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テーマ:★お菓子★(2820)
カテゴリ:風変わりな名物・B級グルメ
金沢というと和菓子処として知られていますね。
実際、全国菓子工業組合連合会のホームページのデータを見てみますと、全国都道府県の県庁所在地の菓子の消費額、購入額、そして和菓子のみの購入額ともトップが金沢市です。いかに金沢の人がお菓子が好きで、それにお金をつぎ込んでいるかがわかりますね。 そんな金沢には季節ごとにちなんだ和菓子が古くから伝承されていて、それは今でもしっかりと根付いています。古い慣わしが廃れていくことが多い昨今、これはなかなか素晴らしいことです。 では、お正月の金沢の菓子といえば、一番有名なのは「福梅」という最中。前田家の梅鉢紋をかたちどったもので、年末から正月にかけて町中の和菓子屋さんにたくさん並びますので、この時期に金沢を訪れれば必ず目にすることでしょう。 「福梅」にくらべると、ずっと知名度は下がりますが、金沢の正月の縁起菓子として知られるものに、「辻占」と「福徳」というものがあります。 今年の正月は、「福徳」を買って川崎へ帰省しました。 「福徳」は、「ふっとく」あるいは「ふっとこ」といわれているお菓子で、俵・打出の小槌などをかたちどった煎餅の中に、土や金花糖(きんかとう)でできた人形が入っています。金花糖(きんかとう)がでたら食べ、土人形がでたら並べたりして、正月を祝うそうです。 ↑金沢の老舗和菓子店、諸江屋の福徳は5個入りで1050円 その数は30種ほどあって、割るまではどんな人形が入っているのか分からないことから、新年の縁起を占うものとして金沢の人々に愛されてきました。 今ではこれを作る菓子店も少なくなったそうですが、珍しいお菓子として注目され、最近ではネット買えるようになりました。 【写真左】煎餅(最中)を割ると中から金花糖でできた人形(食べられる)や土人形がでてきます 【写真右】金花糖(左)と土人形(右)。土人形には一緒に食べられない旨が書かれた紙片も入っています。写真の土人形は一見お供え餅のような、でも、銀色だし、レスリングのゴングか? 何だろう? お正月に家族や親戚が集まって、これを割って見せあうというのは、なかなか楽しいですね♪ ★金沢のお正月の定番はこれ。 「福梅」落雁諸江屋紅白15個入 ◎豆本・オリジナル手帳・製本 豆本工房 わかい 人気blogランキング参加中 1日1ポチお願いします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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