拙者は原発推進論者である。
北海道停電被害の原因を、原発による人災であるとの毎日新聞の記事にはプロパガンダを感じる。(毎日新聞
毎日新聞記事
直接の原因は火力発電所の故障であり、原発が原因ではない。
むしろ原発が稼動していないことと、火力発電が停止したこととの両方の事態が同時に生じたことで、電力不足を招きブラックアウトしたと、拙者は考えている。
原発は立地の時点から地震対策が十分に考慮されているが火力発電はそうでもなく、簡単に壊れてしまう。
さらにいえば、電力多消費の時代、火力ではまかないきれ無くなった事が根本的な根本原因である。
この夏の猛暑ではエアコンが活躍した。
また北海道では冬の電力消費は天上知らずである。
今回の停電が冬季でなかったことは幸運であった。
マスコミは原発を危険なもの、廃止すべきものと定義し、停電による災害を軽視してきた。
原発全廃を主張するのなら、資源小国の日本では停電のリスクもマスコミははっきりと明示すべきだ。
火力発電といえど事故はかなり発生している。
もっとマスコミも停電リスク、いや停電災害の恐ろしさを報道すべきと思う。
さて
福島原発事故の原因は、地元県、市長村、とくに職責を果たさなければならない消防本部がハイリスク施設に対する消防責任を果たさなかったことによる不手際であり、原発そのものではない。
特に地元消防は原発専門の消防隊並びに担当セクションをなぜ作っていなかったのか?
その無責さは腹立たしいものがある。防御対象物消防計画はきちんと作ったのか?。
消防は一般人では危険な状況でも、十分な装備と訓練そして安全に対する経験知識によって、人命救助及び被害の軽減に励んできた。
神戸消防では原発が無いにもかかわらず電源車もあり放射能対策の訓練も行っている。
福島県では電源三法により、130億円が交付され、消防予算も十分にあったはず。
ほとんどが安全に関係ないハコモノに消費されてしまい、事故の際に必要な部門には配分されなかった。
なんという安全意識の低さだろう。あきれてしまう。
最後に、予算なし、放射能対策装備無し、消防電源車無し、知識無し、訓練無しで、消防法に基づく消防としての対応ができなかった地元消防隊員の無力感を、哀れに思う。