カテゴリ:プレバト俳句を添削ごと査定?!
初デート上出来茄子上手く炊けた 吊橋の下は万緑初デート 初デート彼の団扇を借りたまま
6月6日のプレバト俳句。 お題は「初デート」。 ◇ 梅沢富美男。 吊橋の下は万緑 初デート 初デートの吊橋万緑に揺れる(添削後) 形式面でいうと、 中七で切ったら季語は下五に置くほうがいい。 この句の下五は、 映像というより説明っぽく見えてしまう。 一方、 フジモンと先生が疑問を呈したのは、 「緑が茂ってるのは橋の下じゃなく橋の周囲では?」 …ってこと。 まあ、吊り橋の位置によっては、 眼下に緑が広がる場合もあろうし、 客観的事実としては周囲に緑が茂ってても、 吊り橋に立ったときの主観的な印象として、 眼下の緑に圧倒されることもあるでしょう。 ただし、 万緑とは「見渡すかぎりの緑」のことだから、 下だけに限定するのなら、 むしろ「深緑」「青葉」などを使うべきかな、 …という考えもありうる。 ◇ フジモン。 初デート上出来 茄子上手く炊けた ボツかなあ… と思ったけど掲載決定でした。 女性の視点で詠んだとのことで、 俵万智の短歌みたいな内容。 モノローグ的というか、日記っぽい。 関西では「煮びたし」を「炊いたん」というのね。 二句一章と考えると、 前段は結果の説明とも見えるけど、 全体をひとつのセリフと考えれば、 公開録画当たった 浅蜊開いた と同じような作風だといえます。 おうちデートで料理を振る舞い、 「上手く炊けただけでも上出来!」 と、自分に言い聞かせてる感じ? ただし、作者の説明によると、 彼に料理を振る舞ったのではなく、 外デートからの帰宅後に自炊した場面らしい。 ◇ 清水アナ。 初デート 彼の団扇を借りたまま これはフジモンとは逆に、 デート中の話ではなく、 帰宅後の話のように読めてしまいます。 帰宅後も借りたままだったという意味なら、 上五は原因の説明になるけど、 彼の団扇を持って歩いたという意味なら、 初デート 君から借りた白団扇 のようにも出来るし、 あるいは破調の17音で、 初デート 君に借りた団扇の風 のようにも出来ます。
2位だったけど空気感がオシャレ! 広告写真みたいなカッコよさ。 辻本舞は、 独特の色彩が絵本みたいでファンタジックね。 ▽過去の記事はこちら https://plaza.rakuten.co.jp/maika888/diary/ctgylist/?ctgy=12 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.06.10 13:15:04
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