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カテゴリ:テレビ
今週は、純の夫婦の離婚危機にまつわる話。
張り切りすぎる純の週でないので、安心して見ていられる(笑) 物語の前半で、見合い相手と結婚しようとしていた兄(もこみち)を 元カノ(妊娠中)であるマリヤ(高橋メアリージュン)は結婚式の最中に略奪してしまう。 どさくさの末に結婚→どさくさのうちに両親と和解して同居→どさくさで別居→出産のどさくさでバラバラになっていた狩野家集合と、わずかな期間の結婚生活の中にも(純と愛に負けず劣らず)波乱がてんこ盛りな夫婦である。 個人的にこのドラマの中で、ひとつ大きなひっかかりが残っていたのが、 この略奪婚のエピドードである。 政略結婚のような一面があったとはいえ、 結婚式の上で花婿を奪われた花嫁とその家族の気持ちには 鼻糞ほどもふれられていなかった。 人の気持ちがわからない(w)純はともかく、自分勝手で唯我独尊な父(w)もともかく、 純の母も弟もまったくそのあたりを心配していなかったのが、 とても不自然で理解できなかった。 花嫁側にとって、生涯これほど以上のメンツのつぶされ方があるでしょうか? 残された父は、自らの借金のことを心配するだけ、母はただオロオロするばかり。 「何かこの一家、すっげーーー不愉快」との思いが消えなかった。 それが、ここにきて元花嫁のリベンジ劇キター。 密かに快哉を叫んだ私。 そしてこのドラマの登場人物たちのたくましさに、ちょっと驚きを禁じ得ません。 元花嫁のしたたかさもそうですが、 実の兄に「妹であるお前を、可愛いと思ったことも、幸せになってほしいと思ったことも一度もない」と言われてもさほど落ち込まない純も、 そんなセリフを言った一日後に妹夫婦の家に転がり込んで頼る兄のふてぶてしさも、 傷つきやすい人が増えている現代社会と比べてなんてタフなんだろう。 ドラマを見て自分を反省するなんて、中学生のようで気恥ずかしいですが、 私も人の言動にいちいち落ち込む癖をなんとかしたいと思いました。 ○1月17日放送の回では、もこみちが「はっ」と気づいて震災被害者の方のために黙祷をする(そこで純が思い出した震災当日の思い出が、兄妹を修復する一因となる)。朝ドラならでは。遊川さんは、この話決まった時から目論んでいたんじゃ…?と邪推する。しかし、それこそ何か大事件が起きて放送できない事態になって、放送日がずれていたらどうなっていたのだろう。 ○「夫婦仲を修復させるために自分の子を泣かせない大作戦」、もこみちのお面を登場人物がつけるシーンは、ちょっとしつこさというかあざとさを感じた。先週の愛の天の岩戸大作戦は素直に笑えたんだけどな。この手の飛び道具はペース配分が大事ということでしょうか。 ○セクシーさんもチュルチュルちゃんも純にあまり辛くあたらなくなってきたのに軽い驚きを覚える。オオサキ編の辛さとは大違い。純は最初に就職する場所を間違えてたんじゃ?。まあ、その経験あっての今があると言う事は解ってるんだけどさ。 ○後編に入ってから、明らかに愛の様子に変化が現れていたのは気づいていたけど、(「純さん何があったんですか?」とか聞いてたし、隣の山田さんの本性についてぼかしていたもんね)それを愛がセリフの中でこんなにサラッと明確にするとは思わなんだ。意外なアマアマな終わり方で土曜日は締めくくられていたけど、今後ドラマが動く予感を静かに提示していて参った。 ○しっかし天岩戸編といい、あんなに客室前でうるさいのに、宿泊客はよく文句言わないなあ。ここでもオオサキ編とは大違いw お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年01月22日 12時59分16秒
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