三日坊子のフランス日記

今週から産休に入るまで、いつもの仕事時間より３０分だけ早く帰ってよいと言われた。
フランスの法律で定められた妊婦を守るための一制度らしいけど、こんな元気な妊婦でもちゃっかり適応。別に時間が短くなったからといって、給料が減るわけでもなく、ありがたや～。

主婦にとっては夕方３０分って結構貴重。
特に私のような怠け主婦は、朝から夕飯の下ごしらえなんてなんにもしてないので(だいたい夕飯のメニューは夕方家に着いて考えるという横着っぷり)、夕方はほんとに忙しい。
坊主を迎えに行って、家に戻って、適当に料理して、坊主を風呂に入れ、急いでご飯を食べ、坊主を急いで寝かせる。。。ってなかんじで日々怒涛のように過ぎていく。
なんでついつい夕飯を作る時間は静かにしてもらうために坊主にテレビを見せがちなんだけど、今日は坊主と一緒にとっても我慢強く料理を作ったりできたくらい。
今日は一緒に肉じゃがを作ったんだけど、玉ねぎ・じゃがいも・ニンジンの皮むき、肉を切る作業、灰汁取り、味付け、トータルなお邪魔虫お手伝いにも関わらず、一度も怒らなかったわたしってば偉い。
あっ違う？一度も私を怒らせなかった３０分の時短って偉い。
まっ、いくらステキな時短とはいえ、毎日坊主とお料理はさすがに疲れるので、時々を目標に。

そうそう、坊主のお料理ってまだかなりどちらかというとお邪魔虫なんだけど、それでも半年くらい前に比べたら断然良くなった。
今は皮むき器を使って、割と上手にジャガイモとニンジンの皮をむけるようになったし、木へらで材料を混ぜたりするのも上手になってきた。
週末は坊主とチーズケーキを作ったのだけど、坊主に（電動）泡だて器でボールの中のものを混ぜさせてる間に、冷蔵庫の中にある卵を私が取りに行ったりとかほんのちょっとの間なら任せられるようになってきた。まぁちょっと目を離すと泡だて器がボールの上で回っていて、そこらじゅうケーキのタネを撒き散らしたりすることもあるんだけど。。。
今まではケーキを作っている途中で飽きてテレビに戻ったりしてたんだけど、こないだははじめてオーブンに入れる最終段階までちゃんと傍に手伝っていた。
こういうことを、今、一緒にやっといたら、中学生くらいになった時
「ママ、今日の夕飯はボクが作るよ。」
とか言ってくれるんじゃないかと下心満々で頑張っている時短の坊子でした。
でも料理の苦手な私がいくら調教しても、果たして料理上手な息子に育つのか、そこが一番の心配点だわ。