身体にいいこと、心にいいこと

よく、昔から日本では背筋をのばしなさい！！
って、親にしかられたものです。

お稽古ごとは、すべて、まずここからはじまります。

「背筋をのばして～～～！！」

なにげに聞いていたこの一言が最近また、なあるほど～～～～！！

と私の中では新たな感動を呼んでおります。

ボディーワーク＝アレクサンダーテクニックでは、これを背骨が伸びる感覚といいます。
下と上の両方向にのびる（伸ばすのではなく）と表現します。

伸ばそうと意識をすると、その時点で余分に不自然な力が加わってしまうからです。

よっちゃん先生に教えていただいた方法では、
胸（胸郭）をひきあげるという感覚で、背筋を伸ばします。
こうすると、背筋を伸ばすことを意識せずに自然とのびたかたちになります。

患者さんに、この立ち方を教えたところ、昔、居合いを習ったときの感覚に似ていると言ってました。

大切なのは、力が入らず、かつ背筋が伸びて、重力にたいして、一番楽なバランスで、立つということです。

立つだけではなく、座っているときも同じです。

背筋が伸びている＝背骨がきれいに無理なく重なっている。

それは、脊椎から出ている、運動神経や自律神経の流れを妨げず、

呼吸が楽で、体のすみずみや頭に酸素がちゃんと届いて、
胃腸も圧迫されず、

どの方向にも動きやすく、
ニュートラルなので、急な動きにも対応できる

いわば、ベストポジション！！！！！

美しく、機能的、健康的。

どうですか？

「背筋をのばす」

小さいころに言われたこと、ちゃんと、聞いていればよかったのに～～～～～！！！