カテゴリ:日本文化論
ニュースのダイジェストでこのタイトルをみた瞬間、すごく悲しくなりました。
高度成長期の時代は、確かにこの信念で統一された社員たちが会社の成長を支えてきました。 団塊世代と呼ばれるオジサマ方の頑張りのおかげで、世界に誇る技術立国の今の日本があるのです。 でも、もうそれから約30年。いや、40年か? 日本を取り巻く環境はあまりにも大きく変化しました。 日本人の信念も、当時の「豊かさ」を第一の目標とした生き方から、徐々に変わってきました。 私は、この目標は一応達成したんだと思います。 その結果ニートやら引きこもりやら、働かなくても生きていける人たちを生み出したんですから。豊かさのゴールがこういった人たちというのも皮肉なものです。 今は一人ひとりの価値観を重んじる「多様性」の時代です。 「休みたい」と考える人の価値観は、社長さんと同じではありません。 この単純な事実を認められない人の下で働く社員さんは、お気の毒です。 自分が満たされて始めて他人の幸せを考えるゆとりを持つことができ、 そこから新たな製品が生み出される、というのが私の考えです。 そしてその「新しい」製品こそ、会社の利益を生み出すモトになるのだと思います。 当の社長さんはこの発言を否定されているようですが、こんな記事が新聞に載ること自体が日本の世知辛さを象徴しているようで、悲しくなります。 みんな、もう一杯一杯。どこまで尻を叩けばゴールなんでしょう。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.04.30 21:40:15
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