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テレ朝「あな忘」第1話。浅野妙子だったのか~w
堀田真由&萩原利久は「癒し系カップル」だと思ってたし、 てっきりピュアな純愛路線かと思ったけど、 浅野妙子のあざとさが随所に透けて見えるw まあ、 そのあざとさこそが浅野妙子らしさだし、 嫌いじゃないんだけどね…。 ◇ 記憶障害者の純愛ドラマと見せかけて、 …貧困女子の苦境とか、 …昔のライバルとの確執(vs 森香澄)とか、 …職場のいじめ(vs 松井玲奈)とか、 …幼馴染への嫉妬(vs 岡田結実)とか、 いつもみたいなドロドロ要素が混じってくんでしょ。 そして不穏な展開になればなるほど、 視聴者の反感を招くのも想定済みw 風間俊介の手の傷とか、 こがけんが職場にいるのも気になります。 ◇ 大雑把にいうなら、 《疾病ドラマ》と《音楽ドラマ》の掛け合わせ。 それが、このドラマ企画の肝。 あざといよね~w 映画でいうなら、 「キミスイ」×「羊と鋼の森」とか、 「セカコイ」×「蜜蜂と遠雷」みたいな感じ? とくに「セカコイ」は、 眠るたびに記憶を失う健忘症の話だったから、 今回の設定によく似てます。 健忘症の設定として、 ・自分の名前も忘れてしまう。 ・家族はいないけど幼馴染みはいる。 ・記憶を失くしたら電話にも出ない。 などが整合的なのかは、いまのところ微妙です。 ◇ 疾病系のドラマでいうと、 「セカチュー」や「キミスイ」は、 病に冒された美少女の話だったけれど、 障害を抱えた美青年の話になってます。 ↑勘違い!記憶障害は莉子のほうだったw つまり、 男性に障害があるほうが最近のトレンドってこと。 障害を抱える美青年を演じたのは、 「silent」では目黒蓮だったわけですが、 今回はジャニタレでなく萩原利久を当てはめた。 …なお、このドラマは、 生方美久「silent」との関連性がさかんに言われてる。 公式HPのコメントが「silent」の文章のパクリだったとか、 どうでもいいニュースがネットに流れたりもしてますが、 それ自体が「silent」との関連性を視聴者に意識させるための、 意図的な仕掛けだった気がしなくもない。 ◇ かたや音楽系のドラマでいうと、 廃墟のピアノは「ピアノの森」っぽくもあるし、 月が出てくるのは「蜜蜂と遠雷」っぽくもあるし、 コンクールのトラウマは「のだめ」っぽいのかな。 日テレの「リバーサルオーケストラ」もそうでしたね。 ふたりで月や太陽に手をかざすのは、 森下佳子の専売特許じゃなかったっけ?(笑) 瀬戸内海の浜辺の流木も、なんとなく既視感がある。 … ちなみに神戸にホテルの廃墟があるとしたら、 震災前のバブル時代に建てられたものだろうけど、 あれだけ建物が崩壊してるのに、 ピアノだけ新品同然で調律も狂ってないのは、 これもまた意図的なツッコミどころなのかしら? 廃墟とはいっても、 他人の所有物なら不法侵入になるし、 いつ崩れるかもわからない危険な場所だから、 物語の中でもそこらの問題が出てくる可能性はある。 ◇ 個人的にいうと、 神戸が舞台なのは好印象です。 コテコテの関西ではなく、 おっとり・はんなりな関西を舞台にするのは、 民放の恋愛ドラマとしては目新しいかも。 じつは「セカコイ」も、 (舞台は関西ではなかったものの) 道枝駿佑と福本莉子が大阪出身だったから、 わたしは「上方のエレガンス」をもっと押し出すべきだと、 去年のブログ記事に書いたのよね。 その意味で、今回の企画には、 わたしの主張が反映されたと言えなくもない。 実現させたのは東宝じゃないけど。 … 堀田真由は滋賀出身なので、 おっとり系の関西にはもってこいのキャラクター。 岡田結実も大阪出身なので関西弁ネイティブ。 松井玲奈もキツめの関西弁を喋ってましたが、 彼女は兵庫生まれの愛知育ちだそうです。 萩原利久は埼玉人ですがw ぶっちゃけ、 いろんなネタを掛け合わせただけのドラマだから、 これといってテーマ性らしきものは感じられないのよね。 奇しくも、今季は、 テレ朝で橋部敦子と競合してますが、 ベテラン同士の女性脚本家対決も、 内容の期待度からいえば、橋部敦子のほうが上だなw … まったくの余談ですが、 テレ東の「すべて忘れてしまうから」。 テレ朝の「たとえあなたを忘れても」。 とってもまぎらわしいです! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.10.23 18:52:00
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