カテゴリ:日本文化論
最近仲良くなったアメリカ人ママさん。
ローティーンの息子さんに、つたない英語をしゃべる2歳ぐらいの女の子が一人。 ときどき一緒にフィーカをするママ仲間の一人が彼女にも声をかけ、 カフェで楽しくおしゃべりする仲になりました。 ママさんばかりなので当然話題は子供のことに。 すると、2歳だと思っていた末娘は4歳半とのこと。 「小柄なのね」というと、「She was severely neglected.」??? なんと、3ヶ月前にウクライナから養女にしたばかりという。 1歳半で保護されるまで、彼女は非常に過酷な環境にいたそうな。 そして養子縁組までの過程を、詳しく話してくれた。 スウェーデンに来た当初、多くの白人夫婦が黒人やアジア系の子供を連れているのを見て驚いた。 相当の養子が、アジアやアフリカから来ていることが推測された。 多分肌の色が違うだけでこんなにいるから、ロシアや旧東欧地域からの 養子も含めると、相当な数に上るだろう。 息子のクラスにも、アメリカ人夫妻がラオスから養女にした女の子がいる。 以前のクラスにも韓国からの養女がいた。 スウェーデン語を話す彼女は「私は韓国人よ」と明るく教えてくれた。 どちらのご両親も、普通のパパママとなんら変わりなかった。 どうして、自分と夫の子供以外をこんなに容易に家族として迎え入れられるのだろう?? そして、それをまったく隠すことなくオープンにしている。 日本人から見るととても奇異だ。 と、英語のレッスンのときにアメリカ人のヤスミンに尋ねてみた。 するとさらに驚いたことに、ヤスミンはこの話に非常に興味を示した。 というのも、彼女がいうには、今は2人の子供がいて大変満足してもう子供をこれ以上産むつもりは無い。 でも、将来私の子供達が大きくなったとき、また子供が欲しくなったら養子をもらおうと夫と話しているの。 だからそのウクライナの養子縁組の話はもっと詳しく聞きたいわ、と。 なんで養子であることをそんなに隠すの?と、返って奇妙がられてしまった。 うーん、私ならできるかなあ?無理だな。やっぱり。 他人の子を家族として迎え入れるほどのゆとりは、無い。 自分の子で手一杯。 3人目さえも、経済的な面と夫の激務を考えると、いろんな意味で楽観できないし。 日本で外国からの養子がこんなに根付くことって、あるんだろうか? 「ニンゲンとは」という根本的な考え方からして、違ってる気がする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.03.10 06:37:31
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