複雑な想い
蓮実パパのことは大好き。でも・・・大嫌い。法事で出かけた蓮実パパ。10時に駅まで車で送った。その後私と蓮実ママをおかいもの。13時すぎに帰ってきてお昼の用意をしていた。と、そこに1本の電話。酔いつぶれて危ないからよかったら迎えにきてもらえないか?法事で出かけた先の奥さんからだった。話を聞く限りでは、来たときからすでに酔ってるカンジだったという。法事だというのになんと失礼なことをしたんだ。ましてや、法事終了後の会食でもつぶれるまで飲んで寝ているなんて。情けない。私と蓮実ママは車で迎えにいった。蓮実パパは大声で『なんで来たんや!?』『アホかッ!?』っていろいろ言ってたけど、ほとんど私の耳には届かなかった。車の中でもず~~っと同じことを言ってた。『ヒマやったしドライブがてら来てみたんよ~』ってなだめすかしたつもりだったけど、蓮実パパの泥酔した頭の中にも『おかしい』ということ、『飲んではいけないのに飲んでいる』ということがあるのだろうか、しきりに繰り返してた。連れて帰ってきたのは17時前。うだうだ言ってたけど寝かしつけた。それから20時前、蓮実ママが部屋に来た。『お父さんがいないの!』まただよ・・・もぉいい加減にしてよ。。。情けない、悔しい、いろんな想いが溢れてくる。また蓮実ママと探しに行く。車はなぜかエンジンがかかっている、けどいない。あちこち探しているうちに家の灯りがついていることを確認したので戻ってみると帰ってきていた。もう詮索しなかった。お昼と同じように優しく接した。優しくというか・・・表現できないけど、酔っ払い相手に何を言ってもムダだから。明日になれば頭の片隅にあった『断酒』から『飲酒』した事実を認めておとなしくなっているはずだ。だが、反省はしていないから必ず繰り返される。それでも見放せない私や蓮実ママ。どっかで野垂れ死にしてもおかしくない蓮実パパ。いつになったらわかってくれるのだろう。一生アルコールが飲めないという事実を。