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テーマ:ニュース(100194)
カテゴリ:リスクマネジメント
関空タンカー事故について、疑問点 まず報道から・・・ 大阪湾では当時、約50隻の船舶がいかりを下ろして停泊。 連絡橋から約1・5キロの海域で停泊していたタンカー「宝運丸」(2591トン)は、台風の影響で風が強まった4日午後1時ごろに流され始めた。位置や速度情報を電波で知らせる「船舶自動識別装置(AIS)」などで監視していた同センターは異変に気付き、直後に船舶電話で注意を呼びかけ、宝運丸はこれに応じたが、その後も連絡橋への接近を続けた。約30分後の1時35分ごろ、同センターは再び注意を伝えたが、宝運丸は同45分ごろに衝突した。 海保は同じ海域に約50隻おり、他にも流された船があった中で、宝運丸だけが事故を回避できなかったことを重視。 今後、船長に事情を聴くなどして判断に過信や誤りがなかったかどうか検証する。 さて、 投錨したものの、走錨(海底を錨が引き摺る)しながら流されたとのことだが、 1 他の船は流されなかったのに、なぜ?。 2 なぜエンジンを停止していたのか? 45分かけて1.5km移動したのであれば、時速2km足らず。 エンジンがかかれば、10倍以上の速度が出せる。 風上に向かって進めば、少なくとも走錨に抵抗できたのでは? 3 台風のときは、エンジンを止めて風に任せるのだろうか? 100%操船不能なのだろうか? 連絡橋でなく、空港島岸壁に向けることもできたのでは?? 4 エンジンが故障との情報もあるが、停泊地に移動し投錨したとたんに故障?? いかなる理由で故障したのだろうか。間が悪すぎる。 5 投錨の際、海底の地質や地形を選び、走錨しないような場所を選ぶのが原則らしいが、考慮しなかったのか? 6 左右2本とも投錨したのか? 7 12時に関空側へ燃料を納品し終えたらしいが、無理な注文だったと非難する向きもあるが、そうだったのか? 調査の結果を待ちたい。 素人である拙者がもし関係者の立場であれば、停泊するにせよ、不足の事態に備えるためにも船の動力源であるメインエンジンは絶対に停止しない。 エンジンが故障であれば、台風のような危機状態を乗り越える自信は無く、保安庁にSOS信号を発する。 「エンジン故障につき、流される恐れ有り、救助及び対応願う!!!」 拙者は臆病である。 台風のさなかにエンジン故障の船に乗ることは遠慮したい。
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最終更新日
2018年09月08日 20時46分13秒
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