カテゴリ:わたどう~ウチカレ~らんまん!
昭和33年。
園ちゃんの植物園に、 夏の花々がらんまんに咲き誇っている… という最終週のはじまり。 そこへやってきたのが宮﨑あおい。 昭和20年の東京大空襲のときは17才だったって? ちなみに、 当時の桜子は25才でしたけどね! (戦前はジャズピアニストを目指していた) つまり、この女性は桜子より8つ年下。 ◇ なぜ昭和33年なのか? …を調べてみたら、 牧野富太郎が昭和32年に亡くなってるのね。 そして、昭和33年には、 練馬区大泉の牧野記念庭園と、 高知の県営牧野植物園が開園している。 そこを物語のゴールにしたってこと。 ◇ 冒頭のシーンで、 寿恵子が「わたし、やり遂げましたよ!」と言った。 実際のところ、 大泉に土地を買って、家を建てて、 園ちゃんの植物園を開いたのも寿恵子でしょう。 すべての大冒険を構想したのが彼女なら、 これはやっぱり寿恵子の物語なのかもね。 標本整理の仕事を辞退しかけた宮﨑あおいは、 スエコザサらしき植物からフワッと風が吹いたのを感じ、 ふと思いとどまっていましたが、 あのときに、 彼女を呼び止めたのも寿恵子だなあ、と思う。 ◇ …それにしても! 2006年の「純情きらり」といい、 2015年の「あさが来た」といい、 宮﨑あおいの朝ドラのヒット率のすごさよ。 しかも、幾島役の松坂慶子とは「篤姫」共演です。 これは完全に長田育恵のネタでしょうが(笑)。 わたしは15年前の記事にも書きましたけれど、 宮﨑あおいは、どんだけNHKに強いのか! 民放には弱いけどw ◇ そういえば、 沼津の酒造りはどうなった? 長屋のみんなが一堂に集まって、 綾のつくった新しい酒を酌み交わしながら、 万太郎の図鑑完成と、 丈之助のシェークスピア全集の完成を祝うよね?! アルミ印刷と神田の火消しの話も聞きたいし、 新橋の料亭や、母と文太さんのその後も知りたい。 小林一三がつくった神戸の高山植物園にも行かないと! ◇ そして、次女の千歳は、 十徳長屋の差配人を引き受けましたが、 そちらはどうなったのかしら? 関東大震災で建物はめちゃめちゃだろうし、 牧野一家は大泉へ引っ越してしまったろうし、 あんなボロ長屋を建て直したとも思えないので、 震災後は木造アパートにでもなったでしょうか? … なお、ドラマでは、 末娘の千鶴が標本や植物園の管理をしてますが… 実際にそれをやっていたのは次女の牧野鶴代さん。 彼女は「集成牧野植物図鑑」や「牧野植物随筆集」も刊行したようです。 ※上野のデパガや長屋の差配人をやったかどうかは分からない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.09.26 13:44:05
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