カテゴリ:NHK大河ドラマ
NHK「光る君へ」第37話。
道長とまひろの禁断の関係は、 すでに女房たちのあいだでも噂になってて、 赤染衛門(凰稀かなめ)も気づいてるけど… 倫子さん(黒木華)も気づいてるよね! 昔から「誰か女がいる」とは思ってたのだし。 でも、彼女は何も言いませんね…。 ◇ まあ、 娘の彰子ちゃんも中宮になったのだし、 彰子ちゃんには男児も産まれたのだし、 倫子さんは自他ともに認める「勝者」であり、 まひろも、それに協力してるのだから、 この期に及んで、まひろを敵視する必要はない。 もともと、 妾の明子さん(瀧内公美)もいるし、 それ以外の妾や愛人がいたところで、 当時の正妻にしてみりゃ驚くことでもないでしょう。 ◇ まひろのほうも、 倫子さんに嫉妬などしてないし、 倫子さんのほうも、 この後に及んで「女の嫉妬」なんぞを発動させて、 親しい間柄のまひろを敵視したりはしないと思う。 そこは彼女の懐の深さでもある。 …とはいえ、 道長一筋に生きてきた彼女にとって、 夫の「最愛の女性」が自分ではなく、 まひろだということに複雑な気持ちはあるかもね。 ◇ ちなみに、 まひろと道長の関係に気づいてるのは、 宮中の人たちだけじゃありません。 為時(岸谷五朗)や、 惟規(高杉真宙) をはじめとして、 実家の者たちもうすうす気づいてます。 …だとすれば、 賢子ちゃんも気づいちゃってる? ◇ 賢子ちゃんは、 > 母上が嫡妻ではないから、 > 私はこんな貧しい家で暮らさなきゃいけないのよ! みたいなことを言いました。 それは、もちろん、 「宣孝(佐々木蔵之介)の嫡妻ではなかったから」 という意味なのだけど、 もしかすると、 「道長の嫡妻ではなかったから」 という意味でもあるかもしれない(←考えすぎ?)。 ◇ 実際、 賢子ちゃんと彰子ちゃん(見上愛)は、 ほんとうは腹違いの姉妹なのに、 その身分には雲泥の差がありますよね。 片方は中宮で、 片方は末端貴族の妾(未亡人)の娘。 まひろは、 道長の嫡妻になるのは不可能だったにせよ、 妾だった可能性はあるわけで、 もしもそうだったら、 いまごろ賢子ちゃんは、 明子(瀧内公美)さんの子供たちと同等の身分でした。 ◇ まひろは、 ひさしぶりに実家に戻り、 めずらしく気持ちがゆるんだらしく、 お酒に酔って余計なことをペラペラ喋り、 賢子ちゃんを憤慨させてました。 幼いころの賢子ちゃんは、 道長に似て勉強嫌いかと思われましたが、 いつのまにか母親と同じく、 読書好きな女の子になっていたようです。 じつは名前どおりの「賢い子」で、 いろんなことに気づいてるかもしれません…。
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最終更新日
2024.09.30 10:15:45
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