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牧内直哉≧仁楽斎の「フリートークは人生の切り売り」

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2012年11月18日
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カテゴリ:映画
『モンサントの不自然な食べもの』
(上映中~11/23:フォルツァ総曲輪)
公式サイト:http://www.uplink.co.jp/monsanto/

フランスのジャーナリスト、マリー=モニク・ロバンは、
取材で訪れる世界各国で、巨大多国籍企業「モンサント社」の黒い噂を耳にする。
その真偽を確かめるために、インターネットを使って情報を集め、
アメリカ、インド、パラグアイ、イギリスなどに赴き、3年間にわたり証言を集めていった・・・。

***********************************************************************

ドキュメンタリー映画です。
モンサント社の約1世紀にわたる歴史を語ると共に、
現在のモンサントとその主張を、多くの証言と機密文書によって検証しています。

インターネットの情報を元に、その当事者に実際に会って話を聞いています。
今どきの取材方法ですね・・・というだけではなく、
モンサント社のことは、既に白日の下にさらされているということなんですね。

これは僕が言っているのではなく、作品が言っているのですが、
分かりやすく言えば、モンサント社の“悪行”の数々を明らかにしている映画です。
正直、怖くなりますよ。将来への不安も感じます。

遺伝子組み換え(GM)作物や食品って、その安全性云々の前に、
私の中では生理的に食べたくないという思いが強いのですが、
モンサント社はモンサント社なりの主張を持って、そのGMで商売をしています。
そして、それは世界のためでも人類のためでもなく・・・。

今、日本はTPPの問題を抱えています。
そのことについては、自分も理解不足の点が多いし、ここで是非を語るつもりはありません。
ただ、この映画を観てしまうと、モンサント社の商品には来て欲しくないなと・・・。

いや、これまでにも、身体に良くないものはたくさん摂取してきましたよ。
今さらどうしようもないな・・・と思うこともたくさんあります。
でも、僕、映画に洗脳されたのかもしれませんが、モンサント社の商品はやだな・・・。

といっても、以前から日本法人もあるんですよね。
ラウンドアップなんか、普通に使われてるじゃないですか。

フランスは遺伝子組み換えにNOを突きつけました。
さぁ日本も・・・と簡単にはいかない事情と現実があることは理解しています。
しかし、実際にモンサント社の軍門に下った国の様子を見ていると・・・。

本作は一方的にモンサント社を批判しています。
モンサント社は取材に応じなかった・・・としていますが、そりゃ出てこないでしょうね。
でも、映画はテレビではないので(本作はヨーロッパではテレビ放映されましたが・・・)、
僕はそれでも構わないと思います。映画ならではだな・・・という気がします。

これまでに、「食」に関するドキュメンタリー映画としては、
『スーパーサイズ・ミー』『いのちの食べかた』『未来の食卓』を観てきました。
そのどれもが、これからの自分の生き方を考えさせてくれるものでした。

そして、本作も・・・。
少なくとも僕にとっては、「食」は全ての基本なのです。





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最終更新日  2012年11月19日 01時15分58秒
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