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テーマ:政治について(19985)
カテゴリ:政治・火影内閣
水曜日の街頭演説
毎週水曜日朝は8時から JR大正駅前で演説をしている。 本日のテーマは「競争の時代」 日本では、憲法をはじめ、各種法律で住民の権利が保護されているとはいえ、日々の暮らしをよくするためには、単に行政に任せるだけでなく、住民としてそれなりの動きをしなければならない。 集客施設について、一例を挙げる。 同じ大阪市といえど、 (1)海遊館を港区に採られ (2)ユニバーサルスタジオを此花区に盗られ (3)大阪ドームは西区に捕られた とくに、大阪ドームは地元大正駅が隣接であるのに 大正駅で降り立った、乗客が、大正区を素通りし 越境して、西区の大阪ドームへ向かう せっかくの通行客も、大部分が西区の商売人を潤すだけで。 地元大正区にはほとんど、経済的恩恵がない。 もし、上記のうち、ひとつでも、地元にあれば 周辺の港区、西区、浪速区、西成区、住之江区などから 多くの客が来訪し、地元にお金を落していくはずである。 地域の住民にとって、生活の場である区域内の商店がさびれていくことは大変な不便をもたらす。 なぜ、上記3施設の争奪戦に、地元大正区は敗退したのか? 春の統一地方選挙で シャープをはじめとする大企業の工場誘致を公約を掲げたが。 残念ながら、不徳のいたすところで落選してしまった。 しかし、その考えは間違っていない。 幸いにも同調者は、大阪府内にも多く。 堺市にシャープの液晶工場の誘致に成功した。 約1兆円の投資だ。 おかげで、法人事業税など年間600億円のお金がずっと大阪府に入る。 もちろん、大阪府もそれなりの努力をして150億円の補助金を約束したそうだが。すぐに元は取れるので、大戦果を挙げたといえるだろう。 それはいいのだが、 もし、火影の住む大阪市、いや、大正区であれば 地域への貢献は凄まじいものとなると予想される。 府税・市税・国税だけでなく、正社員としての数千人の雇用 周辺の商店へも多大な消費と需要が発生する。 下請け・関連企業の進出もある。 かつては大正区は、明治時代から近代工業の発祥のなった三軒家地区の大阪紡績をはじめ 東洋のマンチェスターといわれる戦前の大阪の工業の中心であった。 全国から収入を求め労働者が集まった。 人生の夢が、大正区に来れば実現する。ということで・・・・ そして、人が集まれば生活の食料などの需要があり、大阪でも有数の商店街・市場も出来上がり、地域住民のパワーが、涵養されたのである。 そのため、大正デモクラシーといわれる住民運動のエネルギーも強大となり、官憲の弾圧をはねのけ、大正橋架橋についての請願を住民が勝ち取ったのである。(先代大正橋は大正4年建設) ムシロ旗をたてて、当時の地元選出の府会議員を先頭に住民が総出でデモをして、大量の逮捕者があったとのこと。 ちなみに、先代大正橋の設計者は大学出の優秀な市職員であるが、 とある美人と駆け落ちをしたという艶聞のおまけもある。この事件は当時の新聞に掲載されている。 戦後も中山製鋼所をはじめ、全国でも有数の大企業が大正区に集中した。 このように 大正区は産業があって、発展してきた街である。 最近は大企業は出て行けという府会議員が、地元に居るため、 住民ははなはだ迷惑しているが。 かつての煙を吐く工場は、いまも先端産業での工場は 煙はおろか、ちりひとつでも製品に影響し、あってはならないのである。 大企業の工場誘致は公害とは結びつかない。 前時代的な発想による政策は、現代にマッチしないどころか有害ですらある。 これからは地域VS地域の競争の時代 住民が何をもっって飯の種とするかを考え まず、仕事、雇用、財源を誘致することが第一と思う。 政策として福祉を叫ぶなら、まず財源! しかも、パートアルバイトではなく正社員を大量雇用する大企業を 毛嫌いすることなく、むしろ歓迎することが必要だ。 住民が企業誘致も何もせず、すべておんぶにだっこの行政任せにすると おいしいものは、他の地域に、さらわれてしまう。 大正橋架橋運動で、行政を動かした、輝かしい住民パワーを いまいちど、発揮する時期に来ている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月15日 12時19分17秒
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