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テーマ:政治について(19986)
カテゴリ:政治・火影内閣
水曜日の駅前街頭演説
毎週水曜日朝8時から、JR大正駅前で街頭演説をしている。 本日のテーマ「子育て費用の全額補助を」 大阪府の子供出生率が、1.22 と年々下がってきている。 なぜ、子供を産もうとしなくなったのか。 火影は4人の子を育てたが、その経験からして いまの世は、子育てする者にとって非常につらいものがある。 少し前に流行したディンクス夫婦 子を持たず、子育ての苦労抜きで、二人だけの気ままな生活を重視する・・・・・ いくら、子を持つ喜びが、とか 子育てが親を育てる。とか いわれても 現実の子育ての厳しさ、つらさは壮絶である。 子を投げ捨てたりするお母さんの気持ち、イライラも、理解できなくはない。 よその子はいくら泣いても気にならないが 自分の子が泣くと なんで、こんなに苛立つのか!!???? 自然の摂理かもしれないが、、、親とすれば、つらく苦しい。。。 しかし、火影の生まれた昭和25年、大正区三軒家では ベビーブーマーとよばれる世代・・・・ 近所にたくさんの子供がいた。 しかし、同時にどこの家にもお年よりがいて、家にひきこもることなく子供と同じ視線で、道端に縁台を置き、座っていた。 当時は公務員に恩給制度があっただけで いまのような年金制度や健康保険制度も無く 老いれば、子に扶養されるのが通常であったためだ。 庶民は3世代同居が普通であった。 親の世代は仕事で忙しく、子供の面倒は十分に見れない それを、高齢者が補う。 そして、地域ぐるみで、子育てをする。 戦争の時の苦しい記憶を言い伝え、子育てによって、 新しい時代を託す。 火影はそのような少年時代をすごしたのだ。 いまほど、豊かでもなく、年金など社会保障制度も充実していない。 しかし、子供にとっては幸せな時代であったと思う すくなくとも、次の時代を担うという立場は明確であったし、親も高齢者も未来を子供に託していた。 親の世代も、扶養の負担はあったとはいえ、こと子育てに関しては 高齢者のサポートを存分に享受でき、子の世代も祖父祖母がいて、安心であった。 しかも 地元大正区のよさで、子育ては地域ぐるみであったのだ。 だれそれの子。どこの子。氏素性も大体わかっている。 怪我をしても、妖しげなおっちゃんが来たともすぐにわかる。 治安面でも安心であった。 それに比べ、現在の子供、そして子育ての厳しさはどうだろう??? 一方 現在の社会福祉制度の根幹である年金制度は いわば 「他人の子供に自分の老後を託す」 制度である 子育て負担をしなくても 子育てをした者と同等の年金を受給できる制度なのだ。 税制での扶養者控除は年間一人30万円程度 子育ての苦労賃としてはこれは、あまりにも安すぎる。不公平だといえる。 幼児の医療費補助も大阪府では2歳児および未就学児までだが 京都府南丹市では高校卒業までの子に対し医療費補助があり しかも、月200円の自己負担ですむ。 また東京都中央区などでは一人目5000円二人目5000円三人目以降1万円と3人の子持ちには計2万円の児童手当(中学卒まで)がもらえる。 しかも毎月なのだ。 このように居住する地域によって 金銭面だけでも 子育てには大きな格差がある。 千代田区などは高校卒まで「次世代教育育成手当」があり。 妊娠5ヶ月から月5000円の「誕生準備手当」までもある。 当然、その地域に引っ越す人も増えるだろう。 逆に、子供の居ない地域・自治体であれば、早晩社会福祉制度そのものが崩壊するのは目に見えている。 これからは地域間競争の時代 地域が繁栄するか。老後も安心して住めるかは どれだけ子供を誘致できるか 出産世代の若い夫婦を住まわせるか によるといってよい。 11月1日より 大阪府で生まれた子に対し、5万円の一時金が支給されることになった。 一歩前進であると思うが まだまだ足りない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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