ドラマ「エルピス」第8話!本城建託と麻生セメント。
瑛太が犯人みたいでーす。ごめんなさーい。予想がハズレっぽい…。ドラマの結末には、3つの可能性が出てきました。1.真犯人の本城彰が逮捕される。2.風俗店長が犯人に仕立てられる。3.松本良夫の死刑が執行されてしまう。どうなるんでしょうか??そして長澤まさみが闇落ち??!ちなみに風俗店長の苗字が、弁護士と同じ「木村」なのは、ただの偶然だよね…◇いまさらながら言い訳をすると、わたしが「瑛太犯人説」をミスリードと疑ったのは、真犯人が、訪ねてきたジャーナリストにむかって、なにか思わせぶりに話そうとするのは変だし、いずれ身元が割れることも分かってるのに、シャッターを閉じて、そのまま店もやめて、行方をくらましてしまうなんて、そんないかにも怪しげな行動をとるのも、すごく変だな~と思ったからです。しかし、今にして思えば、あのとき本城彰は、シャッターを閉めた密室で、浅川恵那のことも殺そうとしたのかもしれませんし、それでも絶対に捕まらないという自信があって、ヤバくなったら、また海外にでも逃亡すればいい、という考えだったのかもしれませんね。…ただ、後述するように、本人のDNA鑑定とか、誰かの証言などがないかぎり、本城彰が犯人とはまだ確定できないし、ドラマ内でさえ、最後まで犯人が確定されずに終わる可能性もあります。◇さて、第8話の内容は、かなり不可解な点が多かったのですが…その内容を、わたしなりに《脳内補完》すると、次のようになります!目撃証言が虚偽であることも判明し、弁護側のDNA鑑定も「不一致」の結果が出たので、松本死刑囚が無罪になる可能性が高まっています。警察側も、それを見越して、あらたに「風俗店長を犯人に仕立てる方針」を固めた??平川刑事が、岸本に風俗店の顧客情報を売ってきたのも、(まるで単独での内部告発のように装っていましたが)じつは警察組織の方針に沿ったものではないでしょうか?もちろん、その顧客情報からは、本城彰の情報だけが抜き取られていました。しかし、岸本は、あっさり本城彰にたどりついてしまったのですね。これは警察側にとって誤算だったろうと思います。しかも、岸本は、金と引き換えに内部告発をした事実をバラすと言って、平川刑事に「本城彰の情報を出せ」と要求した。これに対して、平川刑事は、「録音の元データと引き換えに」という条件で、その要求に従うしかなかったのだと思います。ところが、岸本は、そもそも録音などしていなかったわけです。警察側も、それが分かるやいなや、あらためて「風俗店長を犯人にする計画」を推し進め、こんどは逆に、>風俗店の顧客情報が漏洩したのは、>金と引き換えの内部告発などではなく、>岸本が刑事を脅迫したからだみたいな言いがかりをつけてきた。岸本は、これに反論できる証拠をもっていません。その結果、岸本はテレビ局を解雇されました。◇ところで、岸本は、弁護士にも新聞記者にも相談せずに、いきなりニュース8にスクープを持ちかけました。つまり、彼は、弁護士とか新聞記者ではなく、だれよりも浅川恵那を信頼していたってことですね。しかし、その浅川恵那に裏切られました…じゃあ首都新聞でスクープすればいいじゃん!と思うけど、新聞社も報道を自粛してしまったのかもしれないし、あるいは、首都圏だけの新聞報道よりは、全国区の週刊誌で報道するほうがいい、という判断だったかも。しかし、こんどは、「風俗店長逮捕」の報道を受けて、週刊誌までがスクープを取りやめ。あわせて遺族会も、ほかの被害者まで風俗嬢と見なされるのを恐れて、会見を中止してしまいました。◇いまのところ、2つの事件が同一犯によるものだと証明できるのは、岸本によるDNA鑑定の結果しかありません。むろん、本城彰は海外に逃亡していますから、彼のDNAと照合することは難しい。かといって、岸本の鑑定したDNAが風俗店長のDNAと一致するはずもない。なので、警察は、あらたな証拠をでっちあげないかぎり、「風俗店長を2つの事件の犯人に仕立てる」ことは出来ません。はたして警察側は、すでにそんな証拠まで用意しているでしょうか??…一方、本城彰を容疑者と見なす理由としては、「ひきこもり友人の証言」「本城彰が風俗店の顧客のひとりだった事実」「事件の空白期間と海外の逃亡期間が一致する」の3点がありますが、いずれも決定的な証拠とはいえません。上述したとおり、本城彰を海外から連れ戻してDNA鑑定をするか、誰かの有力な証言を得ないかぎり、彼を犯人だと確定することはできません。◇ここまでの流れからすると、松本良夫の死刑が執行される可能性は少ないと思います。むしろ無実になるんじゃないでしょうか。けれど、一方で、EDの映像にかんする以下の考察があって、・ケーキは「刑期」の暗喩・賞味期限の「10月24日」は飯塚事件の死刑執行命令の日付これを読むと、ちょっと寒気がします…。— 蒼士 (@aoshi151) December 5, 2022 — iiboshi kyoko (@kizdki) November 20, 2022 ◇それはそうと!今回の内容で気になったのは、池津祥子が「本城建託の怪しい海外事業」に触れていたこと。これって、やっぱり麻生セメントがモデルじゃないでしょうか?麻生セメントの「怪しい海外事業」といえば、なんといっても北朝鮮の巨大ホテル建設があります。もともと麻生セメントは、過去の徴用工問題を抱えているので、南北朝鮮とは敵対関係にあるはずなのですが、なぜかフランスのラファージュと組んで、北朝鮮もふくむ朝鮮半島での事業を展開しています。表でケンカしながら、裏で手を組んでいるという図式。麻生太郎が、北九州を起点とする日韓トンネル構想に賛同していたのも、やはりセメント利権が念頭にあったからでは?…と噂されています。すでに80年代から90年代にかけて、麻生事務所には統一教会員の秘書がいたとのことで、じつは、安倍晋三よりも、麻生太郎のほうが統一教会に近かった可能性がある。なぜ自民党政権が、北朝鮮への融和路線をとる統一教会と関係を断ち切らなかったのか。その理由については、いろいろと取り沙汰されていますが、上記のようなことも背景として見え隠れします。たとえば、政権支持率を上げなきゃならないタイミングとか、防衛予算を増額しなきゃならないタイミングで、都合よく北朝鮮からミサイルが飛んでくるのも、じつは裏で手を結んでるからじゃないの?…みたいな話がたえず出てくるのは、そのためです。