多かったんだという気がする。

奥州藤原氏は弥生系かもしれませんが、
その統治下の人々の多くは縄文系だったのでは?



かたや、
島根と秋田にかんしては、
日本海側にありながら有意に「縄文度」が高い。

これは第1に、
出雲王権が強力な縄文系であった可能性と、

第2に、
東湖八坂神社の統人行事や、
松本清張の「砂の器」や、
高橋克彦の「東北=出雲説」が暗示しているとおり、
出雲の人々が、国譲りの際に、
秋田のほうまで逃げのびた可能性を感じさせます。







なお、今回の研究では、

縄文人のほうが、
遺伝的に身長が低めで太りやすい体質であり、
血糖値や中性脂肪が上がりやすいと分かったそうです。

弥生人のほうは、
ぜんそくなどアレルギーになりやすいそうです。
なんとなく、わたしは弥生人っぽい?(笑)
とくに母方のほうは。

海外では、
ホモサピエンスに交わったネアンデルタール人のことも、
同様の手法で研究されているそうです。




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最終更新日  2023.04.16 11:50:00


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