三日坊子のフランス日記

昨日の二度目の日記にも書いたけれど、今日は坊主の幼稚園でカーニバル祭があった。

坊主は昨日の晩は脱ぐのも嫌がるほど喜んできていた海賊なりきり服も、今朝になると一転、着たがらない。
泣いて暴れて抵抗。単に幼稚園に行きたくないだけか、それともそんな格好をして幼稚園へ行くのが変な気分だったのか。
そこを坊夫と二人して、なだめてすかして飴で釣り、なんとか海賊服を着せること成功。
その時点で半ベソ、坊主。

でも幼稚園に着いたら、たまたま出勤中の坊主の担任の先生に
「まぁ坊主、とっても格好いいわよ。」
と褒められたことに気をよくしたのか、朝の保育クラスへ駆け出した。
着いてみると、そこにはかわいい仮装が一杯！！
やっぱり女の子はドレスを着た小さなお姫様が一番多かったけど、他にもママの力作と思われる花になってる子や、蜂とか蝶々になってる子やらいて、とても可愛かった。
男の子はスパイダーマンやバットマン、あとカウボーイとか中世時代の兵士とか、これまたかわいい。

これが今朝の坊主と幼稚園の様子。

ところで、坊主の衣装に付随してきた刀とか手につける鉤とかの小物、どうやらそこがみんなの興味を引いたらしく、坊主が保育クラスに着いた途端男の子たちがわらわらと坊主の周りに集まってきて、

「坊主、この刀貸して。」
「坊主、この鉤貸して。」

とかお願いされていた。
もちろん幼稚園に着いたばかりの坊主が自分の大事な小物を貸すはずもない。
私も坊主には「もうちょっとしたら皆に貸してあげな。」と、他の子達へは「もうちょっとあとなら坊主も貸すと思うよ。待ってなさい。」と言ったけど、小さな子供たちにそんなことは通じない。
で、当然の結果だけど、朝の時点で早くも奪い合いが始まっていた。
私はその辺で会社に遅れそうだったので、幼稚園を後にしたけど、坊主は泣かされたりしなかったかな。

それでも幼稚園から帰ってきた坊主は本当に嬉しそうで、今日一日楽しかったと言っていた。

坊主の言語能力ではフランス語日本語に関わらず、まだ何をしたとかちゃんと説明できないのが、残念。