母が老健に入所して少し時間ができたと思っていたけど、私にいろいろな事件が舞い込んでくる。
「わらしべ長者になる?」の巻
我が家にクール宅急便が届いた。
送り主は???誰???
知らない人からクール宅急便がしかも時間指定で届くってこわっ
クロネコのお兄さんに受け取り拒否したいと話したけど、お兄さんも困っていた。
(;^_^A
送り主の電話番号に電話すると、以前、かみさん(夫)にお世話になったので送りました・・・っと
一応、話が通じたので、受け取ってみる。品物は「えび」と書いてあった。
送り主:「えびなんですけど、調理できますかね~?」
私:「???」えびの調理って、私の頭の中にはエビフライにするようなエビが浮かんでいた。
送り主:「頭を切って、身体を真ん中で半分にして・・・」っと矢継ぎ早に話されるが全く頭に入ってこない。で、気になることを言っていた。「まだ生きていると思うんで・・・」
生きている?生きてるって??
私:「はい、やってみます。ありがとうございました。」と中身を見ないで会話終了。
発泡スチロールの箱を開けると!
(@ ̄□ ̄@;)!!
Σ( ̄□ ̄|||)
Σ(・ω・ノ)ノ!
伊勢海老さん、いらっしゃ~い!
で、すぐにふたを閉める。
生きている伊勢海老が3尾も入ってるって、怖いよ!!!
送り主さんは千葉県の銚子から送ってきていて、伊勢海老の調理方法?
伊勢海老のさばき方?を説明していたのね???
ひえーーーーーーーーーーーー!!!!
大変だ!大変だ!伊勢海老が生きたまま入ってる。
伊勢海老の色と、あの長いひげみたいなの?
もう、ダメ。私には見ることも、触ることも、もちろん、さばくとか?調理不可能だった。
涙目になった。どうしよう・・・?????
私の家から一番近い所に住んでいるお料理上手で、魚介類に詳しそうな友達に電話!
伊勢海老を調理してほしいって話したら、息子ならできるけど、私はやったことない!って。
で、大きいお鍋にお湯を沸かしてぐつぐつ煮立ってる状態で、伊勢海老ちゃんを入れるんだ!って
説明されても、そんな~( ;∀;)
触ることもできないのに、お鍋に入れるってね!!
もし、万が一触れたとして、お鍋に入れる瞬間に伊勢海老ちゃんが動いたらもうパニック!!
伊勢海老じゃなくて私が大暴れしかねない!
もう、想像しただけでこわいっちゅーの。(;^ω^)
次に、千葉県出身の友達に電話!
銚子ではないけど、千葉の人=海アリ県だから、いける???
そんな、一方的な理由で伊勢海老調理をお願いするも、伊勢海老調理経験なし!だった。
もう、伊勢海老を箱の隙間から覗いてはため息・・・(一一")
笑いと涙が止まらない・・・(≧◇≦) (ToT)
そんなこんなしているうちに、もう夜7時過ぎちゃって!!
誰かの家に持って行くのも申し訳ない時刻になりつつある。
そこで、いつもお世話になっている実家の隣のお宅を思いつく!
もしからしたら、調理できるかも・・・(;^ω^)
伊勢海老の箱を抱えて、ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ ダッシュ!
少しご年配のご夫婦はもう部屋着に着替え、夕ご飯も食べ終わっているとのことだったけど・・・
伊勢海老を見せたら、目がキラキラ!!!
「こんな立派な伊勢海老見たことない!伊勢海老、大好き!」
そんな声を聞いたら、もう、調理をしていただくというより、差し上げることにした。
とにかく、伊勢海老をどうにかしていただけるだけでいい!(^^)
大変喜んでいただけて、私も嬉しいし、ホッとした。
そして、帰りに梨園で買って来たという大きな梨とドリンク1ケースをいただいた。
有難いし、申し訳ない気持ちで、遠慮なく持ち帰った。
一連の伊勢海老騒動を息子に話したところ
「わらしべ長者だね」と、一言。
!(^^)!
伊勢海老の価値は私でもわかるけど、調理できないのでは意味がない。
梨の皮なら剥けるし、大好きだから、我が家はこれで良かった。
大満足だった。
その後、職場の人や友達に「伊勢海老、調理できる?」って聞いたけど
「できない」って返答が返ってきて、なんか、安心。(^^♪
もう、生きている伊勢海老を見ることはそうそうないと思うけど、貴重な体験だった。
いや、私にとっては大事件だった!(笑)