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カテゴリ:リスクマネジメント
糸魚川大火に耐えた『奇跡の1軒』について 実は拙者も経験している。 神戸市中央区で発生した100軒規模の火災で唯一ポツンと焼け残った建物があった。 消火活動の際、拙者がこの建物に入り、逃げ遅れがいないか検索したので、よく覚えている。 鉄骨4階建であるが、鉄骨造りは耐火構造ではない。鉄骨は火災の高温に耐え切れず、飴のように折れ曲がってしまう難点がある。 以下の点で焼け残ったものと考えられる。 1 建物外面に鉄骨むき出し部分がなく、奥まった位置にあって、火炎にあぶられることがなかった。 2 窓ガラスが金網入りで、ヒビ割れが生じたものの、建物内部への延焼を防止した。 この点は重要で、焼けた建物の中には耐火構造のビルも内部に延焼していたので、余計に目立つ事例となった。 糸魚川大火の例も、木造部分や外壁を耐火材で被覆し、窓ガラスも金網入りにしたものと推察する。建築業者は火災事例をよく知ってたのだろう。 ちなみに我が家の窓や玄関もすべて金網入りであり、10年前に隣からのもらい火を防いでいる。 台風の際、瓦が飛んでくるのを防ぐことも考えて、新築時注文した。 諸兄も外見にこだわらず金網入りガラスに改造することを勧める。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年12月29日 19時10分54秒
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