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まいかのあーだこーだ

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2023.09.28
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これはスゴイ…

ぜんぜん期待してなかったけど、
予想をはるかに上回る異次元の出来!

これは渋江修平の傑出した演出力の賜物。



演出 渋江修平
脚本 根本ノンジ
音楽 近谷直之


日本のドラマって、
脚本家が注目されることはあっても、
演出家が注目されることは少ないですよね。

最近のドラマで演出家の名前が挙がるのは、
せいぜいTBSの福澤克雄くらい。

でも、今回のドラマは、
まちがいなく渋江修平の演出力が炸裂してる!



彼は、NHKでも、
太宰・横溝・乱歩の短編ドラマを作ってましたが、

それ以上に強烈だったのは、
去年のMBS「あせとせっけん」!!
あの加湿器の湯気のなかの謎のベッドシーンは、
非凡さを超えて偏執的な異常さに達してました。

今回も、
諸葛孔明の帽子から謎の湯気が立ってたけど、
ああいう作風なのでしょうね。知らんけど(笑)。

ちなみに「あせとせっけん」は、
大原優乃と劇団EXILEの佐藤寛太が主演でしたが、
今回の「パリピ孔明」は、
大原優乃と同郷で幼馴染みの萌歌が主演で、
EXILEからは関口メンディーが出てる。

そして、森山未來は、
NHKの渋江作品で常連でした。
渋江組的なチームが出来上がってる?


萌歌が泣くまでの約5分もの長回し。
感動的なシーンなのに、なんか笑えてしまう。

そして近谷直之の音楽がメチャクチャ本気!(笑)


中国でロケをやったわけじゃないだろうけど、

映像には妙なゴージャス感があって、
"なんちゃって中国"みたいなチープさはない。
それどころか、諸葛孔明の出で立ちが、
東京の街並みに違和感なく馴染んでます(笑)。

近谷直之の音楽も、
かなりの本気で中国っぽい世界観を出してる!
彼も「あせとせっけん」で組んだスタッフです。

根本ノンジの脚本のコメディセンスも、
すでに日テレの「ハコヅメ」で証明されている。




考えてみれば、
「あせとせっけん」も「パリピ孔明」も、
コミック原作のドラマ化なので、
ファンタジックな世界の映像化を共通の課題にしてますね。

日本の漫画やアニメの豊富なコンテンツを、
原作のクオリティを落とさずに実写化できれば、
国内の映像作品はもっと世界に出せるようになる。

その意味で、渋江修平の演出は、
今後のドラマ界や映画界が注目すべきものになるでしょう。


東京にいても違和感のない諸葛孔明(笑)


なお、
萌歌が劇中で歌ってたのは、
原田真二の「タイムトラベル」と、
松原みきの「真夜中のドア/Stay With Me」です。

周知のとおり、
いまや「真夜中のドア」は世界中でカバーされてますが、
原田真二の曲もスピッツなどがカバーしてますね。

萌歌のアルバム『Dreamer』(EIKO名義)は11月1日に発売とのこと。

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最終更新日  2024.06.17 15:51:06
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