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テーマ:日々自然観察(9771)
カテゴリ:ちょっと自然と環境の話題
一見同じに見えるタンポポですが、よく見るといろいろな種類があります。 ウィキペディアのタンポポの項には次のように書かれています。 大きく分けると古来から日本に生育していた在来種と、近世に海外から持ち込まれた外来種がある。在来種は外来種に比べ、開花時期が春の短い期間に限られ、種の数も少ない。また、在来種は概ね茎の高さが外来種に比べ低いため、生育場所がより限定される。夏場でも見られるタンポポは概ね外来種のセイヨウタンポポである。 見分け方としては花期に総苞片が反り返っているのが外来種で、反り返っていないのが在来種。在来種は総苞の大きさや形で区別できる。しかし交雑の結果、単純に外見から判断できない個体が存在することが確認されている。 ウィキの通り、見かけるほとんどがセイヨウタンポポという外来種ですが、たまに在来種のタンポポを見つけることができます。そんなときはちょっと得をした気分になれます。 上の写真は、よく行く公園で見つけた在来種のタンポポ。ちょっと奥ゆかしい感じがしませんか? 詳しい人に聞いたら「エゾタンポポ」という、北海道や東北に多く分布しているタンポポだそうです。 ちなみに、「シロバナタンンポポ」という白い花が咲くタンポポもあり、これは総苞片が反り返っていますが在来種です。 セイヨウタンポポはもともとサラダ菜用として輸入、栽培されたものが広まったという説があり、実際に今頃の柔らかい葉っぱは生でサラダにして食べることができます。花はおひたしや天ぷらになります。実際に食べたことがありますが、普通においしい菜っ葉です。 食べたことはありませんが、見た感じではセイヨウタンポポよりも在来種の方が葉っぱも花もおいしそうな気がしますね。 野原で四つ葉のクローバーを探すのはどうも下手ですが、在来種のタンポポを探すのは少しだけうまくなったような(笑)。個人的にはタンポポの方を見つけたときの方が喜びもひとしおかもね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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