カテゴリ:ぎぼむす~ちむどん~パリピ孔明!
これはスゴイ…
ぜんぜん期待してなかったけど、 予想をはるかに上回る異次元の出来! これは渋江修平の傑出した演出力の賜物。 ◇ 演出 渋江修平 脚本 根本ノンジ 音楽 近谷直之 日本のドラマって、 脚本家が注目されることはあっても、 演出家が注目されることは少ないですよね。 最近のドラマで演出家の名前が挙がるのは、 せいぜいTBSの福澤克雄くらい。 でも、今回のドラマは、 まちがいなく渋江修平の演出力が炸裂してる! ◇ 彼は、NHKでも、 太宰・横溝・乱歩の短編ドラマを作ってましたが、 それ以上に強烈だったのは、 去年のMBS「あせとせっけん」!! あの加湿器の湯気のなかの謎のベッドシーンは、 非凡さを超えて偏執的な異常さに達してました。 今回も、 諸葛孔明の帽子から謎の湯気が立ってたけど、 ああいう作風なのでしょうね。知らんけど(笑)。 ちなみに「あせとせっけん」は、 大原優乃と劇団EXILEの佐藤寛太が主演でしたが、 今回の「パリピ孔明」は、 大原優乃と同郷で幼馴染みの萌歌が主演で、 EXILEからは関口メンディーが出てる。 そして、森山未來は、 NHKの渋江作品で常連でした。 渋江組的なチームが出来上がってる? 感動的なシーンなのに、なんか笑えてしまう。 そして近谷直之の音楽がメチャクチャ本気!(笑)
中国でロケをやったわけじゃないだろうけど、 映像には妙なゴージャス感があって、 "なんちゃって中国"みたいなチープさはない。 それどころか、諸葛孔明の出で立ちが、 東京の街並みに違和感なく馴染んでます(笑)。 近谷直之の音楽も、 かなりの本気で中国っぽい世界観を出してる! 彼も「あせとせっけん」で組んだスタッフです。 根本ノンジの脚本のコメディセンスも、 すでに日テレの「ハコヅメ」で証明されている。 考えてみれば、 「あせとせっけん」も「パリピ孔明」も、 コミック原作のドラマ化なので、 ファンタジックな世界の映像化を共通の課題にしてますね。 日本の漫画やアニメの豊富なコンテンツを、 原作のクオリティを落とさずに実写化できれば、 国内の映像作品はもっと世界に出せるようになる。 その意味で、渋江修平の演出は、 今後のドラマ界や映画界が注目すべきものになるでしょう。 なお、 萌歌が劇中で歌ってたのは、 原田真二の「タイムトラベル」と、 松原みきの「真夜中のドア/Stay With Me」です。 周知のとおり、 いまや「真夜中のドア」は世界中でカバーされてますが、 原田真二の曲もスピッツなどがカバーしてますね。 萌歌のアルバム『Dreamer』(EIKO名義)は11月1日に発売とのこと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.06.17 15:51:06
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