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テーマ:「愛」・「命」(2785)
カテゴリ:リスクマネジメント
感染性胃腸炎について
下痢、嘔吐などを主症状とする感染症です。当初発熱が先行し、嘔吐、下痢など腹部症状が遅れて出現することもあります。なお、幼児、高齢者、基礎疾患のある方ではまれに重症化する場合があります。 原因は、ウイルス、細菌、寄生虫など様々なものがありますが、例年、秋から冬にかけてノロウイルスをはじめとするウイルスによるものが多く発生します。 ウイルスによる感染性胃腸炎の感染経路は、ウイルスが口から入ることにより感染しますが、食品や水に含まれるウイルスだけでなく、患者の便や吐物に含まれるウイルス(空気中に舞い上がったウイルスによる感染もあるとされています)による二次的な感染があります。 ノロウイルスについて 冬季を中心に、乳幼児や高齢者の間で多発する感染性胃腸炎の主な原因となるウイルスです。また、カキなどの二枚貝の不十分な加熱調理や感染した食品取扱者から汚染を受けた食品などが原因になります。 感染力が非常に強く少量のウイルスを経口的に摂取することで発病する特徴があります。そのため、保育園、高齢者施設などの社会福祉施設や学校など集団生活を行う施設では、利用者の介助や調理時等における手洗いの不備などから感染し、患者の吐物、風呂からの二次感染により被害が拡大することもあるので注意が必要です。 家庭でできるノロウイルス対策について ワクチンがなく、特異的治療法もありませんので予防が大切です。 家庭でできる対策は、 (1) 外から帰ったとき、トイレの後や嘔吐物、便の後始末の後、食事や調理の前に、石けんと 流水で丁寧に手を洗う。 (2) 加熱が必要な食品は十分加熱する。 (3) 症状がある人とは密接な接触を避け、タオル等の共用はやめる。 (4) 患者の吐物や糞便を処理する際は、手袋・マスクを着用し、床等が汚染された場合は 雑 巾等に塩素系消毒剤(次亜塩素酸ナトリウム)を含ませて拭く。なお、5分程度放置した後 に、水拭きをして、消毒剤をよく拭き取ってください。 たたみ、じゅうたんは拭き取った後、 アイロンで加熱してください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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