親の気持ち
友達のお兄さんが亡くなって、お通夜に参列した。
病名を告げられてから、半年で旅立ってしまったお兄さん。
まだ、やりたいこともいっぱいあっただろうに・・・。
すでに、お父さんは他界していて
残されたお母さんの気持ちを考えるとたまらなかった。
自分より先に、息子がこの世からいなくなってしまう!なんて
46年の間に一度も想像できなかったと思う。
自分が代わってあげたい!何度もそう思っていたことだと思う。
友達がお母さんを支えながら、頑張ってきたのにね。
本当に悲しい通夜だった。
私が二十歳の頃の恥かしい思い出。
同級生の男の子が病気で亡くなって
告別式に出られず後日、友達数人とその子の家に行った。
まだ、ちゃんとした礼服を持っていなくて黒っぽいスーツを着ていた私。
お線香をあげようと座った瞬間、私のスカートのボタンがポーンっと
吹っ飛んだ!!
それを後ろで見ていた友達も、ボタンの勢いにビックリ!!
笑っちゃいけないと思えば思うほど、こらえるのが辛い。
場違いな雰囲気のままお線香をあげさせてもらった。m(__)m
まだまだ子供だった私たち。
息子を20歳の若さで失ったお母さんの気持ちは、
あの頃の私達にわからなかったな~っと思う。
でも、今は親の気持ちがすっごくわかる。
痛いほど、よくわかる。
そして、お兄さんの通夜でも・・・・
少し動揺していたせいか、お焼香してから合掌するのを忘れた!!
でも、失敗した自分を笑うことはできなかった。
そんな余裕もなくて、ただ情けなかった。
今、ここで改めて ( ̄人 ̄) ご冥福を祈ります。
友達Mちゃん、また笑顔で会える日を待ってるよぉ♪