カテゴリ:日本文化論
世界中どこの国に行っても、観光客が持っているのはMade in Japanのカメラ、ビデオ。
文字通り「すべて」の人が、持っている。 元エンジニアの私としては、この事実を認識するたびに誇らしく感じる。 この中のごく一部のテクノロジーを、自分は担っていた。 私の携わった技術はそのまま製品になることは少なかったけど、失敗も成功もすべて蓄積されて、小さな技術進歩の一歩を担っているんだ、と今は分かる。 でも昔は「こんなことして何になるんだろう」と思いながら仕事をしていたこともあった。 技術開発の道は地道だ。 多くの大きな工場や研究所の中で動きひしめく人々。 華やかな舞台にたつことはなくても、モノが好き、研究が好きで、コツコツと新しいタネを積み上げていき、それを製品として世に送り出し、そして、それが地球上のすべての国に行き渡る。 日本の誇りはこういう人たちが支えているだ! 文系・理系の仕事の損得論はよく耳にするけど、リーダーシップやマネジメントで如何に目立とうとも、真の主役はこの「コツコツ」の人たちだと思う。 彼らがいなかったら、ここまで地球上くまなくMadeInJapanは行き渡らなかっただろう。 日本製品のテクノロジーは、繊細で、丈夫で、美しい。 世界中どこに行っても日本製への信頼感は感じる。 そして、こんな技術を生み出した国の人間であることを、私は誇らしく思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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