2073507 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2024.07.08
XML
十度目のタクシーアプリ梅雨の雷 夏の雨電車が遅延したことに 眠り明け車窓に浮かぶ梅雨雷か 飛び起きて走るカバンに日傘かな 汗みずく脳裏を過ぎる校門の鬼 埼京線運転再開扇子閉づ 蒸し暑し今を出掛けの尋ね人
7月4日のプレバト俳句。
お題は「遅刻して走ってるシーン」。



かたせ梨乃。
十度目のタクシーアプリ 梅雨の雷


タクシーはつかまらないし、
雨だけじゃなく雷まで鳴り出した状況。

きっと昭和の俳句なら、
十度目のタクシー通過 梅雨の雷

…だったでしょうけどね。



関水渚。
夏の雨 電車が遅延したことに


面白い趣向の句。

実景と内心の取り合わせですが、
通勤途中で考えを巡らせる作者の表情が見える。



竹財輝之助。
汗みずく 脳裏を過ぎる校門の鬼
校門の鬼へ向かって走る汗
(添削後)

これも実景と内心の取り合わせだけど、
中七が不要な説明になってますね。



美山加恋。
眠り明け 車窓に浮かぶ梅雨雷つゆらい
オーデションへ向かう車窓の梅雨の雷
(添削後)

作者の話によれば、
寝坊して電車に飛び乗り、
怒ったマネージャーの顔を思い浮かべた…とのこと。

つまり、
車内ではなく自宅で眠っていたのであり、
季語は実景ではなく怒ったマネージャーの比喩です。

添削は改作にならざるをえないけど、
オーデションへ急ぐ車窓にはたた神

とすれば、もうすこし作者の意図に寄ると思う。

なお、
「梅雨の雷」は「つゆのらい」と読むけど、
「梅雨雷」は「つゆかみなり」と読むべきです。



加恋ちゃんは初出演だったのね!
過去に出演済みかと誤解してました。

余談だけど、
このブログの最初のドラマレビューは、
20年前の「僕カノ」ですw
朝ドラ「純きら」の子役も加恋ちゃんだった!



おいでやす小田。
飛び起きて走るカバンに日傘かな
駅へ走る カバンに日傘入れたまま
(添削後)

梅沢が言うように、
中七の「走る」が連体形なら、
走る主体はカバンってことになります。
逆に、終止形なら、
句またがりを「かな」で締めることになる。
どっちにしてもダメですね。

そして、作者の話を聞いても、
季語「日傘」の役割がいまいち分からなかった。
鞄に日傘が入ってたら不都合なのかしら?
それとも雨傘と日傘を入れ違えたってこと?




千原ジュニア。
埼京線運転再開 扇子閉づ


停止した車内の暑苦しさが想像できます。

ちなみに、
漢語は撥音や長音(二重母音)が多いので、
中八になってもリズム上の違和感は少ない。



梅沢富美男。
蒸し暑し 今を出掛けの尋ね人
外出の矢先の客や 蒸暑し
(添削後)

作者の話によれば、
出掛けの途中で道を尋ねられた場面らしい。

しかし、字面からは、
探し続けた行方不明者が現れた瞬間かと誤読される。

先生の添削は改作なので、
炎天を急げば道を尋ねられ

としてみました。



清水アナ。
夏期講座 遅れて一番前の席


二句一章にすると、
上五の季語は状況説明に見えてしまう。

ためしに、
寝坊して最前列の夏期講座

としてみました。



▽過去の記事はこちら
https://plaza.rakuten.co.jp/maika888/diary/ctgylist/?ctgy=12



にほんブログ村 テレビブログへ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024.07.08 06:50:09
[プレバト俳句を添削ごと査定?!] カテゴリの最新記事


PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

日記/記事の投稿

カテゴリ


© Rakuten Group, Inc.
X