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テーマ:●食べた物の画像♪(86492)
カテゴリ:風変わりな名物・B級グルメ
小松といえば、ずっと前から気になっているご当地焼きそばの「塩焼きそば」があるんです。 いつもはたいていカミさんに任せていたけど、今日は自ら志願! こんな機会でもないとついつい食べはぐってしまいます。 せっかく行くならと一番有名な「清ちゃん」という店に行きました。 カウンターに座り、軽やかに中華鍋を操る料理人を眺めていると、しばらくして山盛りの焼きそばが出てきました(注文したのは大盛り)。 「写真を撮ってもいいですか?」と聞くと今までの険しい表情が、突然柔和になり、「どうぞ、どうぞ」と快諾してくださいました。 ひとしきり写真を撮って、一口食べてみると、「うっ、うまい!」。塩味であっさりしているけど、しっとりとしたコクがあるんです。もやしやにんじんは適度にしゃきしゃきして、麺は太めでコシが強い。あまりのおいしさに夢中に食べているとさっきの料理人が話しかけてきました。 このお店が50年以上前からあって、開店当時からこの焼きそばはあって、当時は焼きそばはあまり知られていない食べ物だったけど、どうしてもこれを作りたかったことや、醤油味はごまかしがきくけど、塩味はごまかしがきかないから難しいということや、何よりびっくりしたのは、まだ60代だと持っていたこの料理人(ご主人)は、実は80歳を超えているということ! あの中華鍋回しの鮮やかさ、とても信じられません。 このご主人が小松の塩焼きそばのルーツで、ご主人に教わったお弟子さんたちが小松や金沢で塩焼きそばを作っているとの話。 まるで取材に伺ったかのように、いろいろな話を聞かせてくれました。とても貴重は話を聞けたんですけど、焼きそばを食べる暇がないほど話が続くのがちょっと残念。 ご当地グルメって、なんかこう、とってつけたような感が否めなかったんですが、こうやって誕生秘話を聞いて、それが長年続き広まってきたということを知ると、ちょっと感動すら覚えます。 小松は塩焼きそばのほか、小松うどんとトマトカレーも人気があり、話題性もありますが、何よりどれもおいしいのがすごいと思います。小松の食、注目ですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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