ようやく夏らしい天気になってきたここ南仏トゥールーズ。
一昨日までせいぜい20度前後が最高気温だったのに、昨日から30度を越えてきた。
最近ちょっと落ち込み気味ではあるけれど、天気がいいって気持ちがいい。
さて、今朝のこと。
朝は割と早起きな私だけれど、化粧に始まり、自分用のお昼と朝ごはんの支度・子供達の身支度なんかをしていると6時に起きても出かける前はいつも大慌て。
今朝は特に坊夫が早くに仕事に出かけたので、子供たちの身支度をするのも、子供たちを別々の預け先へ送るのも私。
なので、いつも以上に坊主を急かして車に乗せようとすると突然、
「ママ、ボクお腹が痛い。」
と言い出した。
別に病気ではない、坊主の表情でお腹がどのくらい痛いのかくらいは想像がつく。
そう、う○ちがしたくなってしまったのだ。
私は時計をみた、今出発しないと道路事情によっては遅刻するかもというギリギリのライン。
「お願い坊主、幼稚園にすぐ送っていくから、幼稚園でう○ちしてよ。」
とお願いしてみた。
「ダメ~、おうちでしたいの。」
「坊主がう○ちをするの待ってたら、ママ遅刻しちゃう。。。お願い、幼稚園でして、ねっ?」
「絶対ダメェ、おうちでするの」
坊主はもうほとんど泣きそうである。
やっぱりかわいそうだから、早くトイレにいくように言った。
しばらくすると、坊主がすっきりした顔で車に戻ってきた。
急いで車に乗せて、プチ坊主をヌヌの家に送るまでの間に聞いてみた。
「どうして幼稚園ではう○ちするのイヤなの?」
「だって、幼稚園の〔座るタイプの〕トイレは女の子のなんだもん。」
「でも坊主だって使っていいんだよ、そのトイレ。女の子のだけじゃないんだから。」
「イヤだよ、だって恥ずかしいもん。」
そういや、坊主の幼稚園のトイレって男女別れているわけでもなく、一つ一つが個室でもなく、大きい部屋に一杯子供用の小さいトイレが横並びに並んでいるのだ。一人がう○ちをしているとトイレに居る皆にそれが知れてしまう。確かに恥ずかしいかも。
でも坊主も大きくなったなぁと改めて思う。
体は大きいけどまだまだ甘えん坊な4歳の坊主には、赤ちゃんの延長のような気持ちで接していたけれど、人前でう○ちをしたら恥ずかしいと思ってそれを言葉にできるようになるまで成長してるんだ。
そして恥ずかしい思いをしなくて済むように、自分をコントロールしている。
オムツを人前で替えてもなんにも思わない〔ように見える〕プチ坊主とは雲泥の差。
出発前のう○ちのおかげで、会社には遅刻するかもと思ってドキドキしないといけなかったけど〔結局ちょっと車を飛ばして五分前には到着〕、坊主の心の成長ぶりを感じることができてなんか良かった。