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まいかのあーだこーだ

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2024.07.28
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カテゴリ:東宝シンデレラ
BS朝日「高見沢俊彦の美味しい音楽美しいメシ」を見ました。
BSの番組でもTVerで配信するんですね。

由貴ちゃんが紹介してたのは、
・中華街「吉兆」のあさりそば
・おなじく横浜のウサギ肉&エスカルゴのパエリア
・中目黒のダシしゃぶ焼肉&冷やしうどん

そして武部聡志が紹介したのは京都のタルトタタン




アルフィーと武部の関係が古いってことは、
ももクロの「フォーク村」を見てうすうす知ってたけど、
なんでも学生時代からの付き合いだそうで。

といっても、さすがに、
「高見沢が高校生のとき」じゃなく、
「武部が国立音大生のとき」という意味だろうけど、
たぶん70年代なかばの話でしょう。

武部は、
高見沢の住む原宿のアパートにも行ったことがある、と。
しかし、アパートのトイレにかんしては、
武部の記憶力のいいかげんさが露呈してましたw

高見沢によれば、
「武部はハードロッカーでギターも弾く」とのこと。
その話を聞いて『アーヤと魔女』のマンドレークを思い出した!
マンドレークもギタリストじゃなくてキーボーディストだけど。


そして、
武部が清水健太郎のバックで演奏してたころ、
アルフィーは研ナオコのバックバンドだったそうです。



◇ 


さらに昨夜は…

U-NEXTの配信ライブ「水響曲~夏」でした。

楽しかった。由貴ちゃんもよく歌えてました。やっぱりユッケ食べてきたの?
春のライブのときはちょっと痩せてるのが気になったけど、今回は健康状態も良さそうで、チャイナドレス風(というかアオザイ風?)のドレスも爽やかで涼しげでした。武部はかりゆしウェアかしら?

2週間ほどアーカイブが残るようなので、もう何回かは見るつもり。


夏の予感! 


1曲目は「初戀」でした。


ライブ開始前に流れた「初戀」のインストバージョンを聴いて、うっとり幸せな気持ちになってたのだけど、それがオープニングだった!(*^^*)

◇ 


2曲目は「ストローハットの夏想い」。


韓国人DJのナイトテンポは、4年前に由貴ちゃんの「卒業」と「ストローハットの夏想い」を取りあげましたが、それはWink~杏里~オメガトライブ~BaBeなどに続くリミックスだったので、シティポップというよりもユーロビート歌謡という観点で長岡や武部のプロジェクトに着目したのでは? …ってことを音楽惑星さんが言ってましたw
これは『アージュ』にかんする議論なので、音楽惑星さんのサイトにはまだ掲載されてない話。



◇ 


3曲目は、ブライアン・ハイランド「ビキニスタイルのお嬢さん」のカバー。
(Brian Hyland「Itsy Bitsy Teenie Weenie Yellow Polka-Dot Bikini」1960)


デビュー直後のファーストライブで「1950sメドレー」をやったって話は聞いたことがあるけど、そのセットリストまでは知らない。てっきり「サウンドオブミュージック」とか「ケセラセラ」みたいなミュージカル映画の曲かと思ってたので、この「ビキニスタイルのお嬢さん」はすこし意外です。まだ持ち歌が足りなかったころの苦肉の策とはいえ、当時から本人の趣味の世界をライブなどの表現に活かしてたんだよね。今後のライブでも、この50年代シリーズには期待できそう!

◇ 


4曲目は「アクリル色の微笑」。


ピアノだけの編曲でもこの曲の世界が十分に成立してました。ぜんぜん古さを感じない。これもまさしくシティポップだよね。あらためて今の時代にレコーディングしてもいいんじゃないかと思ってしまいます。
この曲をライブで歌ってこなかった理由は「男性人称の歌詞だから」という由貴ちゃんの意外な告白がありました。それを言ったら「さよなら、さよなら」とかも{僕/君}の歌詞。銀色夏生が作った「ポケットの中で」なども男性人称です。
なお、この曲のアクリル色が、はたしてアクリル絵具の色なのかアクリルガラスの色なのかは依然として謎のままw

演奏の前にはBOXセットのブックレットをめくりながらのトークがあり、凜のデビューにあわせて『何もかも変わるとしても』の再発を提言した優秀なマネージャーくんもちらっと登場。武部と由貴ちゃんは「感傷ロマンス」「雨のロードショー」「海の絵葉書」などの話をしてましたが、どれも歌ってほしい曲です!「水の春」や「ONE」は以前のライブで聴いた記憶がある。「親知らず」も何となくライブで聴いた気がする…。90年の『ONE TWO』のライブ盤に入ってるからかな?
いま聴きたいのは「Side Seat」ですね。このあいだ立川智也の車でアクアラインを走ってる映像を見たとき「これってSide Seatじゃん!」と思ったからw

それはそうと… 武部は、由貴ちゃんのデビュー当時にはまだアナログレコードしか存在しなかったと思ってるらしいw もうコンパクトディスクはあったよ!
逆に、由貴ちゃんのほうはCDしか聴いたことがないらしく「予感からはじまってるのチャイムですか?」などと言ってましたw どうやらCDとアナログで曲順がちがうことを認識してない模様。あるいは、ボックス化のときにアナログの曲順にしたことを認識してないのかも。
由貴ちゃんは自分の曲の忘れっぷりもヒドイ!わたしのほうがよっぽど覚えてるよ…(^^; まあ、自作の曲でさえ「男性人称だと歌いにくい」と考えるくらいだから、歌詞に共感できないと、そのまま歌うことも聴くこともなく忘れてしまうのかな。

◇ 


5曲目は「青空のかけら」。


本人はあいかわらず「難しい」と言ってましたが、ぜんぜん難しそうには見えなかった。今まででいちばん無理なく歌えてた印象です。この曲のベストパフォーマンスと言ってもいいのでは?
なお、スタジオでタップダンスの録音をした話は知ってますが、最初の自作曲「お引越し・忘れもの」のときに車のエンジン音や足音を録音した話ははじめて聞きました。「仕事用の車」ってことは、市村が由貴ちゃんの送り迎えに使ってた車?

◇ 


6曲目は、森山良子/手嶌葵「さよならの夏」のカバー。


BS11で3年前に歌ったときも「これはレコーディングすべき!!」と思うほど素晴らしかったけど、今回も完全に自分の世界にしていました。こういうときの斉藤由貴って、ちょっと異次元になるのよね。そういう歌声だった。
去年のアルバム『ジブリをうたう』のピアノインストを聴いたときも、わたしは「それを歌うべきは斉藤由貴」だと思ったけど、あらためて由貴ちゃんとこの曲との結びつきの強さを感じさせた。

ジブリの『コクリコ坂』は、横浜が舞台の作品であり、長澤まさみの主演作であり、谷山浩子と武部聡志の参加作品であり、凜が好きなジブリ&手嶌葵の作品でもある。
3年前の記事にも書きましたが、1976年の日テレドラマも舞台が横浜だったらしい。ただし、今回の話を聞くかぎり、由貴ちゃんがこの曲を聴いたのは、やはり『コクリコ坂』の手嶌バージョンであって、日テレの森山バージョンではないっぽい(当時の由貴ちゃんは10才ですね)。

世間のアニメヲタクは、この宮崎吾朗のアニメを酷評してたりもするけど、わたしは全ジブリ作品のなかでも最高作のひとつだと思ってて、以下のレビューサイトには9点つけました。
https://www.jtnews.jp/cgi-bin/review.cgi?SELECT=24063&TITLE_NO=18962#HIT
まあ、ロボットや美少女が活躍するファンタジーではなく、わりと社会的な内容をふくむ人間ドラマなので、世間のアニヲタどもの好みには合わないのでしょうが、作画的にみても内容的にみても素晴らしい映画なのです。たしか原由子もこの作品のことをどこかに書いてた記憶があるんだけど、とくに横浜育ちの人はこの映画に強い思い入れを抱くのかもしれません。

ちなみに由貴ちゃんは「今日もあの坂を車で下ってきました!」と言ってたので、「え?コクリコ坂って実在するの?」と思ってネットで調べてみたら、元町付近の谷戸坂や千鳥坂などがモデルといわれてるらしい。由貴ちゃんが利用してるのは、おそらく谷戸坂のほうでしょうね。
http://theyokohamastandard.jp/article-1097/
http://theyokohamastandard.jp/article-5061/


今回のライブは《横浜の夏に似合う斉藤由貴》を感じることができました。わたしは前々から言ってるのだけど、由貴ちゃんは『雪の断章』や『はね駒』みたいに寒い北国の冬のイメージじゃなく、ほんとうは『湘南物語』みたいに横浜の夏こそが似合う人だと思ってる。

最後に由貴ちゃんは「秋のライブがあったら、絶対あの曲!」と言ってましたが、どの曲かしら? わたしが思いつくのは、やっぱり「月野原」かな。月は秋の季語なので。



なぜか「青春という名のラーメン」が再発!



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最終更新日  2024.07.29 17:38:40


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