兵庫県パワハラ知事の騒動と陸上自衛隊のパワハラ事例との共通点
※ここからは広告を含みます。兵庫県知事 斎藤元彦氏のニュースが、ほぼ毎日、報道されているので、このブログ記事の読者の大勢の方も,彼に関わる一連の騒動について既にご存知であろうと思う。(参考資料 毎日新聞 2024年09月19日 兵庫県議会9月定例会で発言する斎藤元彦・同県知事)斎藤元彦兵庫県知事(46)の疑惑告発文書問題によって「県政に深刻な停滞と混乱をもたらした政治的責任は免れない」ということで、県議会の全会派の議員86人が19日午後、知事不信任決議案を共同提出し、全会一致で可決された。つまり、誰一人反対する者はなく、議員全員が『斎藤元彦は知事を辞めろ』と、とうとう県議会が意思表示をハッキリさせたワケだ県議会全員が『お前はNOだっ』という重い決断を斎藤元彦氏に県議会の場で、日本全国に流れるメディアの前で突きつけたにもかかわらず、本人は表情を変えなかった。斎藤元彦氏は不信任決議案の各会派の討議を、正面をまっすぐ見据えて、聞いていた。今日のこの県議会の動向によって、斎藤元彦氏は地方自治法に基づき、10日以内に辞職・失職か議会解散を迫られる。そもそも、この様な結果になることは、誰でも予想できた。それなのに、この斎藤元彦氏という人物は、これまで「県民のために、県政を前に進めたい」と斎藤元彦氏の思いを言葉にして繰り返してきた。なんと、不信任案可決後も、これについては肯定し、「自分の思いや、県にとって何が大事か考えたい」と述べている。おいおい…こんな発言をしているが、斎藤元彦氏よ、よく考えてみろよ~『県民のために』と言うが、兵庫県民であり自分の部下である人物をパワハラで自殺させたパワハラ殺人犯の斎藤元彦氏が、『県民のために』という人のための仕事ができるとでもいうのか部下を守るどころか、その部下が自ら命を断つほどパワハラで追い込むことを実行する斎藤元彦氏という人物が、『県民のために』と、人のために仕事をしますという言葉が口から出てくるのが信じられない。部下を守れない、部下を自殺に追い込む言動と資質の斎藤元彦氏が、『県民』という人を一人でも守れるハズが無い彼は『県民』という用語を口にする資格は全くない彼の寝言など聞きたくもない『県政を前に進めたい』と言うが、自分以外、県議会議員全員が「お前は知事を辞めろっ 知事失格だっ」と言っている敵ばかりなのに、『県政を前に』進めることができるワケがない斎藤元彦氏という人物は、・頭の中のネジが外れているか、抜け落ちているアホあるいは、・頭の中がショートしていると言わざるを得ない。一連の問題を巡っては、斎藤元彦氏の部下であった、県西播磨県民局長だった男性(60)が3月、斎藤氏のパワハラを含む多数の疑惑を告発する文書を一部の報道機関や県議に匿名で配布した。 間もなく県の調査で男性が特定されると、斎藤元彦氏は記者会見で「内容はうそ八百だ」「公務員失格」と激しい言葉で批判し、退職を認めず局長の職も解いた。 元局長は県の公益通報窓口にも通報したが、県は、通報者への不利益な扱いを禁じた公益通報者保護法の対象外と判断した。斎藤元彦氏は副知事に命じて、第三者機関等を立ち上げることはしないで、知事と副知事以下、県庁職員がグルになって県庁内だけで内部調査を進めた結果、県は5月、「知事らを誹謗(ひぼう)中傷した」として元局長を停職3カ月の懲戒処分にした。これって、普通の読解力がある人が読めば、県知事という立場の者が、記者会見という全国放送されるメディアの前で、『内容はうそ八百だ』『公務員失格』と口走るのはいかがなものかと思うハズだ『内容はうそ八百だ』と告発をされた斎藤元彦氏本人が口にするのは、斎藤元彦氏にとってバレては都合の悪いことが書かれていたからではないか「知事が『内容はうそ八百だ』って言ってる。そぉ~なんだぁ~、じゃぁ~知事は何も悪いことはしてないんだねぇ~」と受け取ってくれるのは、幼稚園児や保育園児ぐらいの知能の人間だけだ。普通の読解力がある者なら「おいおい、これは変だな」と思う流れだ実際に、斎藤元彦氏は『内容はうそ八百だ』という明確な証拠を、第三者に調査させて誰が見ても『内容はうそ八百だった』というものを掴んでない。それに、『公務員失格』と口走ることができる者は、公務員以外の納税者のみだ公務員も納税者だが、『公務員失格』か『公務員合格』なのかを言える者は、給料が納税者からの血税が1円も含まれていない公務員以外の者だけだ。どういう事かというと、血税からできている給料をいただいている公務員は、国や地方自治体への『奉仕者』であるから、自分が失格か合格かを語る暇などなく馬車馬の様に働き、公務員以外の納税者から『あなたは公務員合格です』と評価してもらって、言ってもらえるように仕事するのが当然なのである。公務員は働いて結果を出して、出てきた結果を公務員以外の納税者に見てもらって「合格か、あるいは不合格なのか」を評価してもらうものだ。それなのに、斎藤元彦氏という人物は、県庁のトップの立場で知事という職務の者であり、彼自身は県のトップの公務員であるから「この人物は公務員として失格である、あるいは合格である。」と言える権利も義務もないのに、特定の人物を指して『公務員失格』と言ったということは、『私、斎藤元彦は、公務員という立場を全く知らなくってぇ~公務員失格、つまぁりぃ~、知事失格でぇ~す』と、自分で自分のことをバカだと言っているのと同じ意味なのだ哀れで無能な人物だそれに、兵庫県は『公益通報者窓口』が機能していない。それどころか、公益通報者保護法という法令を遵守していない。兵庫県は、つまり知事の斎藤元彦氏、副知事と県庁職員は、公益通報者保護法の対象外と勝手に判断した。そうすることによって、公益通報者窓口に、公益通報者保護法により通報した内容を秘守してくれるんだと信じて通報してきた人の通報内容が全てが、通報されては都合の悪い斎藤元彦氏に横流しされることになる。これは、卑怯だ斎藤元彦氏以下、兵庫県庁は、デタラメだ兵庫県庁は、『公益通報者窓口』という名称を修正して、『兵庫県庁は、公益通報者保護法を無視し、県庁内で都合の悪い通報内容は揉み消す通報者窓口』とすればよろしい実は、斎藤元彦氏と同じ卑怯な事例が、自衛隊に多くある例えば、最近の陸上自衛隊のパワハラ事例として、こんな報道があった。『陸上自衛隊でパワハラ被害の公益通報内容を所属部隊に漏らされ、上司に通報者と特定され「テロ行為をする者は許さない」と責められるなどしたとして、北海道内に住む50代の男性自衛官が20日、国に慰謝料など220万円の支払いを求めて札幌地裁に提訴した。訴状によると、男性は2021年4月、所属していた東千歳駐屯地内の部隊で以前あった上官によるパワハラについて、陸自内の専用窓口に匿名で通報。翌5月、窓口から部隊に通報文書が送られたため、別の上官から事情聴取を受け、「反逆行為だ」などと責められ謝罪するよう求められたという。男性は、公益通報の内容漏えいや通報者の特定、謝罪を迫るなどの不利益な扱いは違法だと主張。20日、札幌市内で記者会見し「みんなが安心して勤務できるような組織になってほしい」と話した。陸自は「訴状が届いた時点で関係機関と検討の上、適切に対応したい」とのコメントを出した。』(資料源 産経新聞 2024年6月20日)兵庫県パワハラ知事の騒動と、そのメカニズムが全く同じだと思わないだろうかこの報道の内容は、『要約』であるから、札幌地裁に提訴した50歳代現職男性自衛官が、『陸自内の相談窓口』に通報してから、具体的にどんな事が起きていたのかを噛み砕いてイメージアップしやすく書き直してみると、こんな感じになる。パワハラ上司に苦しむ陸上自衛隊の隊員が、パワハラに耐えかねて『陸自内の専用窓口』という名称の駐屯地に1か所ほど設置されている相談室という部屋に、足を運んで相談したか、あるいは相談の電話を勇気を出してかけたら、その内容を、『陸自内の専用窓口』の担当職員が、公益通報者保護法により、誰がパワハラの相談してきたのか、その内容については絶対に外に漏らしてはならないという、秘守義務があるにもかかわらず、そのパワハラ上司に情報を流した考えられる情報を流したルートとしては、・そのパワハラ上司の部隊の服務指導係幹部・その部隊の最上級陸曹長の立場にある隊員・その部隊の副隊長などのパワハラ上司の直下に位置していて部隊の副指揮官の者・パワハラ上司本人に直接、耳に入れたという事が可能性大といったところだ上記のパワハラ上司以外の隊員とは、各部隊において服務指導を担当する隊員であり、パワハラ、セクハラ、モラハラ対策や自殺防止、薬物防止、公務中のみならず私生活にも一部踏み込んで借金事案防止、ギャンブル依存症防止など様々な服務指導を、部隊長の指導をうけつつ行うという隊員がいるのであるパワハラ上司以外の服務指導を担当する隊員に情報を入れた場合は、「お前の部隊の○○という隊員から、お前の部隊長のパワハラが酷いと言ってきているぞ。」という様な一報が、入ることになる服務指導を担当する隊員は、あくまでもパワハラ上司の部下であり、『部隊長の指導を受けつつ服務指導を行う』立場だから、パワハラ上司の許可なしで、何一つアクションを起こすことはできない。そして、その一報をほったらかしにしておくわけにはいかないので、服務指導を担当する隊員は、パワハラ上司に「実は…」と、その一報を報告するしかなくなり、パワハラ上司の耳に入るワケだパワハラ上司の耳に直接、入れた場合は、こんなやり取りになる。「お前の○○という部下から、お前の指導がパワハラで酷いと言っているぞ。」というような、パワハラ上司に対して情報の入れ方になる。このブログ記事で、過去にアップしているように、数年前に陸海空自衛隊では特別監査を実施して、パワハラやセクハラに関して、異例とも言える懲戒処分を行っている。だから、部隊長になる様な立場の者は、パワハラやセクハラで騒動を起こすと、誰に言われなくたっても、下記の様なことを言われていると同じ事だと想像することは容易い。「このままだと、このご時世だから、お前は指揮官不適と人事評価でレッテルを貼られて、二度と部隊長になることは無くなるがそれでいいんだな」「お前がパワハラで処分されるに至ったら、【自衛隊の昇任管理は期別管理】だから、お前の同期の中で最後尾になって、今後の昇任は一番最後になる。どんどん他の同期に昇任が抜かされていくが、いいんだな」そりゃぁ~、このパワハラ上司が、公益通報者保護法という法令を遵守されずに「自分の事をパワハラだと言っている下の者がいる」という情報を耳にしたら、『俺の部下の野郎が、自分に対するテロ行為をやりやがったっ』と、パワハラ行為をする人格・資質の人間なら、カっとなり怒り狂ったワケだ。報道にある様に、斎藤元彦氏がやったことと同じく、相談窓口に通報した50歳代男性隊員の首根っこを捕まえて『反逆行為だ』と、パワハラ行為を重ねた、ということは、このパワハラ上司の人格・資質ならば、そのような行動を取っても何も不思議ではないと読者の方も思うのではないだろうか自衛隊内には、主に自殺防止を目的として相談窓口というものがある。この報道の様に、『部内用』と『部外用』と二つがある。『部内用』とは、担当者は、自衛隊内のカウンセラー教育、メンタルヘルスマネジメント教育を修了している自衛官、一部は部外の有識者を嘱託採用して担当させている駐屯地もある。『部内用』に相談する利点は、部外者には分かりにくい部隊の上下関係の構造や階級の構造など、相談内容に自衛隊の用語を使っても、相談受け担当者に分かってもらいやすいということがあげられる。しかし、相談受け担当者が受けた教育のカウンセラー教育、メンタルヘルスマネジメント教育は、目的は主に自殺防止に重きを置いている。例えば、ある部隊で、自殺者が出ると、その所属隊員は士気が下がる。つまり、仕事をやる意欲が激減する。重い空気が部隊内に占める。パワハラやセクハラが原因として疑われる場合は、上級部隊司令部等からの特別監査を受けることになる。そうなると、所属隊員にアンケート調査を取ったり、個別に面接をすることによって、状況や証拠を取るという日々が続く。それだけでも、その部隊の隊員は疲弊する。自殺者の原因によっては、部隊長が懲戒処分され、その内容の程度によっては、上級部隊司令部等の広報部署から報道機関に情報提供しなければならない規則になっており、新聞やテレビの報道番組で流れることになる。そして更に、その部隊の隊員や家族は、冷たい目で見られたり、自衛隊官舎に住んでいる場合は、奥さん同士の井戸端会議でひそひそ話の話題になったり、ストレスMAXとなる追い打ちをかけて、その部隊の隊員は疲弊する。自衛隊を退職したいと考え始める…以上のことから、負のスパイラルに陥り、良いことは全くないしたがって、『部内用』の相談受け担当者は、パワハラやセクハラの相談をしてきた者が自殺に結びつかない様に、自衛隊という組織として早期に対策の手を打つ必要があるのである。だから、相談した内容は、『部内用』相談窓口の担当者から、上級部隊司令部等の服務指導担当の部署に流れる。上級部隊司令部等は、上級部隊司令部の指揮官が「お前、部下をパワハラ指導してんじゃねぇよ」と、そのパワハラ上司を服務指導するという形で、パワハラ上司の耳に入る、ということになるのである。兵庫県庁内で犯人捜しをしたのと同じで、自衛隊内で何とかしようとすることになるワケだ。『部外用』とは、その名称の文字の通り、担当者が自衛隊関係者ではない、全くの民間人だということ。そのため、部外者には分かりにくい自衛隊内の様子を話しても、なかなか相談受け担当者に分かってもらうのが難しく感じたり、時間がかかったりしてしまうのである。しかし、この『部外用』であるから、他の省庁からの相談も受けている組織なので、相談者が相談した内容は公益通報者保護法という法令を遵守するので(当たり前のことだが)、相談内容の情報が外部に漏れることは、まずない。私が、現職自衛官であった頃から、「『部内用』相談窓口は、情報が筒抜けだから電話したり相談したりするのはやめておけ」と、言われていた。私が現職自衛官だった頃とは、もう数年前のことだが、何も変わっていない。そりゃ~、そうだ自衛隊内の人が変わっていないのだから、その人の意識が変わらない。『組織は人である。』人が変わらなければ、組織が変わるハズが無い現在の自衛隊内の人を全て解雇し、新しい人材だけで再編成すれば、人を変えることができる。勿論、そんなことは不可能であるから、同じことを何度も何度も繰り返していく。『自衛官がパワハラやセクハラ上司に悩まされて、メンタルダウンしそうになったら躊躇なく、退職すべき』と思う。パワハラやセクハラ指導を受けている渦中では、精神がマヒしていて「まだ、大丈夫…」とか「もうちょっと頑張ってみようかな…」と自分は平気だと無理にプラス思考になろうとする。自衛隊がこの世で最も優れた職場ではない。自衛隊員としての緊張感など無くして、もっと肩の力を抜いて仕事をしていける世界がたくさんあるからだ。『メンタルダウンしそうなほど追い詰められている自衛官へ【心が折れる前に逃げよう!】』現職自衛官の方の中に、朝早く出勤して夜遅くまで仕事して帰宅するのは日付が変わる頃というブラックな仕事関係、パワハラ上司、セクハラ上司や同僚にストレスを抱えている隊員はいないだろうか?この世で最もブラックな組織である自衛隊を退職を辞めちゃうのが一番良いが、どうしてもまだ自衛隊にしがみついてなければならない人には、一読の価値ある一冊だこの本に書いてあることを少しでも意識すれば、明日の朝に出勤したくない気持ちの自分の背中を押してくれるかもしれない。あるいは、キッパリ自衛隊に見切りを付けて新しい自分になろうと決心できるかもしれない。元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。数多くある自衛隊関連ブログの中からご覧頂き、ありがとうございます。ランキングに参加しておりますのでご覧の際には、是非ポチっていただきまして応援をお願い致します。ブログ更新の励みになっております。にほんブログ村