たった一人でも味方がいたら、人は死なない
だんなと実弟の自死を経て実感したことは「人はたった一人でも、味方がいたら、自死しない」ということ。 弟のときには、「お姉ちゃん、助けて」という電話を無視した。当時、我が子、7歳、5歳、1歳。自分の家庭を犠牲にしてまで、弟に寄り添う余裕がありませんでした。弟にきちんと向き合ってあげれば、彼は死なずに済んだと思います。 だんなとは、お金も家も仕事も失ったのに、プライドを捨てきれない彼のそばにいたら、子供たちが生き延びられない、と福祉事務所に相談に行ったら、あっという間に緊急一時保護されました。一人ぼっちのゴールデンウィークに、彼は旅立ちました。 私がもっと強く、もっと賢かったら彼らと生き延びることができたのにと、いつも心の中に引っかかりがありました。 そんなこんなで再会した、今彼。私の中にあるのは、今度は絶対自分からは離れない彼に「絶対に見捨てない人がいるんだよ」と伝え続けたいという思い周りの人はね知ったかぶりして「DVとは」とか語ってくれた人もいたあなたたち、私の今のこの覚悟を理解して上っ面なアドバイスをしてんのかよって逆切れしてしまった私(笑)今彼が、私を必要だと思った時には、そばにいる私でいたい彼が、元気でふわふわとどこかに行っている時には、私は私の時間を楽しめるわたしでいたい。それが私の今の覚悟です。