カテゴリ:NHK大河ドラマ
NHK大河「どうする家康」第43話。
関ケ原の戦が決した後、 家康が「何がそなたを変えたのじゃ?」と問うと、 三成は「私は変わっておりませぬ」と答えました。 このわたくしの内にも、 三成の言う「まやかしの夢」とは、 天下統一に懸ける家康の夢でもありますが、 それは、ほかでもなく、 かつて瀬名が希求した「慈愛の国」のことです。 わたしは、 下の記事にも書いたように、 https://plaza.rakuten.co.jp/maika888/diary/202306280001/ 瀬名がたんに人間の慈愛心を信じたとは思わないけれど、 たしかに、 人間の慈愛心だけで平和を実現することは出来ません。 平和を実現するためには、 そのための実効的な仕組みと何らかの強制力が必要です。 ◇ 家康は、 この三成の言葉に触れたことによって、 いかにして人間の「戦乱を求める心」を抑え込むか、 その実効的な方法を構想していくのだと思います。 下の記事よれば、 https://kazumie830.blog.fc2.com/blog-entry-7384.html 古沢良太は次のように語っているらしい。 今の時代にも戦争はあって、誰もが理想を持っているのに、現実の世界に理想はいつも敗北させられている。でも、家康は戦いのない世界を実際に作った。その偉業には説得力がある。 おそらく、 江戸幕府が「戦乱を求める心」を抑え込むべく作ったのが、 参勤交代のような諸制度ですよね。 つまり、それは諸藩の軍事力を骨抜きにする仕組みだった。 そして近代の廃藩と武装解除によって、 日本の内乱は完全に消滅したのだといえます。 なお、 近代の廃藩置県についてはこちらに書きました。 https://plaza.rakuten.co.jp/maika888/diary/202110200000/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.06.17 19:21:10
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