カテゴリ:NHK大河ドラマ
NHK大河「光る君へ」第31話。
ついに源氏物語が爆誕しました! ◇ 個人的に印象に残ったのは、 まひろが、道長と2人で、 月を眺めて「かぐや姫」の話をするシーン。 実際、 この世ならぬほど美しい光源氏のイメージは、 かぐや姫の《男版》だったのかも…。 ◇ ちなみに、 《人やウサギが月面に住んでる》という幻想は、 古代の「地球平面説」みたいな観念からは、 けっして生まれてこないものですよね。 大地がどこまでも平らだと信じてたなら、 まさか丸い星のうえに人が住むなどとは、 想像すら出来なかったはずだから。 つまり、平安時代の日本人は、 地球も月も球体だと知ってたわけですよね。 ◇ しかし、Wikipediaには、 日本人が「大地が球形であること」を初めて知ったのは、戦国時代にヨーロッパ人宣教師が来日した1543年以降のことである。 宣教師は世界地図や地球儀を日本に持ってきて、仏教の「地平説」よりもキリスト教のほうがずっと優れていることを知らせるために使った。とあります。 月の満ち欠けを眺めてれば、 月が球体であるのは分かるはずなのに、 月のほうが球体で、 大地のほうが平面だと思ってたとしたら、 ちょっと辻褄が合いませんけどね…(^^; ◇ ジェフリー・バートン・ラッセルによれば、 > 紀元前3世紀以降の西洋文明の歴史に連なる教養人で > 地球が平面だと信じた者などいなかった …とのこと。 中世ヨーロッパでは、 「地動説」よりも「天動説」のほうが優勢だったものの、 さすがに「地球平面説」までは信じられてなかった。 それは、近代以降に、 カトリック教会を攻撃するために流布された謬説らしい。 https://ja.wikipedia.org/wiki/中世西欧で地球平面説がはびこっていたという謬説 ただし、 「地球球体説」と「天動説」は矛盾しないので、 コペルニクスが登場するまでは、 なかなか「地動説」が共有されなかったのですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.08.19 07:51:18
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